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おばさんvs群れるもの


 遥か昔、ある神様が用を足しにお寄りになったという言い伝えのある御手洗河原が、町名の由来となった御手洗河原町。

 まあ何とも下ネタな由来ではあるが、その由来は実はあまりよく知られていないのだ。やはり下ネタ由来だからだろうか。

 古くから居住している町民にも、最近開発された新興住宅地に居を構えた新しい町民にも、もちろん浸透率は悪い。下ネタ由来なんぞ、知ってしまったら「見なかった、見なかった」と

 これが下ネタ由来などではなく、普通の由来ならば――普通とは何か考えさせられる――町名の由来というものは普通なら知られているだろう。

 しかし悲しいことに、町名の由来よりもよく新旧の町名に知り渡り、暗黙の了解さえ作られ浸透している存在があった。

 まあ、町名の由来の浸透率を考えれたならば、だいたい他のものは有名になるかもしれない。

 農業と近年開発されたちょっとした工業団地しかない山間の小さな町では、あまり有名になる話題もないため、より彼女は知られたのかもしれないけれども。

 それでも、彼女は有名すぎた。

 そう、彼女だ。

 『町民危うきに近寄らず』と町民に呼ばれ畏怖を抱かれている彼女だ。

 町内で一番、いや県内で一番、いや日本国内で一番、いいや世界で一番、いいや地球内で一番かもしれない特徴を持つ問題町民、それが彼女――近所のおばさんだ。

 町名の由来よりも名を馳せ、他に名を馳せる話題もないために、オンリーワンでナンバーワンの彼女。畏怖を抱かれている彼女。

 しかし、まだ彼女を知らない町民もまだまだ存在している。町は、世界は広いのだ。

 前回は、そんな最強で最恐な彼女が周囲を震え上がらせ『ルールを守らない若き主婦戦士にトラウマを与えつつルールを説き、説教をたれた』ある日の様子をお送りした。

 彼女はまた、常識の権化でもある。常識、世の中のルールを把握し、理解し、かつ説くことができる存在が彼女だ。

 正しいことを間違っている人に、間違っていることを正してもらうまでしつこく粘ってしまうことに問題はあれども、ところ構わず相手も問わず、誰であろうと皆平等に説き伏せる――たとえうざがられても、これが彼女のモットーだ。

 彼女はまわりに疎まれても、うざがられても、ルールに、モットーに従って動き生きていくだろう、これからも。

 そのモットーは、人間だけに適用されるわけではない。今回はその最たる場面をお送りしよう。




 シチュエーション其二一//町内パトロール、調教師、影の支配者

 ○月▽日金曜日午後三時少し過ぎた頃、場所は駅前広場//注意! 下げすぎやりすぎは禁物です! 集まりすぎも禁物です!!




 御手洗河原町には、一応旧国鉄の駅がひとつ、存在していた。ただし単線で本数も少なく年々ゆるやかな減少傾向にあり、平日土日祝日問わず、朝夕晩以外は町民の利用客ではなく猿の利用客(ホームで昼寝、改札前で群れて毛繕い、駅舎で集団雨宿り)の方が多かった。

 ○月▽日の金曜日、午後三時過ぎの駅前ももちろん連綿と続く過去の例に漏れずに、猿の群れに占拠されていた。

 駅前広場にある、町内を走る町営バスの停留所のベンチに横たわり、腹をぼりぼりかきながら酔っ払いのサラリーマンのように眠る猿、広くはない猫の額程度の駅前広場には右を見ても猿、左を見ても猿、前を見ても猿、上を見ても屋根に猿、振り向いても猿、猿、猿――見事なまでに一面花畑ならぬ猿畑であった。

 いま、御手洗河原町で唯一の駅は、晴天の下で猿による猿のための猿天国と化していたのだ。

 御手洗河原町に猿、は猿にバナナ、猫にマタタビ、犬にジャーキー、ヘビーな喫煙家に煙草というくらいに当たり前すぎてもはや風物詩だ。日常茶飯事だ。駅前に猿がいる、それも当たり前。しかし本日は数がいつもの三倍近い――異常なのだ。

 そんな猿で埋め尽くされた駅前を、電柱の影から見つめる人物がひとり。もちろん我らが「近所のおばさん」こと彼女である。

 猿の異常発生、だから、彼女がここにいる。


「長閑ですが、何とかならないのでしょうか。あと一時間と十五分と四十九秒が経過したら、高校生たちの帰宅ラッシュが開始されます。それまでに、お猿さんたちはお山に帰りますと思いますか。ねえ、モーツァルト」


 本日も彼女は、ひっつめた髪に分厚い眼鏡、顔の半分を覆い隠す白いマスク、割烹着(本日は以前の小花柄とは違い、水玉模様)といったお決まりの出で立ちである。

 なお、物陰から「家政○は見た!」のごとき登場の仕方も実にいつも通りであった。彼女は期待を裏切らないのだ。

 そんな彼女、本日は以前とは違い御供がいた。

 彼女の愚痴に、尻尾を激しく揺らすことで同意を示す――黒毛の柴犬だった。


「いいえ、思いませんよねモーツァルト」


 彼女の問いかけに、黒毛の柴犬・モーツァルトは尾をちぎれんばかりに振った。それはまるで扇風機(設定風速・強)のようだった。


「町民の安全をより守るために、町民の生活の暮らしやすさのために、速やかにお猿さんたちにはご退場いただかないといけません。だからモーツァルト。手抜きはいけませんからね。以前のように、最後で手を抜いてごらんなさい。飼い主の私が少しばかり力を出さないといけなくなるんですよ。飼い主に守られる見習いモンキードッグがいてどうするんですか、いいですか――」


 滔々と流れる飼い主の文句に、モーツァルトの高速回転の尾振りが一時停止し、徐々に項垂れていく。心なしか耳も垂れているようだ。今のモーツァルトを絵にしたならば、きっと頭上に暗雲が立ち込めていることだろう。


「まあ、とにかくですね。今回は私の出番は無しでお願いしますよ、モーツァルト」


 いじけムードむんむんのモーツァルトにトドメ(鞭)が投下された。実に容赦のない飼い主である。逆にそれが彼女らしいといえば彼女らしいけれども。


「でないと夜のごはん(=ドッグフード)は抜きです」


 モーツァルトは雷を打たれたかのようにびしっと固まった。モーツァルトのいじけムードがさらに濃くなった。


「モーツァルト」


 ぽん、とモーツァルトの頭に手が置かれ、モーツァルトの毛を優しくモフり始めた。

 そして、飼い主により飴が投下された。


「でも、町内でモンキードッグは見習いとはいえあなただけです。期待していますからね、モーツァルト」


 モーツァルトの耳と尻尾がぴんと立った。モーツァルトは単純なのである。彼女は飼い主として、飴と鞭の使い所をきっちり見極めて活用しているのであった。


「成功した暁には、夜のごはん、二倍にしてあげます」


 ――モーツァルトのやる気メーターの針はマックスに振り切った。このように単純でないと彼女の愛犬はつとまらないのである。




 御手洗河原町に猿は、猫にマタタビ並みの当たり前。けれど猿といえど、生活に影響のない程度ならいいのだが、それがそうなかなか上手くはいかない。

 何にでも限度というものは存在するが、猿が当たり前の風景から日常に影響を及ぼすレベルに進化しても、町側は対猿の手段がすぐにはとれなかった。追い付かなかったのだ、猿の増えるスピードに。

 間に合わない対抗策、増える猿。御手洗河原町は、ピンチに陥った。町は右往左往し続けた。そしてその間にも猿は増え続けていく。

 そこで真っ先に立ち上がったのが「近所のおばさん」だった。立ち上がったのは警察でもなく、地域のパトロールでもなく、農家や趣味で結成された猟友会でもなかった。「近所のおばさん」だった。

 彼女の愛犬、黒毛の柴犬のモーツァルトはモンキードッグ(見習い)であった。モンキードッグといっても自称だ。ならざるを得なかったのだ、彼女の愛犬として。

 「近所のおばさん」の愛犬という立場は、強さを、頑丈さを、素直さを、単純さを、器用さを、お馬鹿さを、機転の良さを求められるのだから。何しろ、彼女の「相棒」なのだから――


「さあ、あと」


 彼女は腕時計で現在時間を確認した。

 時刻は三時二十分を過ぎ、三時半まであと少し。日はまだ大きくは傾いてはいないが、夕刻という帰宅ラッシュの時間帯には刻々と近づきつつある。


「一時間と九秒が経過したら、高校生たちの帰宅ラッシュが開始されますからね。それまでに、とっととお猿さんたちには帰っていただきましょう。さあ、いってらっしゃいモーツァルト」


 モーツァルトのリードが外され、黒毛の柴犬が猿軍団に向かって――走ることなくとてとて歩いていく。あまりにも自然体で、気配を全く感じさせずに、足音を響かせずにとてとてと歩を進めるその様は、どこか泰然としていた。

 そして、猿軍団まであと(犬的歩幅で)数十歩というところで、モーツァルトはお座りをした。ここが猿に溢れる駅前でなければ、まるで「お手を今からします」的な動作であった。


「わふん」


 こほん、というような感じでモーツァルトは口を開き、空へ向かって喉を仰け反らせ、もふもふな毛並みをあらわにした。

 そしてモーツァルトはひと吠え。


「わふぉーーーん」


 ぉーーん、ぉーーん、と青空にモーツァルトの声がこだましていく。


「きっ、ききっ」


 ベンチに寝そべっていた猿が飛び起き、モーツァルトを見た。それを皮切りに、駅前にいる猿のすべてがモーツァルトに視線をロックオン。

 猿たちのその反応を無視し、モーツァルトはもう一度わふぉーーーんと空に向かって吠え、こだまを発生させた。

 すると、だ。


「きゃおーーん」

「わおーーん」

「にゃおーん」

「がおーー」

「ぶひーー」

「ひひーん」

「もぉー」


 町のあちこちから、動物たちの鳴き声があがり始めた。明らかに犬以外の鳴き声も入り交じっている。

 猿たちは、ビクッと体を震わせ視線をさ迷わせ始めた。探しているのだ、あの動物たちの鳴き声の出所を探し、近くにいるかいないか――はったりかを、見極めようとしているのだ。

 つまり、モーツァルトの鳴き声は効果がなかった。モーツァルトはしゅんとなり、飼い主たる彼女がやれやれと溜め息を吐いた。

 彼女は猿たちを見た。猿はまだ、彼女に見られていると気づいていない。

 しかし、猿たちに悟らせないのが彼女流だ。

 ぱんぱん! と乾いた音が駅前広場に響き渡り、ざわめき始めていた猿たちの視線が一気に音の発信源に集まった。

 音の発信源は、彼女であった。

 猿たちの注目を一身に集める彼女は、リズミカルにぱんぱんと柏手をうちながら、猿たちを見回していく。


「お猿さんたち、とっととお山へお帰り願えませんか。ここは電車の乗降客を始め、駅に用事がある人たちのための広場です。決してお猿さんたちの憩いの場ではありません。ですので速やかにさっさとお帰りください」


 一歩、彼女が猿たちに歩み寄る。

 一歩、猿たちが同時に後ずさる。


「さあ、さあ」


 一歩、近づく。一歩、後ずさる。


「さあ、さあさあ」


 一歩、近づく。やはり一歩、後ずさる。


「さあ、さあさあ、さあさあさあ、お猿さん!」


 一歩、二歩三歩と近づく。一歩、二歩三歩以上に後ずさる。

 猿たちを追い詰めていく飼い主を見て、モーツァルトの牙が光った。

 そして、モーツァルトの口が大きく開き――再びモーツァルトの吠え声が空へ放たれた。


「がおおーん!!」


 先ほどと同じようにモーツァルトの鳴き声がこだまする。すると、やはり。



「ぎゃおーーん!」

「がおぉーーん!」

「にゃぎゃーん!」

「がおーーす!」

「ぶっぶひぎぃーー!」

「びひぃーんン!」

「ぐぅもぉーお!」


 再び動物町のあちこちから、動物たちの鳴き声があがり始めた。なんだかとってもお怒りモードである。

 猿たちは、一瞬ビシッと体が固まり、一目散に我先にと、蜘蛛の子を散らすように逃げて行き始めた。


「ふう、最初からさっさとお帰りいただいてたら良かったんです!」


 そのあと、きゃいんきゃいんとモーツァルトの悲鳴が空に放たれ、町のあちこちから同じようにいろんな動物たちの悲鳴があがったとか、なかったとか。




 駅前広場を占拠していた猿軍団が、彼女とモーツァルトに敗北し、散り散りにお山へ逃げ帰った後。

 傾き始めたお天道様が山々の間へ隠れ始めた頃、朱色の光に染まった駅に、電車(各駅停車)が止まった。

 電車から降りてくるのは本日分の勉強と部活などを終え、帰路に着いた「お疲れモード」の学生たち。

 けれども、なかには「まだまだ遊びたりないよー」的なやんちゃな雰囲気の学生もいたりする。

 猿軍団を撃退(?)した彼女は、猿軍団遭遇前と同じように、物陰から駅前広場を見守っていた。

 モラルを乱す不逞の輩はいないか、と目を光らせているのだ。セクハラや痴漢を発生させないためにも、不審人物をいち早く見つけて犯罪を未然に防ぐためにも。……物陰に隠れる彼女じたい、端から見たら不審人物丸出しではあるが。

 そんな通報されかねない見守りスタイルの彼女の耳に、ある不審な会話が届いた。彼女は耳をよりダンボにし、会話を聞き漏らさないよう集中し始めた。


「これからどこいくー?」

「小学校に侵入して落書き?」

「あはははははは」

「タバコ屋のばあさん驚かす?」


 会話は、物陰に隠れる彼女から見て斜め右前方にたむろする、男子学生十名前後と女子学生数名からなる団体であった。彼ら彼女らは、これからいたずらをするらしい。理由は、暇だから、らしい。

 彼女はすぐに動いた。

 抜き足差し足忍び足、彼女はすーっと音もなく学生たちの背後に陣取った。もちろん、モーツァルトも抜き足差し足忍び足で彼女についていっている。犬とはいえど、抜き足差し足忍び足ができなければ彼女の相棒は名乗れないし、彼女の横にいることは許されないのである。


「もし」


 彼女は学生たちに声をかけた。しかし誰も気付かない。


「もしぃ……」


 彼女はもう一声かけた。


「わふぅ……」


 モーツァルトもひと鳴きした。

 その様子はまるで、ホ○ー映画のワンシーンさながらであった。

 そして気の毒なことに、そんなワンシーンを目撃した学生が一名いた。一名、である。たまたま気づいただけのようであり、しかもその学生だけであった。


「ぎゃあああああ!」


 学生は奇声をあげながら彼女を指差し、「町伝説(いわゆる都市伝説的な)のー!」と叫んでから泡を吹きながら昏倒した。


「失礼ですね、最近の若者は」


 いきなり仲間が奇声をあげて昏倒したため、学生たちは一斉に彼女を視認した。昏倒した仲間が指差した方を見る心理は、学生たち皆にあったのだ。

 そして学生たちは後悔する。


「あら、そこのあなた」


 学生たちの視線の先には、普通に学生たちの中に入り込んでいる彼女がいた。今もひとりの男子学生のシャツをつまみ、引っ張っている。引っ張られている学生は、いまにも意識を失いそうに青ざめていた。

 彼は、だらしなくシャツを中途半端にズボンからはみ出していたのだ。そのはみ出し方はお洒落というレベルではなく、みっともないレベルであった。


「ブラウスはスラックスに入れないといけませんよ。ああ、今ではシャツにズボンというのですか。とにかくいれないと、お腹を冷やしておトイレのお友達になってしまいますよ。お腹は壊してしまっては学業に影響が出ますよ」


 彼女は周囲に満ちる恐怖にはりつめた空気など意に介さず、淡々と説教を始めていた。


「あら、隣のあなたは髪が長いわ。ここまで長いと、括るか切るかしなさい。そもそも、男性は短い方がさっぱりして男前に見えるんですよ。長髪の殿方もいいですが、学生の間は短い方が清潔感もあっていいですし、多分あなたは短い方が似合います」


 シャツをズボンに入れろといわれた学生が卒倒した隣で、肩まで髪をのばした男性学生が、彼女に髪をメジャーではかられて涙目だった。


「あら、そちらの方は」


 髪をメジャーではかられた男子学生が泣き出した後ろで、彼女は今度は女子学生に滔々と説いていた。ただし、耳もとでぼそぼそと、周囲に聞こえないように。


「スカートの時はがに股に、肩幅以上でどしどし歩いていたでしょう、あなた。もう少し歩幅を狭めないと、スカートの中が丸見えですよ。淑やかに歩いたら中は見えないわ」


 その後、彼女は説教を各自一人一人にして、愛犬とともにいつのまにかいなくなっていた、という。

 彼女は、学生たちには町伝説扱いにされ、恐れられていたのであった。





 もちろん、彼女は最後に――


「暇潰しでいたずらなどしてはいけません。とても迷惑です」


 と、いたずら行為(未遂)に対してもきちんと説教を忘れなかった。




 こうして、彼女はその日も伝説をひとつふたつ作り上げたのであった。





未だ考え中さまの短編のストーリー紹介にもありました、


「女はもっとしとやかに歩け」と文句をつける、犬や猫にまで文句を言う、を歩いている通行人に片っ端から「シャツをズボンに入れろ」「男は髪を短くしろ」「女はもっとしとやかに歩け」と文句をつける、犬や猫にまで文句を言う


のくだりをもとに、ずり流に調理して書き上げました。実際のモンキードッグはああではありませんし、モーツァルトはあのあとやはりご飯を減らされました(結局飼い主が撃退したので)



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