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王都を駆ける双璧、リンドバーグ兄妹の輝き

王都の貴族院では、リンドバーグ家の兄妹が、それぞれの分野で目覚ましい活躍を見せていた。レオとセレスティ。かつては、才能の差を歴然と見せつけられ、ぎくしゃくしていた兄妹の関係は、貴族院でのそれぞれの成功を通じて、新たな形へと変わりつつあった。


レオ・リンドバーグは、貴族院に入学して以来、その類まれなる剣術の腕と、強力な攻撃魔法の才能で、学年の中でもトップクラスの評価を得ていた。模擬戦では常に上位に位置し、その堂々たる戦いぶりは、多くの学友や上級生を魅了していた。


「レオの剣術は、本当に見事だ!あの速さと正確さ、並大抵の努力では身につかないだろう」


「攻撃魔法の威力も桁違いだ。将来は、騎士団の要となるに違いない!」


周囲からの称賛の声は、レオの自信をさらに高め、彼を更なる高みへと駆り立てた。彼は、リンドバーグ家の後継者としての自覚と、兄としての誇りを胸に、日々の訓練と勉学に励んでいた。セドリック・ヴァーノンとのライバル関係も、レオの成長を促す大きな要因となっていた。


一方、セレスティ・リンドバーグもまた、入学早々に首席の座を獲得して以来、その地位を揺るぎないものにしていた。彼女の癒しの魔法は、実技演習のたびに周囲を驚かせ、理論的考察においても、その深い洞察力で教授陣を唸らせていた。


「セレスティ様の癒しの魔法は、まさに芸術の域だわ!あんなに穏やかで、確実な回復魔法は見たことがない!」


「彼女の論文は、常に新しい視点と、緻密な論理で構築されている。今後の魔法理論の発展に貢献する逸材だ」


セレスティは、その優しい人柄も相まって、学内での人気も高かった。母エリザベスのお茶会友達の娘たちであるエレノア、ベアトリス、キャサリンは、セレスティを慕い、常に彼女の周りには穏やかな輪ができていた。ルシア・ヴァーノンもまた、セレスティの学術的な才能を高く評価し、しばしば議論を交わしていた。


レオとセレスティ、それぞれが異なる分野で輝かしい功績を上げ、リンドバーグ家の名声は、王都の貴族社会において、かつてないほど高まっていた。兄妹が、互いの存在を認め合い、尊重し合うようになったことも、リンドバーグ家にとっては大きな喜びだった。


兄妹の活躍は、もちろん王都に滞在している祖父母、バルドリックとセレーネの耳にも届いていた。


「レオもセレスティも、貴族院でよくやっているようだね。リンドバーグ家も安泰だ」


バルドリックは、満足げに呟いた。セレーネも、孫たちの成長を心から喜び、誇りに思っていた。

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