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2人です

え?今何とおっしゃいましたか


抱きしめなさいと言ったのよ。乙女をこんなに泣かせてただで済むと思ってるわけ?




わかりましたよお嬢様




男は女を抱きしめるそうまるで天使のように




女の方はというと‥




あぁ~(ヘヴン状態)




ところでこれで消失事件がなくなってな。これでまた世界が平和になった。




ん?何の話ですか?




え?焼失事件の犯人はあやつじゃないぞ。あやつはただ渋谷で無差別に人を食っていただけの存在じゃ




あれ〜てことは他にもオカルト的存在がいるってこと〜こいつらみたいに


あ、そうだ




お前らのことそろそろ名前で呼ばないとなでもどっちがどっちかは見当つくけど。




白髮で高潔そうな方が小雪だ。名前は俺が名付けた。こいつは俺にしか懐かなかったから妹は嫌いがっていた




この人懐っこい万人受けイケメンはケンシロウ、けどおかしいなケンシロウはメスだったような‥もしかして俺がボーイッシュ好きだと神が知って?




とにかく今日は家に帰って寝よう明日は休みだが夜更かしはだめだハムスターは夜行性だが人間は全員がそうじゃない。静かにしてるんだぞ。


会計を済ます。終始店員から陰口をたたかれていたのはキノウセイダロウ。




帰り道目の前に男が歩いているのが見えた。いや深夜に人が歩いているから認識したのでは無い。


殺気…明らかに殺気を放っている


身長は190cm程だろうか…黒い服でこの夜だの暗さだ辛うじて月は出ている。体型はわからないがスタイリッシュなのは判明できる。




カンカンとリズムよく金属音…だろうか?


歩くリズムで聞こえてくる


それが聞こえる度に、乾いた破裂音が連続し、リズムを刻む。低く唸るような振動が空気に伝わり、鼓膜を圧迫する。近づくほどに音は膨らみ、鋭さを増し、鼓動のように体の奥まで響き渡る。


まるで死という概念その物が、確実にこちらへ向かっているようだった。





一撃離脱 彼の斬撃を見たものは異口同音にそう呼ぶだろう。右手を後ろに引き、足を広げ、左足を前右足を後ろにし右足を前に出した瞬間。いなくなった。目の前から。一瞬のまばたきの間に。


次の瞬間、後ろにいた。後方10mあの体制のままだ。地面には彼が通った軌跡がある。俺はそこに前まで立っていた。まるで獣道にいるお前が邪魔と言わんばかりの軌跡だ。コユさんが優しく素早く抱き寄せなければ…嫌な想像が浮かぶ。最初はかたまりだったものが、細かく刻まれ、原型を失っていく。皮膚が剥がれ、骨の破片が砕け、肉片が粘り気のある音を立てながら攪拌され当たりに飛び散る。




「貴様名乗りあげずに武力干渉とはどこの不届きものだ?」




コユさんはあすなろ抱きをしながら言う体は硬直したように俺を離さない。さっきまでデレデレしていた表情とは裏腹に歯ぎしりを立てながらまるで野生の狼だ(ハムスターだけど)




「そうですよ?私たちは今から2人だけの愛の巣でイチャイチャするんですから〜」




いや助けてくれてありがとうだけどそんなことしないからね!?


…あと当たってる!当たってるから!




「貴様は教祖の障害、障害は…排除する」




教祖?教祖って言ったか今?教祖って言ったら宗教こことだろうけど…どこのだ?まさかどこかの団体が俺を狙ってる?


なぜ僕を狙う


教祖の進む道それ即ち王道それゆえ


貴様を排除しなければならなくなった。許せ




「男さん下がって!」




ケンに後ろに飛ばされたあと。コユさんとケンは手から素早くナイフのようなものを生成し奴と鍔迫り合いが始まる。ケン君の作ったナイフからは鍔迫り合いが起きる度に赤いペイントのような火花がちらつく。




「強いね!君!」




こいつ本当に強い。私たちは霊力で強化されているがこやつからは全く霊力を感じない。なのになんだこのつよさは?本当に人間なのか?


斬撃のパターンを変えてみる


2人で同時に、ダメ


なら0.1秒差の連続攻撃ならどうか、ダメだ。その間に弾かれて次を対応される。




コユさんに危機感が募る。(このまま押し切られる)。




「君たちも生まれて間もないのに初撃を見切ったのは偶然ではなかったか」




まるで長年の修練を積んできた達人のように、一振り一振りに迷いがなく、確かな意志と力強さを宿していた。




「君たちは強い褒めて遣わす」





彼は1人対してこっちは2人(2匹?)だそれで拮抗ということはコユさんかケンシロウどちらかがかけていたら一瞬で勝負は着いていただろう


俺彼らが交わしているだろう剣の姿が認識できない。いや人間という種族ならこの世の誰でも理解できないだろう。カキンカキンと鉄の破片が飛び散る音がする。近くまで来て分かった。奴はただの鉄の棒で戦っている。先程の金属音はやつが歩く度に地面にあたる金属の棒の音だったのだ




コユさんとケンが1メートルほど距離をとる。


コユさんとケンは手を前に突き出した




「「ブレイズ!」」




螺旋状の攻撃が放たれる。男はまるで戦闘機ロールのように避けた。あれ本当に人間がやっていい機動か?もしかしたら男は物理法則を無視する何らかの能力を持っているかもしれない。そう推測していると


その先にあった車が丸焦げになっている前に妹なじみに向けようとしたのはこれか。死ぬぞ丸焦げだぞ




魔法?を撃ち終わるとそして鍔迫り合いが始まる。2人がひっきりなしに腕を動かしていることはわかる。




ケンちょっと耐えておくれ


はい!姉様!


コユさんは俺の後ろに飛んでいく。どうやら住宅街に入ったようだ。




牛音が追撃に行こうとするがケンは止める。




「相手はこの私です!逃がしませんよ!」




「お前よりあいつの方が強いな押し返される力が半分以下になったぞ。」




「何を〜」




ケンは暑くなるそこに




次の瞬間ケンたちがいるところが爆発し2人の影を消す




ケンたちには何が起こっているのかわからなかったが傍観者の俺にはわかる。コユさんはガスの束を投下したのだ。どうやらケンに囮にさせている間家のガスを集めていたようだった。そこに先程の炎魔法??を撃ったようだった。




やったか…?




炎の中から現れる人影あれは…





「もー姉さんひどいじゃないですかー!僕を囮に使うなんてー!」




ケン君だ。プンスカしてるケン君かわいい




「まぁまぁ男の匂いに免じて許しておくれ」




「ちょ。オレを景品みたいに‥ぐふぅ!」




ケンは俺に抱きつき匂いを嗅ぐ。


ケンはイケメンだがさすがにここまで顔が近いと恥ずかしくなるてか


いいのかそれで逆にそれだけでいいのか?


それにしてもあいつはなんだったんじゃろうな


もー無視しないでくださいー!


耳元で大声を出すな!リアルASMRになってるって




「てか教団を敵?的なことを言われてたよな俺。」




「ワシはまだこの世界に来てまもないからの宗教という概念はわかるのじゃが何があるかまでは知らん。 」




「もしかして俺やばい集団から狙われている?」




そんな思考が脳裏によぎる





「っておいあれ」俺は指を指す




見ると炎が消えている。自然消火ではない。やつだ!やつが剣を振りその風で炎をかき消したんだ!


やつの姿は服が焼け爛れていると言うだけで目立った外傷は無い。




「見た目は派手だな。


「少し…戦法を変えるとしよう」




牛音は飛び跳ねる住宅街の電信、塀、屋根を使って俺を中心点にして飛び回る、俺はやはり目が慣れないのか追跡できない。ふと2人の目をやると瞳孔がひっきりなしに動いている、どうやらこのふたりは目で終えているようだ。


その瞬間




「ぐはぁ」




ケン君が血を吐くどうやら攻撃されたようだ。私には全く見えなかった。一撃離脱ってやつか


相手には攻撃でき、自分は攻撃される前に逃げる。最高だ


男はまだ飛び回っている


どうするこのままだとジリ貧だぞ


2人の攻撃は当たらないあっちの攻撃は当たる。


…これ詰んでないか?




まだだよまだ策はある。やつが攻撃してきたのが最後だよ。


すると


ケン君!




鋭い痛みが腹の奥底から広がり、喉の奥から絞り出されるようなうめき声が漏れる。体が反射的にのけぞりる。


痛い確かに痛い。てか私たちって痛覚あったんだ。けど今はそんなことはどうでもいい。


遠のく意識の中でユウトの顔を思い出す。


ユウトがいなくなる方が痛いよ。もうあんな顔させないこれから笑って過ごせるようにって心に誓ったんだ。




ふ、まずは1人…


牛音が剣を抜こうとする。だが抜けない。どういうことだ、




ケンは声を振り絞る




「くく、引っかかった!すばしっこいゴキブリを捕まえるのは大変だったぜー。


生態系ではゴキブリよりハムスターの方が上なんだよ!」




私の能力は血液操作!私の体を犠牲にしてやつの動きを止めたって訳か!


なるほど、だから私の剣は君のからだから動かないのか。


傷口から血が剣を伝って牛音の手に伸びる。牛音の手は完全に剣、そしてケンに一体化した。これでゴキブリは捕まったさぁお姉様とどめを!




ピーポーピーポー




遠くからサイレンが聞こえる色々物音も爆発音もしたしさすがに誰かが警察でも呼んだのか




その音を牛音は聞くと一瞬くわっとした顔になり左手を手刀のようにし右手を切断。そのまま逃亡した。




どこへ行く!


追撃するぞ!


俺は彼女らの興奮を静止させるように肩に手をおす


いやその必要はないんじゃ


ユウトに怪我をさせたんだよ!それにまたいつあいつが襲ってくるかわからない!ここで‥


ケン君の震える拳をコユさんが静止する




「どうやら見逃されたようじゃのユウト面倒ごとは嫌いじゃ早く逃げるぞ」




スタタタ




ユウトー


あれ?誰もいない




まさか警察を呼んだのは幼だったのか幼ナイス!b





家に到着




「ユウトここら一体結界を貼っておいたぞまたあの男専用のバリアにしといたから強固だゾ」




ありがとうコユさん( ˶'ᵕ'˶)۶"ナデナデ




「う〜んユウトにナデナデされると前世を思い出すわ〜」




「ひとつ疑問なんだけど


それでなんで全体にかけたの?


この家だけにバリアを張らないの?」




「この家だけに貼ったら「ここに守りたいものがあります」とバレるやろ」


頭いいな。


だろ〜




「そのバリアであいつの攻撃を防げなかったのか?」




「なんじゃろなこれは繊細だから戦闘中などの意識がぶれる時には使えんのじゃ」




はえ〜




「あいつ殺す、絶対殺す、次会ったら殺す、地の果てまで追いかけて殺す圧殺絞殺刺殺‥」




あのーケン君の精神状態がよろしくないなー。これは前世でケン君にやったら喜んでいたことをやるしかない




( ˶'ᵕ'˶)۶"ナデナデ







( ˶'ᵕ'˶)۶"ナデナデ




( ˘ω˘ )スヤァ…




ふふケン君こうするとすぐ寝ちゃうんだよね。このままベットに連れて行れていこう



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