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前世を思い出しました

15歳の誕生日


「おめでとう。レイ、アリア」

母さんが祝ってくれている。嬉しい


「おめでとう。もう15歳か、ついこの前生まれてきてまだ赤ちゃんだと思ったのにな」

父さんが言う。15年前がこの前って、子供にはわからないなー


「ありがとう。父さん、母さん」

「ありがとう。お父さん、お母さん」

俺とアリアはそう言った。誕生日を15歳まで祝ってくれるとは思わなかったので本当に嬉しい。

その日はケーキを食べたりして楽しかった。


それから1ヶ月くらい経ったある日


「よいしょ、よいしょ」

「よいしょ、よいしょ」

俺とアリアはお手伝いで薪束を運んでいて、重いから二人で一つを運んでいた。


「あ!危ない、お兄ちゃんそこ石落ちてる!」

アリアが教えてくれたがもう遅い。俺は石につまずいてバランスを崩してしまった。

一緒に薪を持っていたアリアもバランスを崩してしまった。


ゴツン


俺とアリアは地面に頭をぶつけてしまった。


頭痛いー、ん?....何か見えてきた。

なんだ、これ。この女の子アイス食べてる。ん?

アイスってなんだ?

待てよ、この子俺の妹、は?なんだこれ、俺の妹はアリア....里菜....は!

全て思い出した。そうだ俺たち転生してこの世界に生まれたんだ。



いてててー。頭ぶつけた〜....ん?なにこれ

学校だ。楽しかったなー。学校ってなんだっけ?

ていうかなにこの記憶。....あ

思い出した。私たち転生したんだった。




「おい里菜」

「お兄ちゃん」

「思い出したな」

「うん」

俺と里菜は、いや、今はアリアか、俺とアリアはお互いにみつめあった。


「薪運んじゃおっか」

「そうだね」

そのあと薪を全て運んでお手伝いを終わらした。


「お母さんちょっと買い物行ってくるねー。1時間くらいで帰ってくるから」

「わかったー。里..アリア、ちょっと俺たちの部屋行こ」

「うん、今はアリアだよー」

「ごめんごめん」

お母さんは買い物に行っててお父さんは仕事でいない。

いろんな話をするのは今がチャンス!アリアも察したようだ。


「よし、話そう」

「うん」

俺もアリアも真面目な顔になった。

「まずこの世界の今わかっていることを整理をするよ。俺たちは貧乏でも裕福でもないちょうどいい家に生まれて今15歳」

「そしてあたしたちは前世の記憶を取り戻した。お母さんの名前はリサ、お父さんの名前はサム、お母さんは前いた世界で言う専業主婦的な人でお父さんは近くの武器屋で働いているね」

「だね。だけど俺たち悟と里菜の頃ゲームとかアニメとか見てたけど転生したのにこんな普通の人でいいのかな?」

確かに....俺たちは普通の家庭に生まれて普通の生活をしている。

「けど何か他の人よりすごいところあると思う」

アリアが言った。確かにこんなんじゃ魔王を倒すことはかなり難しい。

「きっとそろそろわかるよ」

「そうだね」


少し気持ちが落ち着いた。

「アリア、髪の毛赤だし目の色青だよ」

「お兄ちゃんだって濃いめの赤の髪に水色の目だよ」

当たり前だけど前の世界では髪も目も黒色だった。

「そりぁ異世界だからな」

「赤い髪ー、おー地毛が、地毛が赤!憧れだったんだよねー」

アリアすごい嬉しそう。俺も少し地毛が赤色なのは嬉しい。

顔は転生前とあまり変わっていない。


「ただいまー」

!!

お母さんが帰ってきた。

「お帰りお母さん」

「母さんじゃないの?」

「いや....間違えた」

「今日は美味しいお肉よー」

そういえば今まで母さんと父さんって呼んでたっけ。気をつけよ。


夜ご飯を四人で食べているとお母さんが

「そういえばレイ、アリア、15歳になると魔力試験をやると決まっているんだけどそれが1ヶ月後なの」

「え!」

「え!」

俺たちはびっくりした。

「母さん、魔力って?」

「そういえば教えてなかったわね。この世界には魔法が存在していて.....」


お母さんから魔法のことを聞いた。どうやらこの世界には魔法が存在しているらしく、その強さを魔力値と言って普通の人はだいたい平均が100らしい。ゲームで言うMPとは少し違って適正かどうか、簡単に言うと体に馴染みやすいか馴染みにくいかみたいなものでそれが高いほど使える魔法の量が多かったり使える種類が多いらしい。ちなみにうちの親はどちらも60くらいと言っていた。魔力は手の先から出すらしく手の先に集中して体の中にある魔力を流すイメージらしい。


寝る前にアリアとこっそりやってみた。

「なんだろう、この感覚、すごい不思議」

「あたしもなにかが流れる感じがする。ねぇお兄ちゃん、なんがすごい量あると思うんだけど」

「確かに、俺たちまさか、魔力値高いんじゃ?」

その予感が当たることはまだ俺たちは知らなかった。

読んでいただきありがとうございます。

2日に一回と言っていたんですけど今日はたまたま暇だったので書いちゃいました!!

これからも頑張っていくので今後ともよろしくお願いします。

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