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この世界は大変だよ

レイとアリアが生まれて10年が経った。

「レイ、ちょっとおつかい頼んでいい?」

「いいよ!」

別に嫌じゃないから俺はいいよと言った。

「私も行く!」

アリアも答えた。アリアとは最近一緒にお使いに行くことが多い。

「じゃあ二人でいってらっしゃい。野菜とお肉買ってきてほしいわ。お願いね.....無駄遣いはダメよ」

「わかってるよ」

わかってないけどね。

「アリア行こう!」

「うん!」

アリア可愛いなー

「気をつけるんだよ」

「はーい。いってきまーす」

「行ってきます」

大通りに出て店まで行った。

「これとこれください」

「はいよ。まだ小さいのに偉いな」

店の人にそう言われた。まぁもう10歳だし。

「ありがとうございます」

アリアが店の人に笑顔で言っている。

「お、可愛いなー。君たちって双子か?」

「うん。けど一応先に生まれてきたのは俺」

「そうか、顔が似てるな。仲良くするんだぞ!まぁ仲良さそうだけど」

「はいはい、ありがとう」

「ありがとうございます」

「また来いよ」

買い物も終わって帰ろうとした。

「お兄ちゃん!あのクッキー買ってー」

アリアが向かいの店の美味しそうなクッキーを見て行ってきた。

「お母さんには内緒だぞ!」

「ありがとう!美味しいー」

アリアは美味しそうに食べるなー。.....ん?...なんだこの懐かしい感覚は。

確かに最近は一緒にお使いに行ってこうやってお菓子を買って食べている。けど....そうじゃない、もっと、

もっとずっと前に経験したことのある感じで、なんだ?

アリアは食べ終わるとこっちを見て言った。

「なんかこんなこと前にもあった?」

「俺も同じこと思った。あったんじゃないかなぁ。この前もこうして」

俺が喋っているとアリア言った。

「そうじゃなくて、その....もっとずっと前に、なんだろう」

アリアも同じだ。なんなんだろう、これは。

考えながらそのまま家に帰った。

最近こういうことがたまにある。この前の大雨で山の土砂くづれで岩が転がってきた時も...

「アリア、危ない」

岩がアリアのところまで転がってきた。岩は俺たちの身長の3倍はあって下敷きになったら絶対死ぬ。

俺はアリアの腕を引っ張ってギリギリのところで助かった。

その時アリアが

「お兄ちゃん怖かったよー」

と抱きついてきた時も何か経験のしたことがある感じがした。

なんだろう、この感覚....





「相変わらず仲がいいですねーあの二人。性格を何もいじってないからかなー。けど記憶が完全に消えてないなー、人間ってそう言うものなのかねー。5年後にはわかるよー」

レイ(悟)とアリア(里菜)を転生させた神が見ている。

「なんで性格をかえなかったの?」

「わ!びっくりしたー、なんだアリスか」

アリスはレイ(悟)とアリア(里菜)がもともといた世界の担当の神である。

「記憶が戻ったときに違和感がないでしょ」

「まぁ確かに。こんなめんどくさい世界に転生させられてこの子たちも大変ね」

アリスは少し怒っている。

「まぁまぁ」

「私がもっと平和で安定してる世界に送るか100年天国にいてまた私が担当している世界に生まれてもらおうかと思ってたのに。あんたがお願いしますってしつこいから」

よく10年前のこと覚えてるな...ってかアリスって優しいところあるんだなー。

なんで僕には当たり強いの。別にもういいけど。

「ごめんごめん。この仲のいい兄妹だったら息もぴったりだし大丈夫だと思ったんだよ」

「だいたいあんたが魔王を導入したせいで人間が支配されそうになってんじゃない」

「だってあの時はしょうがなかっただろ。一応二人の魔力を普通の人間の10倍にはしてるし魔力を認識するのは記憶を戻してからだから大丈夫だとは思ってるけど」

「まぁそうね、あの時はしょうがなかったけど。かわいそう、あの子たちまだ知らないのね....本当に大変なのは魔王を倒してからだってことを」

今回も読んでいただきありがとうございます。はじめての方は1話も読んでみてください。

2話目を書いてわかりました。

私は長い文章を書くのが苦手なので1000から2000文字の間で書いていこうと思います。

4、5分で読める感じで投稿していきますのでこれからもよろしくお願いします。

早くて2日、遅くて一週間くらいで投稿できるように頑張ります。


魔力値を3倍から10倍にしました。3倍だと弱いかなと思ったからです。

ここから先は魔力値は300から1000になっています。

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