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あー。私ってやっぱり主人公なんだなって、心底思いました。  作者: 一子
第一章 主人公は、私です。
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主人公は、私だと願っています。


 はあ。ただの(わたくし)は、なんて無力なのでしょう。



 彼と目が合えば、きっと挨拶をして話しかけてくれると自惚れていました。誰だって、私、もしくは私の家や家族、と、繋がりたいに決まっています。そう、思っていました。



 けれど、彼は。


 そのような気が、ないのでしょう。私と知り合いになれる機会を、あえて、使わないのだから。



 ふふ。自然と、笑みがこぼれました。


 この、落ち込んでいるのに、とても温かい気持ちはなんでしょう。私は、私を利用しようとしない人間に、会ったことがありません。彼は。私を利用する気がないのでしょうか。そのような人に、出会えるなんて。最高です。


 もう、彼しかいません。



 ところで、彼は一体誰なのでしょうか。


 私、どうすれば、彼と知り合えますか。



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