第二話 成長
次の日〜
僕たちの制服は全身迷彩柄の服に変わった。
そして俺は渡辺に、ほかのクラスの状況を聞いた。
「B組はどうだった?」
「え?普通だったよ。でもA組から爆発音が聞こえたときはびっくりしたけどね」
と笑顔でいった。しかし俺はまんざらでもなかった。渡辺といるときは笑顔でいたが心のなかではおびえていた。
クラスに入ると、みんなもう学校にきていて朝の鍛錬、腕立て1000回をやっていた。
俺もカバンを机の上において腕立て伏せをやった。
俺たちの1日はハードだ。
朝から腕立て伏せ1000回、次に学校内の階段を使ってうさぎ跳び、5分の休憩をはさんで次に銃についての話を50分きいて昼飯時間20分もらって午後から拳銃を持って的あてをし次に校外を出てかくれんばをする。かくれんぼは結構いい練習になるらしい。
そしてスクワット300回を終えた生徒から帰宅するというものだ。
とてもきつい練習だった。
と渡辺に言うと、
「はは、おもしろい冗談をいうね、杉坂は。そんな学校見たことないよ」
と自分のいっていることを冗談としかみてなかった。
しかし次の日…
渡辺は胸にほこらしいバッヂをつけていた。
「渡辺、そのバッヂはなんだ?」
「あぁこれか、これは俺の戦闘機の扱いが校内1位だったから空軍の一番偉い人の補佐官になったんだよ」
と笑顔でいった。
…
「え〜!!!まじで!嘘だろ、ありえねーだろ。昨日まで鍛錬をしてなかったふりしてたのか?」
「ごめんごめん、悪気はなかったんだよ。今日の宿題で敵をあざむけっていう宿題がでてたからつい」
とあやまった。
そして時は過ぎて夏。
俺は海軍の隊長になった。渡辺も同じく空軍の隊長になった。
俺の部下はざっと1000人ぐらいでミサイルを打ち落とす、PAC3を使ってもいい許可をもらった。灘中との戦争は来年の10月ごろだ。俺は闘志を燃やした。