第一話 春風とともにやってきた軍人、岩田
春風が心地よい春の日差しに照らされ桜の木が風でよそよそと、桜の花びらが舞い散る坂の上。 そう、僕ははれて、中学生になった。名古屋の私立中学に今日から通うのだ。
すると、遠くから僕を呼ぶ声がした。
「お〜い!渡辺〜」
その声は杉坂の声だった。
あっ!そうそう、自己紹介してなかった。僕の名前は渡辺 真也、そしてさっき僕を呼んでいたのは、中学受験中、いっしょの塾に通っていて友達になった、杉坂 和希、とてもしっかりしていてとても頼りになる僕にとって相棒的存在なのだ。
「渡辺、クラス発表みにいこーぜ!一緒のクラスだといいな」
笑顔で僕にそういった。
「そうだね。でも、もし一緒じゃなくても友達だかんな」
「おうよ!」
といい、クラス発表が掲示してあるところにいった。
「え〜と、俺は1−A、か」
「杉坂、どこのクラスだった?」
「俺は1−Aだった、渡辺は?」
「俺はB組だったよ」
僕たちはクラスが離れ離れになってしまった。
チャイムが鳴り響き僕たちはそれぞれのクラスに向かった。
1−A〜
「どの先生がくるのか楽しみだな」
ドッカーン!!!
突然ドアが爆発した。
すると…
迷彩柄のズボンに黒のタンクトップを着て片手にロケットランチャー、背中にグレネードランチャーらしきものをかついだ人が入ってきた。
そして教卓につくと黒板になにかを書き始めた。
「今日から、この1−Aの軍曹に任命された、岩田 大次郎だ。私は戦争経験を持つプロフェッショナルだ、以後私のことを軍曹と呼びたまえ」
クラスがしーんと、した。
そして、軍曹が口を開いた。
「我々、愛工大附中軍基地は、東海いったいをまとめた総本部基地だ。
我々は日本国を支配するべく君たちに協力をおうせいしたのだ。我々の最大の敵兵庫の、灘中を討ち取るべく短期間で立派な軍人に育て上げる。わかったな」
状況は少し理解した。だが…
「女はいらん。帰れ」
と軍曹がいったところに一人の勇気ある女子が立ち上がった。
「先生、私たちは授業を受ける権利があります。というか、軍人ってどういう意味ですか。私たちは普通の学校生活をまっとうするべくつらい受験を乗り越えいまにいたるのです。それできてみればなんなんですか、いきなり女はいらないですって、ふざけんじゃないわよ、こうなったら校長先生じきじきに申し立ててやるわ」
といった。その言葉に女子は全員立ち上がってクラスを出ようとした、その時、一発の銃声が聞こえたた。
それは軍曹が打ったものだった。その弾は最初に立ち上がった女子にあたった。
「このようになりたくなければはやく帰るんだな」
そして、軍曹は一人の女子をつかみ教卓の上にもってきた。
「男どもよ、みるがいい」
と先生がいった瞬間にその女子の制服をサバイバルナイフで裂き丸裸にした。男子たちは全員興奮した。すると男子たちの様子がガラリと変わった。
そして男子たちは軍曹のほうを、みて敬礼した。
「イエッサー、軍曹。万歳!」
そういうと女子たちは泣きながら学校をでた。丸裸にされた女子はその後軍曹に遊ばれて家へと帰した。
これから俺たちの生活はどうなるんだろ?そして渡辺は大丈夫か、B,C組はどうなんだろうか。
不安しつつ、次週に続く。