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兄妹だって、愛があるんだから大丈夫ですよね!  作者: ひなた
恐怖だって、ファンなんだから仕方ないですよね!
107/266

ⅢーⅠ

 夏海だって人気声優だよね。そう思ってる。ほんと、自慢の妹だよ。

 だけど唯織さんは大人気声優って感じじゃん。ただの人気じゃなくて、大人気だから。

 こんなところで遊んでるけど、かなり有名で凄い人なんだよ? だってさ、CDの数とか半端ないそうだから。それも、全部めっちゃ売れるんだって。

 グッズとかも凄いんだって? それに、唯織さんが出るってだけでアニメは人気が出る。イベントなんて大盛り上がり。

 ごめん、さすがに言い過ぎた。でも、唯織さんは大人気って感じだよね。

「ワタシですか? 突然そんなこと言うから驚いてしまったではありませんか。しかし、どうしてワタシなんでしょう。もしかして冬樹さん、入団したいのですか」

 素直に不思議そうな表情をする唯織さん。

 そう、ここはいいところだと思う。大人気なんだけど、自惚れたりしないじゃん。

 どんなに凄くても、ナルシストは嫌いだからさ。それと、上から目線な人とかも嫌い。

 だけど唯織さんは、ファンに優しいもん。

「お兄ちゃん、浮気は許しませんよ! それとも、また夏海をからかっているのですか? しかし夏海も思います。いおは凄い人ですよ」

 凄いでしょ? 唯織さんはね、夏海も認めるくらい凄い人なんだから。

「なーちゃん、変なこと言わないで下さいよ。それにワタシは知っているんですよ? ワタシとは比べ物にならない程、なーちゃんのスケジュールがびっしりだということ」

 そうなの? 唯織さんの方が忙しそうだけどね。

 夏海は家でゴロゴロしてるイメージの方が強いし。だからさ、残念ながら忙しそうじゃない。

 でもきっと、忙しいには忙しいんだろう。少なくとも俺よりは、さ。

「何言ってるんですか? いお、冗談はやめて下さい。夏海のびっしりスケジュールは、仕事以外も入っているからですよ」

 つまり、仕事と遊びを同じのにってことか。

 まあ確かに、わざわざ分けるのもめんどくさいし。って気持ちは分かる。そうゆうことだよね? きっと。

「分刻みのスケジュールでしたよね? どんだけリア充してるんですか」

 え? 遊びも入れたって、どうしたら分刻みになるんだろう。

 確かに唯織さんの言っていることも分かる。相当神してないと、分刻みに遊びのスケジュールも入らまい。

「はい、まあ。しかし、殆どゲームです。何時からイベントとか、結構あるじゃないですか。それをメモしているだけですよ」

 なんか、一気に凄くなくなったね。

 仕事の予定がぎっしり、それはかなり有名ってこと。遊びに行くなどのことがぎっしり、それはかなりリア充ってこと。

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