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日々の記憶。  作者: ちびやな@やなぎ
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夏を前に。

ストックからこの時期向きのを選んで投稿してみました。

まったり読んでいただければうれしいです。

 暑くなってきたらやっぱりアイスティがおいしい。

 アイスティは水出しでもおいしいけれど、私はお湯出しの方が好き。ミルクをたっぷり入れたときに、水出しだと色が薄いからあまりおいしそうにみえないから。香りや味もお湯出しの方がしっかり出る気がするというのもある。

 そんなわけで、今日はお湯だしでアイスティをいれる。今年初めてだから、今までしまい込んでいたポットを引っ張り出して洗うところから始めないと。

 この保存用ポット、去年見つけたんだけど、冷蔵庫に横にしてもしまえるという優れものなんだ。口も広いから楽に中まで手が入って洗うのも簡単。その上、熱いものを注いでも大丈夫という、お湯だしアイスティー派には嬉しい設計である。なにげなくスーパーの片隅で売っていたわりに使い勝手がよくて気に入っていた。


 お湯を沸かしている間に食器棚の奥からポットを見つけ出して洗っておく。

 使う茶葉はどうしようかな。アイスティにするんだし、私はミルクをたっぷりめに入れるのが好きだからしっかりと味と香りがでるものがいい。少し考えてからルピシアのモンテクリストに決めた。

 500cc入るティーポットから茶こしをはずして茶葉をいれる。茶葉の量は20gがいいというけれど、あまり正確に計らない私はホットの4倍、で統一していた。茶葉が多いからティーポットに茶こしをセットすると茶葉が充分に広がれない。ポットにつぎかえるときにこす方がおいしくできるだろう。

 お湯が沸いたらゆっくりとティーポットにそそいで、タイマーをセット。ホットでいれるときより少しながめの時間にしておく。

 ティーポットのセットが終わったら他のものの準備だ。お水をきっちり300cc、氷を200g用意して、ポットの口に茶こしをセット。

 お茶の蒸らしが終わったら、茶こしを通してポットにそそぎいれる。深く澄んだ色の紅茶が湯気をたてる。いい香りだけど、ちょっと暑いな、と思う瞬間だ。最後の一滴までを丁寧にそそぎきったら、水をいれる。熱い紅茶と冷たい水がきちんと混ざるように一気にやってしまう。

 続いては氷だけど、これはあまり勢いよくやるとお茶がはねて熱いし、服を紅茶染めにする羽目になる。あまり時間をかけないように、でもそうっとやらないといけない。冷たい氷をつかんで熱い紅茶に落としていくと、温度差で氷にひびが入る涼しげな音がした。

 氷の沢山浮かんだ紅茶はついついながめていたくなるけど、すぐに氷を溶かしきらないといけない。ポットのふたをきつく閉めて、何度かひっくり返してまぜていく。こうして、一気に冷やしきるのが、紅茶を濁らせないコツなんだそうだ。氷が溶けきると、あつあつだった紅茶は常温程度に冷やされている。これでもう冷蔵庫にしまえるというわけ。

 でも、折角作ったのだからしまう前にガラスのコップに氷をいれて、その上にできたてのアイスティを注ぐ。そして、たっぷりのミルク。残りの紅茶とミルクは冷蔵庫に逆戻り。


 からからと涼しげな音を立てるコップの中には、ミルクブラウンのおいしそうなアイスティ。

 木陰のひんやりした空気を窓から呼び込んで読書としゃれ込もうかな。

お読みいただきありがとうございます♪


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