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竜娘と行く世界旅行記  作者: 塩分
1章.人の国
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3話「追跡」

とある農村。その外れの丘で、二人の姉弟が村を見下ろし、談笑を交わしていた。


「ねぇ、クリフはやりたい事ってあるの?」


姉は腕を後ろに組み、草原に転がった。


「うんとね、俺は姉ちゃんとみんなを守りたい!遠い要塞で働く兵隊さんになるんだ」


幼い少年は、土埃で汚れた頬を吊り上げて、にっと笑った。


「兵隊か、怖い亜人と戦いたいの?」


姉のシェリーはどこか寂しそうに嫌味を言った。


「亜人なんて怖くない!あいつらをたくさんやっつけて!やっつけて!!姉ちゃんを護るんだ!!」


「……クリフが居なくなっちゃうのは寂しいな。きっと戦って死んじゃうから」


シェリーは上体を起こし、いやに真剣な面持ちで言い寄る。


「うー……じゃあどうしたらいいの?」


姉の言葉に頭を抱え、草原に倒れ込む。


「どうしたらいいんだろうね。あたしも分かんない」


彼女は苦笑し、横になる。


「えー?」


困惑し、言葉に詰まる。姉が分からないことなど、自分に分かるはずがない。


「だからって、考えるのを止めちゃダメよ?私だってだって喧嘩を何度も調停したけどさ、ほんっと上手く行かなくて。喧嘩は一向に止まないし、頭のおかしい奴が出てきたり……ほんと、上手く行かないことばっかりだよ」


シェリーは自分の頭を撫でながら、少し疲れた口調で諭した。


「え……?」


愚痴にも、後悔にも聞こえるその言葉の意味が分からなかった。


「ふふ、近所の喧嘩の話だよ。上手く行かなくても、分かんなくても、足を止めちゃダメ。そうだな……旅でもしてみたら?」


「旅……?うーん……いいかも!!」


勢いよく起き上がり、再び元気に言い張った。そんな姿を見てか、姉も笑顔を浮かべていた。


「よしっ!じゃあお姉ちゃんと競争ね!負けたら羊の毛刈り当番だ!!」


シェリーは勢いよく立ち上がり、両親の待つ牧場へ、長い黒髪をなびかせながら駆け出した。


「えっ!姉ちゃんっ!ずるいよ!!」


負けじと駆け出すも、既に大きく距離を取られていた。

勝ちを確信したシェリーは後ろを向いて笑った。


「あははっ!弱いままじゃ夢なんて叶えられないよー!!」


しかしその瞬間、シェリーは勢いよく躓いた。

間抜けな悲鳴を上げる姉をよそに、彼女を追い抜いて行った。


「俺の勝ち~!!」


振り向き、姉ににやけ面を向けた。

しかし、それが原因で躓いた。


「痛ぁ……」


目を(うる)ませ、痛みを我慢していた。


「二人でやろっか」


見上げると姉が優しく微笑み、手を差し出していた。


「うん……っ!」


姉弟は手を繋ぎ、仲良く両親の元を目指す。

そんな日々がずっと続くと信じていた。



「みんなっ!誰か、助けてっ!!」


クリフの悲鳴が崩れた家屋に響く。

だが、他の人間の叫び声や亜人の雄叫びにかき消される。

たった今、倒壊した家屋の下敷きになっていた。


それは突然だった。城よりも巨大な亜人が窓から見えた瞬間、飛来した石塊が全てを押し潰した。

その直後に、幾つもの足音が近づき、誰かが獣じみた叫びを上げた。

家に火を放たれ、風に煽られた炎が瞬く間に広がり、あるもの全てを焼き尽くした。


混乱の最中、倒壊した建物の隙間から姉を見た。

しかし彼女は、茶色い肌の大男……オーガと向かい合っていた。

姉は一瞬だけこちらを見つめたあと、目を逸らす。

姉とオーガは何かを話しているようだった。


きっと助けを求めている筈だ。

姉を助ける為に必死に身体をよじる。

だが、小柄な身体のおかげで潰されて死なずに済んだものの、胸や足の骨が折れており、到底動ける状態ではなかった。


「姉ちゃんに、触れるなぁ……俺と戦えっ!」


小柄な身体から絞り出される声は弱々しく、数メートル先のオーガには届かなかった。


オーガは湾曲した剣を引き抜き、姉を斬りつけた。シェリーの腕がばさっと落ち、腹は大きく裂け、中身が溢れていた。

しかし、シェリーはよろめいたものの、悲鳴一つ上げなかった。姉は口から血を吐きながらも、凄まじい剣幕でオーガを睨んでいた。

姉は、腹から出たものを引きずりながら、オーガへと歩み寄る。

この程度か。とでも言わんばかりの気迫がそこにはあった。


__俺の負けだ。


オーガは確かにそう言った後、鮮やかな剣筋で姉の首を落とした。


彼はこちらに向き直り、崩れた家屋の隙間からこちらを覗く。

彼はこちらの安否に気付くと、懐から布で包まれた円盤状の物体を取り出した。


「食糧だ。お前ら人間には合わないだろうがな」


瞬間、溢れ出んばかりの怒りが湧き上がった。涙と共に、最早言葉にすらなっていない罵倒を浴びせる。しかし彼は、興味が無さそうにその場から立ち去った。


その後、捕虜となった村人達は、村の中心に集められ、一人づつ燃える家屋へ、手足を縛られたまま放り込まれた。

悲鳴が煙と共に空へと昇る。痛みと恐怖によって醸成されたそれは、もはや人のものとは思えなかった。

それが耳に焼き付き、親しい隣人や友人の悲鳴が聞こえる度に瓦礫の下で嗚咽した。目を閉じたくとも、耳を塞ぎたくても、見知った声が聞こえる度に、指が離れた。


そして全てが終わった頃、倒壊した建物からなんとか這い出し、転がり落ちた姉の首の元へと這いずる。


「姉ちゃん……みんな……」


あのオーガなりの気遣いなのか、泥が付かないように布切れが敷かれていた。

そっと姉の首を抱き締める。


「……みんな、居ないの。どこか、俺みたいに、ねぇ……誰か、居てよ……ひとりに……しないで……」


虚ろな瞳で村を彷徨い、生存者を探す。


「姉ちゃん」


姉の首を大切そうに持ち上げ、抱きしめる。


「姉ちゃん……!」


「姉ちゃんっ!!」


周囲を見渡すと、焼け落ちた村の姿はなく、森の中で獣道を歩くシルフの上に乗っていた。

そこで有事に備え、シルヴィアと1時間おきに交代して仮眠していたことを思い出した。


「姉ちゃん?」


手綱を握ったシルヴィアは、不思議そうに首を傾げた。


「……あ、いや」


身体を預けていた彼女から手を離し、手綱を取り返す。

気まずい。昔の記憶とはいえ、人前で″姉ちゃん″と呼ぶのは少し気恥ずかしかった。


「ガキの頃の夢を見てた。あんまり楽しくない奴をな」


シルヴィアは合点が行ったようで、目を逸らした。


「えっと、オーガに殺されたんだよね?」


__デニスとの会話を聞いてたのか。


「その通り、よく聞いてたな」


「うん……耳が良いから」


彼女は耳に手を当てる。


「客観的な意見だな、比較でもしたのか?」


「……ううん。でも、誰かにこういうものだって教わったみたいに、知ってる」


「心当たりは?」


「ない」


彼女は気まずそうだった。


「……だよな、悪かった」


陽が登り始めた空を眺め、仮眠を挟んでいる内に方向を間違えていないか確かめる。

追手の気配は無い。だが、状況は変わらず悪く、客観視すべき状況では無いと分かり切っていた。

十中八九、何か悪い事が起きるだろう。


シルヴィアはフード付きの外套を羽織り、数時間前に仮眠を済ませていた。農夫に殴られ、鬱血していた頬は跡を残さず完治し、貫かれた足も塞がり、僅かに瘡蓋が残るだけとなっていた。


そしてシルフは昼間から寝ていた事もあって、夜通しの移動を問題なく行ってくれた。


「……無理をかけるな、相棒」


そう言って彼女の首元を撫でると、嬉しそうに鼻を鳴らした。

彼女は賢い。主人が眠りこけていても方角を変える事なく、移動可能な道を選んで進んでくれていた。

森の中は危険だ。狼、熊は勿論のこと、多種多様な魔物に襲われる危険がある。

それ故に気は抜けない。のだが、夢を見れるくらいには眠ってしまったようだ。

眠りながら行動するなど、あまり褒められた行為では無いが、有事の時に睡眠不足で満足に戦えなければ元も子もない。


「これからどうなるの?」


彼女は振り向かずに尋ねる。


「まず山に篭るのは論外だ、追手が来たら逃げきれない」


今抱えているのは竜人だ。ただの亜人ならまだしも、人間が信仰する神を殺した竜神の遣いを、帝国が見逃してくれるとは思えなかった。


「じゃあどうするの?」


「お前の味方になってくれそうな国が四つある。オーガ、エルフ、ドワーフ、ビーストマンがそれぞれ暮らしてるが……エルフの国が良いかもな」


「どうして?」


彼女はシルフを撫でる。


「まずオーガの国、〈ハース〉は論外だ。あのノッポ共は戦闘狂のカスだからな。で、ドワーフの国、〈ジレーザ〉は結構アリだ」


自身の髪の毛に触れる。

しっとりと濡れたような黒い髪は、この国の人間には無い特徴だった。


「奴らの外見は俺たち人間と差異は無いし、俺と姉さんは両親と違って何故か髪が黒い。魔力が扱える事を黙ってれば、溶け込める筈だ」


「じゃあなんでエルフなの」


もっともな意見だ。


「理由は知らないが国境が徹底して閉鎖されてるからだ。通るのが現実的じゃない。で、ビーストマンの国、〈ヴィリング〉も同じ理由だ。巨大な森林の奥地にあって、ジレーザよりも全容が掴めないと言って良い」


「森なのに?」


「バカ言え、あそこの森は世界屈指の危険地帯だ。昔この国に居た数々の英雄たちが踏破を諦めてる。それに、もしそこにたどり着いたとして、住民とマトモに会話出来るかも怪しい」


そう、全て現実的では無いのだ。これこそが、シルヴィアとの逃避行を最後まで渋ってきた理由である。


「中でもマシなのがエルフの国、〈セジェス〉だ。人間を奴隷としていたり、ごく稀に捕虜交換に応じることがあるからな……それ以上は分からないが、そこしか無い訳だ」


「大丈夫かな……」


シルヴィアは俯き、不安そうに鞍を握り締めた。

そんな彼女の頭に手を乗せた。


「大丈夫だ、目的地にさえ付ければお前は助かる。後は俺が吊られるのは大した問題じゃない」


そう言って微笑む。

彼女は振り向き、何故か目を見開いて唖然としていた。


「死んだら皆に会える。最期にお前を救えたって自慢するさ」


木々が風に煽られ揺れる。

葉が砂のように乾いた音を立てて鳴っている。

だが、その中に混じる異音を見逃さなかった。大型の魔物が大地を踏み鳴らす音だ。


「シルフ!走れっ!!」


シルフに強く合図を送ると、彼女は迷わず全力で走り始めた。


「えっ、何っ!!?」


突然の出来事に慌てふためき、辺りを見回すシルヴィアをよそに、蔵袋と一緒に吊るしてある奇妙な見た目のクロスボウを取り出す。そこに、尖った先端を持つ円柱状の矢を先端から押し込み、装填する。

弦の手応えは、矢を放つにはあまりに弱々しかった。


「魔物が来てる!キモくて早い奴だ!!」


怒鳴るようにして簡潔な情報をシルヴィアに伝える。耳を澄まし、辺りを見渡す。

そしてそれはやって来た。

ニワトリに酷似した、気味の悪い金切り声が森に響き渡った。


「クソ、よりによってコカトリスか!」


コカトリスは、人間を丸呑み出来る巨躯を持ったニワトリである。

グロテスクに爛れたトサカと、飛び出した目玉に長い脚を持つ、気持ち悪い見た目をした魔物で、その最たる特徴として、馬の全速力を遥かに上回る速度で走れるのだ。


シルヴィアが振り向くと、顔を青くし叫んだ。恐怖を煽る見た目をした、全長4mの巨獣が木々を倒しながら追って来るのだ。

無理もない事だった。


「叫ぶな!シルフが怖がる!!」


シルヴィアに怒鳴ると、彼女はより一層顔を青くし、鞍に抱きつき目を瞑った。

しかし、そんな彼女の背中を引っ張り、手綱を持たせた。


「持ってろ」


「えっ……待って!!?」


喚くシルヴィアをよそに、後ろ向きに座り直し、先ほど矢を装填したクロスボウを構える。

それは、クロスボウと呼ぶにはあまりにも奇妙な見た目をしていた。

矢を乗せる筈の部分に、緑色の宝石が刻まれた筒状の銃身が付いており、下部には矢を格納する付け替え式の弾倉すらも付いていた。

武器の名を、ボルトガン。

火薬式の銃を過去のものへと追いやった魔力で動く銃器である。


「まだだ」


コカトリスと三人の距離は徐々に縮まる。

先端に取り付けた矢に付属した、長い導火線を、銃の側面に付いた火打石で火を付ける。

その醜い顔とけたたましい足音が近付き、魔物の唾が当たるような距離に達した時、引き金を引いた。


「くたばれ」


微弱な力で押し出された矢が銃身を通った瞬間、取り付けられた宝石が緑色に輝き、銃身内で突風を巻き起こした。

風によって爆発的な加速を得た矢は、瞬く間に音の壁を超えた。


空気が弾ける音と共に、銃身から飛び出した矢はコカトリスの眼球に突き刺さり、頭が勢いよく弾んだ。


コカトリスは絶叫し、血を撒き散らしながら転げ回る。

しかし、この程度で魔物が死ぬならばとうに自分は文無しになっている。

目を貫き、頭蓋骨の一部を砕いた程度ではコカトリスは死なない。それどころか、怒りで更に凶暴になる筈だ。


しかしその直後、火を付けていた導火線が末端へと到達し、耳をつんざくような甲高い音と共に矢じりが爆発し、コカトリスの頭が弾け飛ぶ。

肉片を撒き散らしながら、頭を失ったコカトリスはその場に倒れた。


「生きても死んでもグロテスクだな、お前らは」


座り直し、シルヴィアの方を向く。


「もう大丈夫だ……って」


シルヴィアは手綱を握ったまま、顔がぐしゃぐしゃになる程泣いていた。


「うん……」


彼女はすすり泣きながら手綱をこちらに返す。シルフの走りを落ち着かせ、ゆっくり歩かせる。

そして、森林の出口に差し掛かった時だった。


「そこのお前!ここで何をしている!!」


三人の編隊を組み、サーコートを着込んだ兵士と鉢合わせた。

彼らの装備を確認し、ひと目で彼らの正体が分かった。


__正規軍……内地への移動中か!?そんな時期じゃないだろ!どうなってる!!?


本来、彼らは最前線に居るべき人物であった。


「クソッ!!」


シルフを勢いよく走らせ、その場を離れる。

軍人を手に掛ければ地の果てまで追われる、普通の人間なら撒く自信があったが、かつて自身が所属していた特務部隊をけしかけられた時、逃げ切る自信が無かった。


「クソ!クソっ!クソ!!なんでこんな所に軍人が居る!!?」


叫びながらシルフを一層早く走らせる。

だがしかし、走った先にはまた兵士が居た。


「お前っ!馬から降り__」


別方向にシルフを再び走らせ、距離を取る。


「クソ、こっちもかよ!!」


直後、ラッパの音が森林に響き渡り、シルフの臀部に矢が直撃した。


「シルフ!!」


シルフは荷物を落としながら地面に滑るようにして崩れ落ちる。

その最中、シルヴィアを抱き上げ、素早くシルフから飛び降りた。

致命傷では無いが、転倒した際にシルフは足を折ったように見えた。


__あれじゃもう二度と歩けないな。


動けなくなった相棒を悼みながらも、二人で木の裏に隠れる。


「時間を稼ぐ、頃合いを見て逃げろ。最後まで付き合えなくて悪いな」


シルヴィアに穏やかな笑みを浮かべ、木陰から飛び出そうとするも、手を引かれる。


「クリフ、駄目だよ。置いて行かないで、死ぬなら私も……」


震えるシルヴィアを優しく抱き締める。


「お願いだ、生きてくれ」


「……」


彼女は俯いたまま、何も答えてくれない。


「行ってくる」


木の裏から勢い良く飛び出す。


「……生きて」


踏み出した瞬間、彼女はか細い声で言った。


「善処するよ」


去り際に、飽くまで軽い口調でそう返す。

彼女の心に傷を残さないように。


「全く、無茶言いやがって」


苦笑しながら呟く。

先ほどの兵士を含め、眼前には十人の兵士がボルトガンを構えながら接近していた。

ラッパを鳴らされた以上、次々と増援が来るだろう。状況は絶望的で、勝算は絶無と言って良い。

しかし恐怖は無かった。

遠いあの日。自分を庇ってオーガに殺された姉の姿と自身が重なる。

心は、これ以上無いほどすっきりしていた。奇妙かもしれないが、陰鬱な日々を送るだけだった今までの人生で、最も()()()()()と感じられた。


__あの日の姉も、こんな気持ちだったのかもしれない


「来いよ!潰し合おう、最期まで!!」


充足感から来る笑みを浮かべ、抜剣する。

兵士たちの怒声と共に放たれた矢に向かって、駆け出した。

魔物図鑑.1

「コカトリス」

種目:魔獣属

平均体長:3m

生殖方法:有性生殖

性別:オスメス有り

食性:雑食

創造者:魔神第九席ビリスリリス・アィーア


・世界全土に出没する巨大な鶏。

悪食で、作物を始めとして家畜や人間を襲う事が多く、世界各地で被害を出し続けている害獣の筆頭とも呼べる存在。

緑色の羽毛を持っており、強酸性の胃液を吐き出す事が特徴。

銃火器やボルトガンなどを受けても恐れる事なく突進してくる為、餌やおとりを使って砦に誘引し、バリスタや大砲で粉々にする事が一般的な討伐方法になっている。

薄暗いほら穴に巣を作る。


鶏と違い、肉は凄まじく硬く、食用には適さず、年を重ねた個体は肉に毒が蓄積している為、食べられない。

また、骨や皮も資源としては不適切であり、正しく害獣である。


語る予定のない設定その1

文体の都合上省略しましたが、オーガの将軍がクリフに渡した食料は、ビンと呼ばれる、中国式のパンです。

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