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人間様は、どうしても一オクターブに数音が限度なんじゃないかなあ。←(。;_;。;)<ちがうんだうわああああん!

きょうは、代役のころころころーっところーんさんです。せみころーんさんはショックで動けないどころか、朝ごはんもいらないとか言ってるのでちょっと心配です。


「彡/(゜)(゜)<俺もショックやったけどねえ」

「(&・_ゝ・&)<私もですが」


Easley Blackwood Jr.さんが少し前にお亡くなりになられました。89歳でした。


もちろん、なろうの読者全員はおろか、日本人で彼を取り上げた文献はほぼ皆無と言ってよいでしょう。それもそのはずで、彼はX-TET主義者だったのです。


「彡/(゜)(゜)<X-TETって言っても日本の大学教授でも…」


おそらくしってるひと10人切っちゃうでしょうねえ。


本来、これ担当はせみころーんせんせいさんなんですが、わたしで担当して大丈夫なんでしょうか。


「(๑╹◡╹๑ …)<だいじょうぶです。しっかりフォローいたします」


では分かりました。わたしはあんまりくわしくないのでよろしくおねがいします。


X-TETのXは任意の5以上の自然数。TETはtone equal temperamentの略です。


日本の小学生の高学年もしくは中学生なら12平均律という言葉を聞いたことがあるかもしれません。今のピアノは第二次世界大戦以降、世界中で12平均律で調律されています。


ですが。


世界の民族音楽がこんな音律で調律されているわけでは全くありません。トルコ人は1/9音、イラン人は1/4音、インドネシア人は一オクターブを均等に5で割ったスレンドロという音律で音楽を作ってきました。


そこでですね。


すべての平均律を開放せよという過激主義者が現れました。それがEasley Blackwood Jr.さんだったのです。


いっぺん聴いてみればいいと思います。まず、 12 Microtonal Etudes for Electronic Music Media, Op. 28から。


どうですか。


「彡/(゜)(゜)<これがせみころーんのやつの理想のメロディーなんやろか」

「(๑╹◡╹๑ …)<1オクターブを12以上に割る音楽です」

「(§ゴ^。^ウ§)<ちょっと変だけどなんとかわかる」


この「ちょっと変だけどなんだかわかる」のは理由があって、和声法や対位法が排除されていないからです。ちゃんとメロディーやハーモニーは廃されていないんです。


このX-TETは多くの批判にさらされてきました。普通のフルートやクラリネットはどうしたらいいのか。


「(。・_・。;)<改造すればいいんだ」


でもそれって費用が。


「(。・_・。;)<う」


このように、現実の生楽器にはあまりにも適用が難しく、X-TETが実現できるのは電子音だけという現実がございました。


「(§ゴ^。^ウ§)<Easley Blackwood Jr.さんって、音律抜きにすればファミリーコンピュータのDragon's LairのBGMみたい」


それもそのはず。Easley Blackwood Jr.さんはX-TETによる西洋音楽の完全化が理想だったので、それ以上の選択肢はなかったのです。


「(๑╹◡╹๑ …)<完全化、というのがすっごくナディア・ブーランジェくさい」


ブーランジェにも指導されていたそうです。


「(๑╹◡╹๑ …)<アメリカ人らしいなあ。完全になればよりよい音楽になるって」


ディヴィッド・コープさんも同じ思想だと思われます。西洋音楽の完全化ってのはエリオット・カーターさんも同じ匂いがあるんですよね。


アメリカ合衆国人の夢だったのかもしれません。いまのアメリカ合衆国はみんな外国の教授におんぶにだっこになってしまいましたので、こういう狭い流派を続ける方はいなくなってしまうかもしれませんねえ。


「(。・_・。;)<X-TETは人類の夢なんだ!」


そういうことを言われましても、現実に実行できる楽器が増えないんですよ。


「(。;_;。;)<ひっっっどおおおい!うわあああん!」


もう。ゴウモエラーと一緒ですねえ。


「(๑╹◡╹๑ …)<生物の種と一緒で、限りなく細い流派になってしまう音楽ってのがあるんですね。完全に絶滅こそしないんですが、やるひとがものすごく少ないと」


ただし、電子音楽の道具としては選択肢として十分に効くので、X-TETの音が消えてなくなるってことはないと思うんですよ。


「(。・_・。;)<53-TETはゲオルク・フィリップ・テレマンの夢なんだ!実現しなければいけないんだ!」


実際に53-TETでやりましたとかいうディスクもあります。でも、普通の常人は、1オクターブに7を規定し、そこから5を選ぶというのがデフォルトになってしまってるんです。


英語の5文型に命令文とThere is構文を足すと7じゃないですか。それから命令文とThere is構文を例外として規定すると5になります。


いっぺんに考えつく数が10とか20ってことはないんです。


「(。;_;。;)<打倒12平均律なんだ!」

「彡/(゜)(゜)<それはむりやで」


パーチの43不等分音階もですね、その利用法は43をランダムに乱れ打ちするものではなかったじゃありませんか。どこの人類もいっぺんに認識する数は片手で数えるものなんですよ。


なので、ぼっち・ざ・ろっくのDistortion!!がペンタトニックとかいうのもわかるんです。やっぱり、人類は天然の美に帰っていくんじゃ。


「(。;_;。;)<ひっっっどおおおい!うわあああん!」

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