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強いと思え!

異世界転生ではないがコテコテです

「ぼげぇ〜」いつも自分をイジメてくる奴、木下が自分のパンチでのたうち回っている。

こんなに自分が強かったのか‥

殴られれば痛い‥

だけどそれは相手も同じ今までは大勢に囲まれて一方的にやられていた

しかし今は違う、神様が与えてくれたスキル「タイマン」で相手の仲間は自分を中心とした5m内に入って来られないのである。

「何でお前ら加勢に来ないんだ!」木下が吠える。

「近づかねーんだよ」と木下の仲間が答える。

「チッ仕方ねーなー・・?」木下はズボンの中からお気に入りの警棒を取り出そうとするが無い

不思議そうな表情をしている。

これもスキルの効果でというか神様の趣味で身体1つで正々堂々と戦う事しか許さないという事らしい。

自分がこのスキルを神様より与えられたのは2日前、学校で奴等にボロボロにされたというかやり過ぎで死んでしまったのが事の始まりであった。

「情けないの〜何もやり返さず一方的にやられてあまつさえ死んでしまうとはデカイ図体と締まった筋肉をしとるのに」そんな声が自分に聞こえた。自分は力が強いのは知っていた、だがケンカとかは好きでない、それに相手は大勢だ下手に抵抗しては更に目をつけられてしまうだろうにだから平和主義なのだと心で思っていると「そんなじゃからやられるのだ、現に見てみー死んどるではないかお主」地べたに転がっている物体は間違いなく自分‥?何で自分が自分をみてられるのだ?

「それはそれお前さんが死んで霊魂になっているからじゃ、まあしかしお前さんは今まで悪さもしとらんし、このまま天国に行くのも良い、じゃがお前さん悔しくないのか?イジメられそしてその最後が野垂れ死?あーワシじゃったら死んでも死に切れんわい。そこでお主に提案じゃ、やり返してみたくないかの?」声の主はニヤリと笑っている。それが出来るのならとっくにやっている、多勢に無勢そんな事も分からないのかコイツはと思っていると「まあそうじゃな確かに奴等は集団としては強いの〜じゃが個々の強さは大した事はないの〜」気楽な事を言ってくれる、それはわかっているが都合良くそんな環境が出来るわけない、そんな自分の考えを見抜いているのか声の主は続けた。「それが出来るようになるとしたらお主はどうする?」全く何を言ってるのやら‥

「本当に面倒な奴じゃのじゃからイジメられるんじゃ」嫌な事をハッキリ言ってくれるもんだ。

「えーい面倒じゃお主は奴等にやり返したくないのかどうなのかこれだけ答えい!」やり返したい!心に念じた「良し!初めから素直にそう言えばいいのじゃ今からお主にスキル「タイマン」を与える」タイマン?物騒なスキルだ‥って‥スキル?あの異世界転生とかでもらえる御都合主義の?「うーむちと引っかかる言い方じゃが兎に角それじゃ」兎に角とか‥「まあええ兎に角授ける」何か適当だな‥人生適当くらいが丁度良いとか爺さんが言っていたな

「まあその意見には賛成じゃが、何か授けたくなくなって来たの〜」声の主は続ける。

「スキルの説明するぞ〜」何か棒読みになっている

「1.御主が敵と認めた者、若しくは敵意が1番高い者との間に御主を中心とした半径5mの円のシールドが展開され何人たりともその円の中に入る事は出来ない」「2.円の中では武器を使う事は出来ない!不公平じゃからの」「3.‥‥3まあこれはおいおい考えよう」3ないんだ、おいおい考えるとか何て適当な「適当とはなんじゃい!考えてみー後から追加できるんじゃぞ、御主とワシとで面白い事を考えれるぞ、後ワシは卑怯なのが嫌いじゃ後公平な戦いを見るのが好きなんじゃ」成る程だから武器が使えず、仲間も加勢出来ないのか。

「で、どうする?このまま死ぬか?それとも」ニヤリ声の主はにやけているように感じる。

貰う!俺はやり返したい!

「ほほー自分から俺になったか、良い良い、男になって来い!」視界が眩んだとおもったら大勢に囲まれた場面に戻っていた身体も元通りになっている更に言えば昨日殴られた痕もない。

「そうそう今考えたんじゃが3.はシールド内に入ったら本来の健康体になるというのを考えた、ええじゃろ?」ええじゃろって‥

目の前にいるのは木下‥我先に掛かって来た‥が‥後に続く者はない、本当だったんだ夢じゃない、これなら俺でもと考えているといきなり殴られた。へらへらしながら「ボーっとしてんじゃねーよ」と言い放つ自分の置かれた状況も分からずに、いつもの取り巻きが続かないのが不思議におもったか木下は「おい!お前らも来いよ」と言ったが後に続く者はない。

さて俺のターンだな、木下は何かおかしいと思いつつ俺に向かって来た、しかも抵抗しないと思っているからバカ正直に真っ直ぐと「うぐ」俺のパンチが胸に当たった、初めて人を殴った当然殴り方なんぞ知らないので手首が痛く俺がうめいてしまった。

「お前のうめき声かぁーい」と声の主はツッコミを入れて来た。

まあまあコレからコレからと声の主に言った、スキルが本物とわかったら恐る事は何もない

ククク 

                    続く


暇なら読んで下さいな


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