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私の大切なたからもの  作者: 黒猫マグカップ
6/40

退院

【6】



らいとがずっと泣くから全然寝れなかった。。

これ、どんだけ続くんだろ。


夜ずっと泣いてたことを、看護士さんに相談してみる。

「...かくかくしかじかで、ずっと、抱っこしてました。」

「あははは!そういうもんよー。泣くのが仕事だし、ママに抱っこして貰いたいんだよー。それにね、子供なんてすぐおっきくなっちゃうし、抱っこ出来るのってちっちゃい時だけなんだから、いーっぱい抱っこしてあげてね。」

「そっかー...。そうですね!確かに...あ!明日両親が12時に迎えに来てくれるそうです。」

「わかったー。じゃあ、12時までに用意してね。」

「はい」



───次の日


ザアァァァー!!!!

どばーっと、そりゃーもうーものすごい雨だ。

どのくらいすごいかと言うと、超スゴい。

バケツをひっくり返したような雨というのは、まさにこんな感じか。


「...。マジか」

この雨じゃ、入口に車を横付けしてもらわないと、らいとが濡れちゃうし、溺れてしまう。。


お父さんがタオルで頭を拭きながら病室に入ってきた。

「すごい雨だぞ!見ろ!」

「音でわかるよー」

「そうか」

「どうやって車乗せようか」

「ビニール袋かぶせるか!」

「「はぁ?」」

母と私の言葉がシンクロする。

「冗談だ」

父が真顔で答える。


どうしたものかと3人で考え

結果、車を横付けして傘をさして乗せるという、

ごくごく普通の考えで纏まった。


看護士さんと先生にお礼を言い車に乗ろうとする。


個人病院なので入口が一般家庭の玄関のようなので車を横付けしても、ちょっと距離がある。

父が車のドアを開け、そこで傘をさして、乗る時に濡れないようにしてくれている。

母が傘を持ち、一緒に入って歩く。

私は、らいとが濡れないように背中で傘を作るように歩く。


素敵なフォーメーションで、らいとは一滴も濡れずに車の中に入った。


私と両親は...

本当に傘をさしていたのか、と突っ込まれるくらいにびっしょりだった。


いやー。らいとが濡れなくてよかったよかった♪

お父さんお母さんありがとう☺️

おうち帰ったら、温かいもの飲もうね。



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