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第2352話 弥生の誕生日パーティー

本日は弥生の誕生日。

 ☆亜美視点☆

 

 3月2日になったよ。

 水曜日の今日は朝から仕事組が出ていき、少し人数が減っている。

 昼過ぎには弥生ちゃんの誕生日パーティーの準備をしなくてはいけないので、人手は必要。

 という事で少し申し訳ないとは思うけど、昨日遊びに来てくれたVドルの2人にも飾り付けを手伝ってもらえないか頼んでみると。


「もちろんお手伝いします!」

「ただでこんな良いお屋敷に泊めてもらって、美味しい食事もさせてもらい、誕生日パーティーにまで参加させてもらうので、それぐらいはさせて下さい」

「ま、前のめりですわね」

「何はともあれ人手が増えて良かったです」

「だねぇ」


 仕事組の希望ちゃん、宏ちゃん、前田さん、青砥さんに井口さん、神山さん、バイト組の夕ちゃん、奈々ちゃん、麻美ちゃんが抜けてるからねぇ。

 更に天堂さんに星野さんもアルテミスの練習で居ないし、かなり人手が減っているよ。


「きゃはは。 ありがとう助かるわ」

「ウチも手伝うで」

「弥生ちゃんはダメだよ。 主役は何もしなくて良いのがここのルールなんだよ」

「そや言うてもなぁ」

「ま、こんだけ居れば十分よ。 弥生はどっか散歩にでも行ってなー」

「さ、さよか。 何や悪いなぁ」

「ま、いつも通りですわよ」

「そそ。 楽しいパーティーするわよん!」

「ところで、お2人はお酒飲める?」

「飲めます」

「たまに晩酌配信とかやってますから」

「だはは! そないな配信もあるんかいな」

「配信の型は十人十色ですから」

「なるほどねぇ。 『ミルフィーユ』でも晩酌雑談配信……ありだねぇ」


 ちょっと考えてみようかな。



 ◆◇◆◇◆◇



 夕方前には誕生日パーティーの準備を始めるよ。

 私と紗希ちゃん、マリアちゃんに奈央ちゃんで台所を担当。

 冴木さん、渚ちゃん、Vドル2人はリビングの飾り付けをしてもらい、残りはお菓子や飲み物の買い出しに出かけてもらっているよ。


「もうすぐ宮下さんと新田さんも来るみたいだし、人手は何とかなりそうだね」

「そうねー。 しかしまあ、平日だと人手が少なくて大変ね」


 休みの日は皆いるから感じないけど、平日で仕事組やバイト組が居なくなるとやはり少なく感じるのである。

 それでも10人以上は居るので、何とかなってはいるけどねぇ。


 少しすると、玄関の方から来客の気配と共に「うわはは!」という笑い声と「みんなのいえー」という可愛いらしい声が聞こえてきた。


「宮下さん達だねぇ」

「わかりやすいですね」

「きゃはは。 お客さん来てる事教えてくるわ」

「そうだね。 いきなり知らない人が居たら驚くだろうし」


 そっちは紗希ちゃんにお任せして、私達は台所作業を続けていくよ。

 紗希ちゃんが戻って来ると、宮下さんは早くもVドル2人と打ち解けていたらしい話をしてくれたよ。

 さすが宮下さんである。


「可憐ちゃんも可愛がられてたわよ」

「私も可憐を可愛がりたいよ。 早く済ませないと。 てややー!」

「きゃははー!」

「騒がしい先輩方ですね」

「いつも通りですわよー」

「てややー」



 ◆◇◆◇◆◇



 夕方ぐらいにはパーティー準備も完了。

 バイト組の夕也ちゃん達はバイトを終えて「皆の家」に集まっているよ。

 何より驚きなのは、武下さんがやって来た事である。

 今日も中学校の教師としてしっかり働いてきており、明日もやはり中学校の教師としてしっかり働かなくてはならないはずなのだが、彼女の誕生日を直接祝う為にやって来たようだ。


「むふふ。 愛だねぇ」

「何がやねん」

「あはは。 食事を食べたら帰るけど」


 忙しい中、彼女の誕生日を祝いに来る。

 まさしく愛と言えるよ。


「その方は月島さんの彼氏さんなんですか?」


 ここで興味津々に質問するのは、Vドルの花風風花さん。

 やはり女性なだけありそこは気になるようだよ。


「まあ、そうやな」

「おお……素敵ですね!」

「そやろか?」

「なはは。 わざわざ祝いに来てくれるだけで月島先輩は幸せ者ー」

「や、やかましい」


 んー、弥生ちゃんは相変わらず武下君との事をイジられるのが苦手だねぇ。

 むふふ。


「後は仕事組ですわね」

「希望ちゃんはもう幼稚園出たみたいだよ」

「宏太と前田さんも、もう出られるみたい」

「舞ちゃんは向かってるってさー。 井口さんはちょっと遅れるっ聞いてるってさ」

「太一さんは今からはジムでるそうだ」


 と、皆がパーティーに参加する為にこちらへ向かっているとの事。


「ま、まだ増えるんですか?」

「凄い……」

「だはは。 多い時はゆりりんとブルーウイングスの5人も来よるからな」

「そうでしたわ。 そろそろ姫百合さんと通話繋がないと」

「頼むでぇ西條さん。 ゆりりんに誕生日祝われたいやん」

「お任せを。 えーと、姫百合さんのアカウントはと……よっと。 姫百合さん?」

「はいはーい。 お待ちしておりました! カメラ映像出しますねー」

「ほ、本当に姫百合凛だ……」

「凄い……」

「なはは」

「よいしょ! どうですか?」


 リビングの巨大モニターに姫百合さんの顔が映し出される。

 逆に、私達の映像はテーブルに設置されている数台のカメラで姫百合さんに送られている。


「あれれ? 知らない人がいる?」

「きゃはは。 私のお客さんで、Vドルやってる花風風花ちゃんと祭火つづみちゃんよ」

「Vドル! 認識はしてたんですが、中々絡みが無くて。 あ、でも前の紗希さんとのコラボ配信は見てましたよ」

「は、初めまして花風風花です」

「祭火つづみです」

「初めまして、姫百合凛です。 カメラ映像ですいません。 今、北海道にいまして」

「いえいえ!」

「ライブ頑張って下さい!」

「ありがとうございます」


 と、挨拶を交わすリアルアイドルとバーチャルアイドル。

 何か不思議な感じだねぇ。


「ところでまだ誕生日パーティーは始まってないんですか?」

「ええ。 まだ全員集まってないので」

「もうちょっと待ってや」

「はい! お酒も夕食も準備万端で待機してます!」

「なはは!」

「きゃはは!」


 そうやって皆で談笑しているうちに、どんどんと仕事組もやって来て、18時半には全員が集合しパーティーが始まる。


「それでは参加予定のメンバーが全員集まりましたので、月島弥生さんの誕生日パーティーを始めますわよー」

「いぇーい!」

「皆、ありがとさんやで」

「うわはは! では、代表して私が乾杯の温度をば」

「ミチカたのむデー」

「こほん! 弥生っちの誕生日を祝しまして、乾杯ー!」

「乾杯ー!」


 皆でグラスを持ち上げて乾杯し、弥生ちゃんの誕生日パーティーが始まる。


「す、凄い盛り上がりですね」

「きゃはは。 いつも大体こんな感じよん」


 Vドル2人は、私達と宴会騒ぎするのは当然初めてである。

 このノリについて来れるだろうか?

 あと、紗希ママさんのアレを見てどんな反応を見せるのかも気になるところである。

 とにかく今日も宴会を楽しむよぉ!

パーティーが始まったが、今日もカオスになるのか?


「奈央ですわ。 そんなカオスになるわけ……」

「奈央ちゃんいつもカオスの中にいるよ……」

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