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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*練習試合編
8/57

*試合B(VS.上仲西.1)

次の試合へ、いざ出陣!


 ◎練習試合A


 場所:千葉県某市(アウェイ)


 ●藤林東女子高校-2

  ※女子サッカー部

 ○正処女学園-3

  ※ナイトサッカーストライク部


  学校●-○

  前半2-0

  後半0-3

  合計2-3




 次の練習試合は埼玉県に遠征である。


 正処女学園の部員全員が、次の練習試合のため、埼玉県某市にある、とある屋内の特殊施設へと専用バスで向かっていた。


 今回の練習試合を(おこな)う女子校に到着した正処女学園のみんなが、早速だが、部員たちに用意されていた控え室で、アウェイ・ユニフォームの赤い下着に着替えている。


 このあとも監督とコーチの二人が、今日の練習試合についての最終調整と最終確認をしている。

 ちなみに監督が、今日の相手もそれほど強くはない、と言っていたけど、まだ相手の技術・実力は共に未知数である。

 これはわざと油断させているのか?


 今回の正処の先発メンバーも前回の練習試合と同じ選手(メンバー)であり、フォーメーション・システムも前回と同じである。


 そこで準備を終えた選手たちが控え室を出ていった。




 今回の相手は埼玉県某市にある女子校で上仲西女子高校。

 それでフォーメーションが「4-4-2」のシステムで比較的オーソドックスである。

 このチームの特徴としては、まずは守備が重点的に鍛えられており、そこからのカウンターが主な攻撃方法である。

 それと…なんとユニフォームがセクシーな黒色に紫色のリボンが付いたブラジャーとパンティーのセットの下着である。


「ひゃぁー、なかなかセクシーなユニフォームですわねぇ~。」

「この女子校のユニフォームもまた凄いことになってるわねぇ~。」

「うん、そうだね。 でもまぁ、前回の女子校のユニフォームよりか、いくぶんマシみたいだけどね。」



 両チームの選手がピッチ・フィールドの中央に審判を中心に左右に並んで整列しており、お互いの健闘を讃えるための握手をする。



 前半、上仲西のキックオフで試合開始。 (P.m.8:20)


 まずは後方でボールを回していき、慎重にゲームを組み立てていく。

 全体的に守備が高いだけあって、正処の選手がなかなかボールを奪えないでいる。


 そこで一気に中盤まで、ボールを回して攻め上がる上仲西の選手たち。


「そっちに行ったわよ! しっかりマークして、お願いね!」

「こっちのマークはOKですよ~」


 ここから中盤でのボールの奪い合いが始まった。 当然、正処の守備陣がボールを中盤から先に行かさないように(はば)んでいる。


「ちっ、このまま中盤で封じるしかないけど、なかなかボールが奪えないよ。」

「確かに、このままじゃラチがあかないけどなぁ~。」

「ねぇボール、そっちにいったわよ!」


 し、しまった!?

 一瞬の()()をついて、上仲西の流れるようなパス回しから、膠着状態の中盤を抜け出し、一気に前線へ、ボールを運ぶ。 ここで前線にいた相手FWがボールを受け取り、素早くドリブルで駆け上がる。


「くらえぇぇ!」


 まだ正処のペナルティーエリアの手前だが、相手FWが強引にシュートにいった。


 ドゴッ、パシッ!


 GKの忍が定位置で構えるけど、その前にいたDMFの妖香がボールを難なくカット、そのまま中盤までボールを蹴り上げた。


「とうっ!」


 バコッ、シュッ!


 中盤にいたMFの楓がボールをキャッチ、さらにOMFの恵美にボールをスルーパス。


「こっちですよ~。」

「よっと」


 そこから前線にいるFWの藍までロングパス、さすがに藍がボールを上手くキャッチ。


「でぇい!」


 トン! ドォーン!


 藍も相手のペナルティーエリアの手前で豪快にシュートした。


「でぇあああ!」


 パシッ!


「あぁ、惜しい!」


 相手GKが横っ飛びでボールを(はじ)き、そのまま近くにいた相手DFがボールを拾った。


 それからまた…しばらくの間、後方でボールを回していく。 時間だけが過ぎていき、両チーム共に決め手がないまま、あっという間に前半終了である。


   前半45分


  上仲西0-0正処




 ハーフタイムが始まり―――


 正処女学園の控え室では、監督・コーチが無言で色々とチェックしている。


 するとそこで―――


「今回はよく前半を0点で抑えたな。 まぁまぁ良かったぞ」

「よし、これから後半の攻守の指示を出すぞ。」

「では…指示通りに動いてくれよ。 みんな」 


「「「はい!」」」


 このあとも作戦会議が続けられていた。


 やがて、ハーフタイムも終わり―――


 控え室を出てきた正処の先発メンバーが、再びピッチ・フィールドの中央まで行った。




 後半、正処女学園のキックオフで試合開始。 (P.m.9:15)






 【登場人物紹介】


 名前:司孫倫 (17)

 ●正処女学園高等部3年B組

 身長:158cm

 出身:中国・上海

 星座:蟹座

 趣味:お寺巡り

 ●得意ポジション:FW

 秘技:強烈弾丸シュート

 3S:B87/W59/H85

 利足:左足

 備考:腰まで伸びた長く黒い髪の生意気そうな童顔の女の子。 双子の姉妹で倫と書いて「リン」と読む。 現在では日本に留学しており、学校の寮に住み、そこから徒歩通学しているようだ。 サッカーセンスとしては、点取り姉妹の(スーパー)の一人とされている。

 ●ステータス

 ◎Lv.2

 ◎パワー:C

 ◎スピード:B

 ◎ディフェンス:C

 ◎スタミナ:C

 ◎ドリブル:C

 ◎パス:C

 ◎シュート:B

前半が終了しての無得点―――後半で果たして巻き返せるのか!?

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