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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ編
56/57

*夏の県大会の終わりに


 正処女学園の特殊なサッカー部のナイトサッカーストライク部。


 創部して、まもなく《ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ》の大会に出場する事が決定して、最初は部員数が足りずに、大会出場自体が危ぶまれたけど、それでも必要な人数を集めて、数回の練習試合を経て、なんとか大会の地区予選に参加できた。


 そこから地区予選を勝ち残り、見事にどうにか千葉県の県大会への出場権を獲得。 次第にどんどん部員数を増やしていき、なんとかどうにか勝ち進んでいく。


 ここで遂に県大会ベスト8まで勝ち進んだ彼女たち。 創部して、最初の大会で県大会ベスト8進出とは、まさに快挙である。 彼女たち自身も正直、ここまでできるとは思わなかったはず。 この快挙に学校中がわいた。

 一方で一部の者からはビギナーズラックやマグレなど批判的な言葉もあるけど、それでもナイトサッカーストライク部の部員たちは頑張ってきた。


 なおも奇跡が起こり続けてる。


 なんということなのか。

 創部して、まもない正処女学園のナイトサッカーストライク部が、あろうことか県大会ベスト4進出である。 彼女たちの歓喜。 生まれながらに落ちこぼれだった彼女たちが遂に県大会ベスト4までやって来たのだ。 これにはさすがの学校中の者たちも彼女たちを認めて始めていた。 さらに入部希望者も増えてきてる。

 一方で対立部 (通常女子サッカー部や女子野球部・ソフトボール部など) や一部の者たちの批判や誹謗中傷はまだ続いていた。

 それでも彼女たちは、その批判や誹謗中傷も力に変えて頑張っていく。 もう肉体的にも精神的にも技術的にも、だいぶ強くなってきた。


 ―――奇跡は続く。


 この正処女学園のナイトサッカーストライク部が創部して、最初の大会で県大会決勝戦進出である。 遂にここまで来てしまった。 ここまで来たら、もうビギナーズラックやマグレなどでは済まされない。 明らかに彼女たちの実力である。 もう学校中が彼女たちの実力を認めてきている。 「よくやった」と―――

 一方の対立部 (通常女子サッカー部や女子野球部・ソフトボール部など) や一部の者からは愚痴や嫉妬が見え隠れしている。 全く往生際の悪い―――だけど、()()を認めてしまったら、昔からある部が新生部に成績で負けたことになり、下手なプライドが邪魔して、いまだに祝福できない大人気(おとなげ)ない者もいるのだ。

 それでも彼女たちの実力は本物である。






 その県大会決勝戦の相手校は、あのWxY女学園である。

 新進気鋭の全くの無名校であり、実力的にも正処女学園や藤林東女子高校にも劣るはずなのに、準決勝戦では藤林東女子高校に勝利しており、なんと決勝戦でも0ー3で正処女学園に勝利している。


 前半だけでも、相手のFW(エン)選手が正処の選手たちから3点も奪っており、後半では相手選手が終始守りに徹していて、正処の選手たちが1点も奪えずに、その結果、見事に正処女学園が敗北して、WxY女学園が勝利・県大会優勝を果たした。 正処女学園は準優勝である。



  千葉県県大会決勝戦

   正処0ー3WxY

   ━公式試合終了━


  前半:正処女学園ー0

    :WxY女学園ー3

  後半:正処女学園ー0

    :WxY女学園ー0

  合計:正処女学園ー0

    :WxY女学園ー3


  前半=WxY女学園のFW(エン)選手が3得点。


  備考=ダークホースの無名校が人知れず勝ち続け、見事に県大会優勝した。






 今回の千葉県県大会は準優勝で終わった正処女学園。

 準優勝で終わったものの正処女学園は全国大会の出場権を獲得。 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ナイトサッカーストライク部の部員たち。 しかも全国大会は秋から冬にかけて開催されており、選手の中には三年生もいて、就職活動や大学進学や卒業論文などの為に、全国大会出場を断念。 これにより選手数が足りないナイトサッカーストライク部は、今回の全国大会出場を見送った。 その為、第三位の藤林東女子高校が繰り上がって全国大会出場権を獲得。 皮肉にも練習試合では、正処女学園に負けた藤林東女子高校が全国大会出場を果たしている。




 このナイトサッカーストライク部の県大会準優勝と辞退したけど全国大会出場権の獲得に、遂に学校中が彼女たちを祝福・彼女たちの活躍を称賛した。 県大会準優勝チームに贈られる盾と賞状は、今まで学校の所定の場所に飾られている。




 最もこの内容に納得していないのは、通常女子サッカー部の嫉妬である。

 そこにナイトサッカーストライク部と通常女子サッカー部の親善試合を開催。 どちらのサッカー部が強いか明らかにしようという魂胆である。

 両チームの監督・コーチや顧問の教師の立ち会いのもと、正式な審判を揃えて、通常女子サッカー部のグラウンドで試合を(おこな)う。 また三年生の時間調整を(おこな)い、()いた時間で試合を開始する。

 当然、通常女子サッカー部は主力選手をスタメンに起用する。 ちなみにナイトサッカーストライク部の選手たちは、学校指定のジャージを着用して試合に臨む。




 その結果、0ー4でナイトサッカーストライク部の勝利である。


 前半だけでも、ナイトサッカーストライク部のFW司孫姉妹が3得点。 後半でもOMF白石恵美が1得点。 結局、通常女子サッカー部は終始1点も得点できずに惨敗。 このままナイトサッカーストライク部の完勝である。



     親善試合

   通常0ー4ナイト

  ━非公式試合終了━


  前半:通常女子サッカー部ー0

    :ナイトサッカーストライク部ー3

  後半:通常女子サッカー部ー0

    :ナイトサッカーストライク部ー1

  合計:通常女子サッカー部ー0

    :ナイトサッカーストライク部ー4


  前半=ナイトFW司孫藍選手が2得点。 ナイトFW司孫倫が1得点。

  後半=ナイトOMF白石恵美が1得点。


  備考=純粋に通常女子サッカー部の力不足であり、決してナイトサッカーストライク部が強い訳ではない。




 ナイトサッカーストライク部のあまりの強さに、思わず試合終了のホイッスルと同時に項垂(うなだ)れて座り込み、涙を流す通常女子サッカー部の面々。 あまりにも力の差がありすぎた。 通常女子サッカー部を担当する監督・コーチたちは、ただ黙って立ち尽くし、悔しがる部員たちを腕組みしながら見つめていた。




 当然の結果である。

 県大会にも出場できない通常女子サッカー部の選手が県大会準優勝のナイトサッカーストライク部の選手に勝てる訳がないのだ。






 この試合を最後に、ナイトサッカーストライク部の一年間・一年目の活動を終了する。




あともう1話だけ残ってますけど、実質的にこれで暴秦狂楚は最終回です。

今まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

これにて暴秦狂楚は終了します。

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