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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ編
50/57

*休暇3:ひとときのバカンス(狂楚.2)



 ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズの大会。

 その福岡県の県大会ベスト4進出に、あの狂楚女学園も決めている。

 さすがは強豪校である。


 他の学校では、連日の試合と練習などで疲労困憊・ストレス蓄積のため、休暇・休息をしている中でも、この狂楚女学園だけは練習してるのか、と思いきや、意外にもこの狂楚女学園でも一時(ひととき)の休暇・休息をとってるみたいだ。





 今回の狂楚女学園のナイトサッカーストライク部の面々は、福岡県の某所にある海まで来ていた。 完全なプライベートビーチであり、ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズの大会の福岡県・県大会ベスト4進出したチームの選手・部員たちが来ていた。





 普段は福岡県某所にある狂楚女学園の屋内にある特殊施設内部にて、前回までは実践形式の練習試合をしていた。


 ナイトサッカーストライク部の二軍


 二軍選手のフォーメーションは、基本的なシステム「4-3-1-2」の通常攻守バランスの取れた布陣である。


 二軍選手の公式戦で着用するユニフォームは、ブラジャーもパンティーも下着に付いてるリボンや背中・両脇にあるヒモも全部漆黒の下着(セット)になってる。


 今回も二軍選手のスタメンは下記の通りである。


01GK.范増

02DF.丁公

03DF.雍歯(ようし)

04DF.于英

05DF.桓楚

06MF.周蘭 (DMF)

07MF.季布

08MF.鍾離眛(しょうりまい)

09MF.龍且(りゅうしょ) (OMF)

10FW.項羽

11FW.英布


 今回も二軍選手の控え選手は下記の通りである。


12DF.呉丹

13MF.虞子期(ぐしき)

14FW.項荘


 以上の選手たちが、今回の休暇・バカンスに参加している。

(※上記の部員選手全員が女子であり、しかも全員美少女である)




 なんとあの強力な項羽でさえ、まだ二軍選手なのである。





 その項羽や英布たち二軍選手が、それぞれ各自でセクシー・エロチックなビキニやハイレグなどの色んな水着を着ている。

 この某所にあるプライベートビーチとは、狂楚女学園が所有・管理している浅瀬・砂浜の私有地であり、他の者や一般人などは立ち入りが禁止されてる場所である。





 今日は久しぶりの休暇であり、ナイトサッカーストライク部の二軍選手・女子部員たちが、このプライベートビーチの海辺や浜辺でバカンスしている。

 ある部員はビーチパラソルの下で、ブルーシートやバスタオルを()いていて、その上から、うつ伏せで寝たり、背中にサンオイルを塗ってもらったりしてる。

 ある部員は海に浸かったり、泳いだりしている。

 ある部員たちはビーチバレーやビーチサッカーなどをしている。

 ある部員はビーチパラソルの下で、ビーチチェアに座りながら、麦茶やオレンジジュースなどを飲んでいる。

 それぞれみんなが、思い思いに(くつろ)ぎ堪能している。





 項羽は漆黒のビキニを、英布は純白のビキニを、それぞれ着ていて、カラフルなビーチボールを使って、二人でリフティングしていた。


「よっ、よっ、よっ」

「なかなか上手いじゃないか。 項羽よ」

「ふふふ、まぁね」


 そこに于英や桓楚や周蘭や季布や鍾離眛(しょうりまい)龍且(りゅうしょ)たちが、項羽や英布のいる所までやって来て話しかけてきた。


「やあ、項羽、英布。 元気?」

「楽しんでるようね。 項羽に英布」

「ええ、あなたたちも楽しんでる? 季布」

「ええ、まぁね。 項羽」

「でも、本当にいいのかな? 項羽」

「何が?」

「いや、練習もしないで、こんな所まで来て、バカンスなんて……」

「何を言うの? これも私たちの疲労・ストレスを発散させて、次の試合に備えて、気持ちを充実させるための、立派な練習だよ。 それにこれは監督の命令だよ。」

「項羽の言う通りよ。 この先、こんな休暇がまたいつ取れるか、よく解らないんだから、今のうちに楽しんでおくべきよ。」

「なるほど、確かにそうね。 英布」

「まぁ…ここから先は、私たちもなかなかキツい試合が続くだろうしね。 今のうちに好きなだけ楽しめ、ってことね。」

「そういうこと。 遠慮なんかしたら、もったいないよ」

「………」


 この後も項羽や英布たち二軍選手が、このプライベートビーチでのバカンスを楽しんでいた。







 一方で范増や虞子期(ぐしき)や呉丹や項荘たちは、この某所にあるプライベートビーチの別の場所にいた。


 范増は青色のビキニを、虞子期(ぐしき)は赤色のビキニを、それぞれ着ていて、他にも呉丹や項荘たちを引き連れて、ある洞窟近辺を探索・散歩していた。


「ん、心地いい風ね」

「ええ、そうね。 范増」

「久しぶりの休みだから、ゆっくりしていきましょうか。」

「………」


 一見して探索・散歩してる様に見える范増や虞子期(ぐしき)たちは、だが…その洞窟には入らず、またその周辺を彷徨(うろつ)く訳でもなく、奥の方にある入り江へと向かっていった。


「范増よ。 何してるの?」

「范増よ。 ここに何かあるのかい?」

「ええ、たしかここに……」

「………?」

「―――ん?」


 范増が虞子期(ぐしき)や呉丹たちの質問に、返事もそこそこに、入り江の奥の方にある海岸へと近づく。


 するとそこに―――


「あっ、あったわ。 これだわ」


 范増が海岸の下側にあった白色のナイロン製袋を見つけており、()()()手に取って、中身を確認する。


「ふふふ、あったあった。 これだわ。 ()()

「「「??」」」


 ここで范増が()()()を確認して、大変喜んでいた。

 この范増は、一体何を見つけて、そんなに喜んでいるのか……?

 それは范増にしか解らない。



 いずれにしても狂楚女学園のナイトサッカーストライク部の女子部員・二軍選手の面々は、その後も今回の休暇・バカンスを存分に有意義に過ごせたようだ。




 そして、次がいよいよ県大会ベスト4・準決勝の闘いとなる。



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