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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ編
47/57

*夏の県大会F(VS.鬼統一.3)

前回からの続きです。



 鬼統一(きとういち)女子高校.対.工口(こうこう)女学園



   後半40分


  鬼統一1-1工口






 後半、鬼統一(きとういち)女子高校のキックオフで試合再開。 (P.m.8:40)


 鬼統一の選手たちが後方からボールをパス回ししていく。 工口の選手たちはボールが中盤まで運ばれるのを待って、中盤に選手を集めて固めている。

 そこに鬼統一の選手たちがボールを中盤まで持っていくと、早速(さっそく)工口の選手たちが動き出してきて、ここでボールを強引に奪いに来る。

 もうあと5分しかないけど、ここにまた両チームの選手たちが互角の勝負をしており、既に実力は拮抗している。 そう、試合終了まであと5分である。


 ここから中盤でのボールの奪い合いが展開されており、試合時間だけが経過していく。 予想以上に両チームの実力が互角な為に、なかなかボールが中盤から動かないけど、ここで工口の選手たちが中盤から様子を(うかが)っており、鬼統一の選手たちの(スキ)を見ている。






 そして、遂に鬼統一の選手たちに(スキ)が見つかり、そこに工口の選手たちが鬼統一の選手たちの油断をついてきた。


 そこで工口のFW⑪の選手が中盤まで来ており、ボールを持っていた鬼統一の選手からボールを奪うことに成功した。

 ここに工口のFW⑪の選手が前線にいた工口のFW⑩の選手にボールをポーンと蹴り上げてロングパスする。


「それっ!」

「オーライ!」


 ここで工口のFW⑩の選手がボールを受け取ると、このまままっすぐ鬼統一のペナルティーエリア付近までドリブルして走って近づく。

 当然ながら、鬼統一のほとんどの選手が自陣深くまで戻り、ゴール前の守備を固めていて、ボールを持ってる工口のFW⑩の選手に対して、鬼統一の守備陣がボールを奪いに来る。


「みんな、ボールを奪うよ!」

「ええ、わかってるわ!」

「おお、奪うわよ!」


「………」


 相手の守備陣がボールを持ってる工口のFW⑩の選手を取り囲もうとした瞬間、工口のFW⑩の選手が相手のペナルティーエリアの右側まで駆け上がって来た工口のFW⑪の選手に、チップキックでちょこんとボールを浮かしてパスをする。


   後半45分※

(※アドバンテージ:現状でゴールするか、またはボールがピッチから出るまで試合を続行する)


 残念ながら、相手のオフサイドトラップに引っ掛からずにパスは成功して、工口のFW⑪の選手がボールを受け取ると、すぐに相手のゴール前までセンタリングする。


 勿論、相手のDF陣もゴール前の守備を固めているけど、その上をボールが浮いており、最もボールから遠いゴール前の左側にいた工口のOMF⑨の選手が思いっきりジャンプして、自分の所まで来たボールに全力でヘディングする。


「でぇい!」


 バァシィッ、ドォーン!


「し、しまったぁっ!」

「く、くそぉっ!」


 気づいた時には既に遅く、相手のGKもなんとか反応して右側 (GKから見て) に横っ飛びしたけど、威力のあるボールに触ることが出来ずに、そのままゴール左側に鋭く突き刺す形で入ってゴーール!


「よーし、やったぁーーっ!!」

「な、何ぃーーーっ!!?」


 ピィーーーッ!


 遂に無情にも審判のゴールの笛が鳴ってしまった。


「きゃぁああああぁ―――や、やったわぁーーーっ!!!」

「うぎぁああああぁ―――そんなバカなぁーーーっ!!?」


 なんということなのか、工口女学園の選手たちが歓喜の絶叫を上げており、鬼統一女子高校の選手たちが絶望の悲鳴を上げていた。


 ピッ、ピッ、ピィィーーーーッ!!


 後半戦終了の笛の音、このゴールが決まったことにより、ここに工口女学園が2点目を()れて、アドバンテージが終了。



   後半45分


  鬼統一1-2工口



 ここで遂に決着!

 なんと強豪校相手に逆転!

 前半で敵に先制されるも、後半で追いつき同点にして、残り5分間をきっちり使って、一気に逆転した。

 これで神奈川県は、新進気鋭の工口女学園が強豪校の鬼統一女子高校を、2-1で(くだ)して見事に勝利、県大会ベスト4進出を決めた。



 また両チームの選手たちが握手もせずに、鬼統一の選手たちがぐったり項垂(うなだ)れて足取り重く、ピッチ・フィールドから自分たちの控え室まで戻っていき、工口の選手たちがニンマリ満足して軽い足取りで、ピッチ・フィールドから自分たちの控え室まで戻っていった。



 ━公式試合終了━ (P.m.8:45)






 工口女学園側の控え室にて


 その控え室の中では、強豪校の鬼統一女子高校に勝利したことと、神奈川県の県大会ベスト4進出を決めた喜びで、ナイトサッカーストライク部の女子部員・選手のみんなが、はしゃいでいて騒いでいた。


 でもまずは選手のみんなが、試合でできた汗や汚れや疲れを洗い流す為に、下着ユニフォームを脱いで全裸になり、順番にシャワールームに入ってシャワーを浴びる。

 またナイトサッカーストライク部の女子部員・選手たちが、同じ控え室の中にいる、生徒会役員で男子生徒でもある『バクロウ』に見られても、平気で普通におっぱいやお尻や股間部を(さら)しており、()()を見ていたバクロウが、自分のズボンの股間部の膨らみを両手で(おさ)えている。

 だがしかし、彼のズボンの股間部の膨らみは、かなり大きくなっていた。


 ちなみに選手たちが着ている下着ユニフォームの洗濯・管理は、監督・コーチの指示の(もと)、女子マネージャーたちが徹底して(おこな)っており、()()を生徒会役員の生徒会長に報告されている。


(あっ、やっぱりユキちゃんやユミちゃんが着てた下着(ヤツ)と同じ下着(ヤツ)だっ!)


 その後でシャワーを浴び終えた選手たちが、濡れた全裸の身体をバスタオルで拭いていき、自分たちの下着や学校の制服に着替えてきて、その様子を男子生徒の『バクロウ』に見られているけど、特に気にしない様子だ。 またその中には、わざと着替えている自分の姿を彼に見せつけていて挑発・誘惑してくる()もいるみたいだ。 何はともあれ全員が帰宅する準備を終えると、監督やコーチの指示の(もと)、専用バスに乗って学校まで戻っていった。



ここでようやく試合が終了しました。

ここに工口女学園も神奈川県の県大会ベスト4進出を決めました。

次回もお楽しみに!

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