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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ編
45/57

*夏の県大会F(VS.鬼統一.1)



 徐々に少しずつ県大会ベスト4が出揃ってきて、下記の学校は見事に県大会ベスト4に進出した学校である。


◎正処女学園 (千葉県)

◎藤林東女子高校 (千葉県)

◎上仲西女子高校 (埼玉県)

◎莫賀北女子高校 (群馬県)

◎羽丙南女子高校 (東東京都)

◎亀甲鎖女子高校 (西東京都)

◎狂楚女学園 (福岡県)

◎暴秦女学園 (長野県)



 そして、今回は工口女学園 (神奈川県) の県大会ベスト4の椅子を賭けて試合をするお話である。






 ここは日本の神奈川県の某所


 そこは神奈川県の横浜地区某所にある特殊な屋内施設の試合会場である。


 そこでは工口(こうこう)女学園が県大会ベスト4を賭けた試合が開始される場所である。


 その工口女学園の対戦相手の学校が……遂に登場する神奈川県の強豪校・鬼統一(きとういち)女子高等学校なのである。





 神奈川県県大会最終予選第2回戦 (ベスト8進出校ベスト4進出決定戦)


 鬼統一(きとういち)女子高校.VS.工口(こうこう)女学園


 神奈川県横浜地区某所の特殊な屋内施設


 その試合会場では、ピッチ・フィールドの中央にエロの選手たちと鬼統一の選手たちの両チームの選手たちが、既に集まってきていた。

 この工口の選手たちにとって、県大会ベスト4進出を賭けた大一番であり、あの強豪校の鬼統一の選手たちと対戦することになったことは、非常に複雑な心境なのだろう。

 果たして、本当に勝てるだろうか?


 ここで両チームの選手たちが、それぞれ左右の自陣に散っていった。





 まず鬼統一のフォーメーションとは、基本的なDFが4人、MFが4人、FWが2人の「4-4-2」の正攻法の通常システムで、この試合に勝利するつもりでいるようだ。


 ホーム側の鬼統一のユニフォームとは、純白の布面積が異常に少なくノーマルなブラジャーとパンティーのお揃いに、リボンや柄やフリルとかもないシンプルなデザインの下着(セット)になっている。


 神奈川県の強豪校であり、女子サッカーの盛んな学校でもある。 また部員もかなり多いようだけど、一軍になれる部員はほんの一握りだと言われていて、またその中でも先発レギュラーになれる部員は、まさに選ばれた精鋭の選手となれる非常に競争率の高い、神奈川県でも屈指の県大会ベスト4進出の常連校である。





 次に工口のフォーメーションとは、基本的なDFが4人、MFが4人、FWが2人の「4-3-1-2」の従来通りの普通のシステムで、この試合に勝利するつもりでいるようだ。


 アウェイ側の工口のユニフォームとは、水色の水玉模様に蒼色のリボンがついたブラジャーとパンティーのお揃いの可愛いデザインの下着(セット)になっている。

 ちなみにこのユニフォームのデザインは、実は工口の選手たち……つまりはナイトサッカーストライク部の部員たちが考案したデザインの下着(セット)なのである。


 千葉県の正処女学園と同様に歴史の浅い新進気鋭の無名校であり、このチームも正処女学園と同様に県大会ベスト8進出という快挙をやってのけた。 また部員は正処女学園よりは多いけど、一般的な学校の部員数よりも少ないとされていて、ここまで一生懸命に頑張ってきてる。 勿論、今回も県大会ベスト4進出を賭けて全力で強豪校のチームと当たるつもりでいる。




 そこで両チームの簡易的な紹介も終わり、間もなく試合開始である。






 前半、鬼統一女子高校のキックオフで試合開始。 (P.m.7:05)


 まず鬼統一の選手たちが後方で(たく)みにボールをパス回ししていく。

 当然、工口の選手たちもボールを奪う為に、猛然と鬼統一の選手たちに向かっていくけど、それでもなかなかボールを奪えないでいる。


 この後方での双方のボールの奪い合いでは、工口の選手たちが鬼統一の選手たちから、なかなかボールが奪えないまま、そのまま中盤まで運ばれ進んでいく。




 ここに来て、中盤でのボールの奪い合いが両チームの間で展開されていて、なかなかボールが中盤から動かないでいる。

 ここで両チームの実力が拮抗していて、さすがは両チーム共に県大会ベスト8まで勝ち残ってきただけのことはあるようだけど、ここまで互角だと、前半は得点することが出来ないのか?


 しばらくの間、両チームによる中盤での激しいボールの奪い合いが、時間の経過を忘れさせている。




 やがて、前半がもうすぐ終了する寸前で、試合が再び動き始めた。




 そこに中盤で、鬼統一のMF⑦の選手がボールを奪い取り、すぐに前線にいる鬼統一のFW⑩の選手に、そのままボールをポーンとロングパスする。

 すぐ相手のFW⑩の選手にボールが渡ると、今度は工口のペナルティーエリアの手前までいる鬼統一のFW⑪の選手に、そのまますぐボールをスルーパスする。

 この一連の動作が早すぎて、工口の選手たちの対応が遅れている。


  前半44分


 ここでボールを受け取った相手のFW⑪の選手が、このまますぐ素早くシュートした。 まだ少しゴールまで遠いけど、このまま奥の方まで行くとオフサイドトラップにかかる恐れがあり、もうほとんど時間もなかった為に、少し強引にシュートした形である。


 ズバァッ!


「よしっ!!」

「それっ!!」


 このままボールが、ゴールに入る期待はしなかったけど―――


「なにっ!?」

「うわっ!?」


 ドォーン!


 少し強引だったのが功を奏したようで、なんとボールがゴール左上隅の所をギリギリに突き刺すように入ってゴーール!

 突然の事に、工口のGKは何も出来ずに、ただ突っ立ってるだけだった。


 ピィーーーッ!


 そこで無情にも審判のゴールの笛が鳴った。




 前半終了寸前のまさに『魔のロスタイム』と言うべき時間帯での出来事に、ゴールを決められた工口の選手たちは唖然としており、肝心のゴールを決めた鬼統一の選手たちも呆然としていた。



  前半45分


 鬼統一1-0工口



 いずれにしても、これで鬼統一女子高校が1点リードして、そのまま前半戦が終了した。





 後半戦では、一体どうなっていくのか?

 工口女学園が逆転するのか?

 鬼統一女子高校がさらに突き放すのか?

 果たして、次回までに決着がつくのか?



ここで遂に工口女学園が出陣する。

いきなり先制されたけど、果たして勝機はあるのか?

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