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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*ナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズ編
33/57

*夏の県大会ベスト16進出

今回は初の県大会ベスト16進出の余韻に浸る回となっています。


 ◎公式試合C

 (夏の県大会・第4回戦)


 場所:千葉県某所(ホーム)

 

 ○正処女学園-1

  ※ナイトサッカーストライク部

 ●華紫斑女子高校-0

  ※女子サッカー部


  学校○-●

  前半0-0

  後半1-0

  合計1-0

  ※今回は正処のDMFの鈴木妖香は、終始交代出場しなかった。





 ここで遂に正処女学園・ナイトサッカーストライク部が、千葉県の県大会ベスト16の進出を決めた。


 これは正処女学園・ナイトサッカーストライク部にとって初の快挙であり、正直言って、ここまで彼女たちが勝ち残ることなど、誰も想定していなかった。

 もう既に当初の目的・目標を果たしている、正処女学園・ナイトサッカーストライク部なのだが、ここまでくれば、もう行けるところまで行くつもりである。




 そこで今回のナイトメア・ランジェリー・サッカー・ストライク・ガールズの大会。

 その夏の都道府県大会のベスト16に見事に進出した学校名を紹介・公表する。


◎正処女学園 (千葉県)

◎藤林東女子高校 (千葉県)

◎上仲西女子高校 (埼玉県)

◎莫賀北女子高校 (群馬県)

◎羽丙南女子高校 (東東京都)

◎亀甲鎖女子高校 (西東京都)

◎狂楚女学園 (福岡県)

◎暴秦女学園 (長野県)

◎工口女学園 (神奈川県)


 などなどあるようだ。


 やっぱり、ここまで勝ち残った学校は、なかなか強そうなそうそうたる学校(メンバー)が、その名を連ねているようだ。

 その中に、あの正処女学園も入っているのだから、これはもう大健闘であろう。




 また正処女学園の校内には、もう浮かれた者や騒いでる者はおらず、その建物の外壁には、"県大会【ベスト16】進出" の垂れ幕や横断幕なども、もう(かか)げられておらず、いつも通りの普通の日常を取り戻している。




 現在の正処女学園では、学校内にある特殊の屋内施設にて、ナイトサッカーストライク部の女子部員たちが、それぞれ各自の自主練習をしている。


 一方の正処の監督とコーチは、屋内施設内にある別室にて、次の対戦相手である学校の試合内容を録画したビデオを再生させて見ていた。


「ここからは、かなりの強敵校(ライバル)が県大会ベスト16に出てきたようだな。」

「ああ、そうだな。 ここからは、かなり厳しい試合になるだろうな。」

「これから試合に勝ち進むとなると、やっぱり相当キツイだろうな?」

「ああ、そうだな。 確かにキツイけど、それでも勝ち残りたいものだな。」


「だが今度の対戦相手の学校は、なかなかのパワーと技術(テクニック)があるようだが、オフサイドトラップはあまり仕掛けていないようだな。」

「ああ、そうだな。 これはフィジカル中心のパワーで押すタイプのチームなのか?」


「それにしても、この学校のユニフォームの下着も、また随分(ずいぶん)と凄いモノだな。」

「ああ、そうだな。 これは凄いというか、派手というか、まるで一種のファッションショーみたいなモノだな。」

「やれやれ、だからこのスポーツは見世物(みせもの)になりつつあるのだ。 まったくユニフォームくらいは地味で一番だよ。」

「ああ、そうだな。 これはまたやりにくそうだな。 ヤバいぞ」


 コンコンコン!


「失礼します」


 ガチャリ!


 などと言いながら、その後も二人が、対戦相手の学校の試合内容を録画したビデオをチェックしてると、マネージャー部員の暁恵が監督・コーチのいる別室の扉を()けて入ってきた。


「おう、何か?」

「はい、今期の部活動の部費が生徒会執行部から提示されました。 これがその資料です。」

「おお、そうか」

「あと生徒会執行部は、ナイトサッカーストライク部に、顧問の教師をつけることを決めました。」

「ほーう、そうか」


 赤いジャージ姿の暁恵が、監督たちのいる所まで近づき、監督たちにある資料の書類を手渡した。


「ほーう、ウチの部の部費が、こんなにも計上されているのか? 凄いモノだな」

「やっぱり、ウチの県大会ベスト16の成績が相当キいているからではないのか?」

「なるほど、それで顧問の教師もつけようというのか?」

「おそらく、サッカーに関して素人だけど、学校の方針で決めたんだろ?」


「それで顧問の教師は、一体誰なんだ?」

「はい、英語教師のルシアノ・ファルティントップ先生です。」

「ほーう、あのイギリス人のセクシー巨乳美人教師か?」


 そう言うと、監督とコーチが彼女の優しく美しい顔を思い浮かべていた。

 (彼女が笑顔になってる)

 どうやら、この藤野宗次や立川竜徳の二人と、そのルシアノ・ファルティントップ先生とは、ある程度の面識があるようだ。


「それで生徒会執行部の承認は得ているのか? 暁マネージャーよ」

「はい、あとは監督の承認を得れば、先生はナイトサッカーストライク部の顧問になります。」


「おい、顧問って……ベンチに入れるのか? 俺には聞いたことがないけど……?」

「それなら、コーチを兼任させよう。 そうすればベンチには入れるだろう? それに女子部員だけの部活動だ。 これからは女性の先生も必要になる。」

「なるほど、確かにその通りだな。 これからは必要なのかもしれないな。 顧問の彼女の存在も……」

「よし、いいだろう。 俺たちも承認したと生徒会執行部に伝えろ。 暁マネージャーよ」

「はい、判りました。 報告は以上です」


 そこで暁マネージャーが監督たちに向かって、一礼すると―――


「それでは失礼します。」

「ご苦労だったな」

「ああ、お疲れさん」


 ガチャリ!


 そう言うと、暁マネージャーが踵を返して後ろに振り向き、そのまま別室の扉を()けて退室していった。





 後日、藤野宗次監督や立川竜徳コーチたちの目の前に、例の英語教師でイギリス人のセクシー巨乳美人教師のルシアノ・ファルティントップ先生が登場することになる。



今回の公式試合はなし。

実は試合内容を書くのが、結構疲れる。

なので、重要な一部の試合だけ、なんとか書いてる状況。

でもまた頑張ります。

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