表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*プロローグ
3/57

*プロローグ.3


 ここで『ナイトサッカーストライク部』の部員全員が、そのコーチの目の前まで集合した。


 ここで鈴木妖香たち部員がコーチの話を聞いていた。


「よーし、みんな集まったか? 今先方から同じ女子校の高校で練習試合を受けてもらえるようになった。」

「……っ!?」

「これで日頃の練習の成果が試せるな?」

「ちょっと待ってください。 コーチ、ウチの部員はわずか8人しかいません。 これでは勝負になりません。」

「そうです、コーチ」


「ああ、その心配は必要なくなったようだ。 だが、その前にまずこのチームの監督を紹介しないといけないな。」

「……えっ!?」

「……監督……?」


 女子部員たちがコーチの発言に驚くなか、一人の成人男性が4人の女子生徒を引き連れてやって来た。


「よう、久しぶりだな。 立川竜徳」

「おう、来たか。 待ってたぞ藤野宗次」


 このコーチ、立川竜徳の横に並んで立つ、この男こそ、この『ナイトサッカーストライク部』の監督である、あの藤野宗次である。


 正式に監督に就任したのが藤野宗次、コーチとして引き続きサポートするのが立川竜徳である。


「さて、こちらの方がこのチームの監督をしてくださる、藤野宗次さんだ。 俺の学生時代からの友人であり、ちゃんと実績もある。」

「よろしく、俺が藤野宗次です。 俺が連れてきた4人の部員と竜徳が育てた8人の部員で12人となり、とりあえず練習試合には出れるようになったわけだな。」


「……」


「し、しかし監督……」


「……なにか?」

「はい、サッカーはチームプレーだと聞いてます。 新たに加入した部員がどこまで出来るのか……?」

「……」

「なるほど、だが心配ない」

「それで監督、その練習試合はいつ(おこな)われるのですか?」


「ああ、来週の土曜日を予定している。」


「……えっ!? ちょっと待ってください……」

「えっ!? 来週の土曜日では、ぜんぜん時間がありませんよ……」

「……そ、そんな……」


「その心配は必要ない。 対戦する女子校はそれほど強くない高校を選んでいる。 それに勝利することが目的ではない。 君たちの実力がどれほどのモノか見るためだ。」

「別にしっかりアピールする必要はない。 みんなが今までやって来たことを監督に見せるだけだ。」


「つまり、その練習試合を見て、このチームの今後、トレーニングやシステム・フォーメーションなどを決めるのですか?」


「その通りだ。 君はなかなか鋭いな。 名前はたしか、小石川さくら……だったかな?」


「はい、一応キャプテンをさせてもらっています。 ポジションはDFです」

「なるほど、でもこれでようやく練習試合が出来るようですね。」

「はい、これでやっと練習の成果が見れますね。 小早川先輩」

「ええ、そうですね。 妖香ちゃん」


「では、次に俺が連れてきた彼女たち4人についての紹介をさせてもらおうかな。」

「よし、お前たちも自己紹介してやれ。 少しでも交流を深めようではないか。」


「「「はい!」」」

「「「はい!」」」


 こうして新たに加入した4人の部員と、もともといた8人の部員がそれぞれ自己紹介をしていた。

 合計12人の女子部員がそれぞれ握手をして「よろしく」と言っていた。

 これで足りないMFが埋まり、いなかったFWも増えるわけだ。

 とりあえず人数的には、試合として出来るようになった。



 ここで解らない読者の皆様へ、FW・MF・DF・GKについて簡単に説明する。


FW(フォワード)……最前線に位置し、攻撃の要。 最も敵のゴールを狙い、得点を多く取るのに適した選手である。

MF(ミッドフィルダー)……主に中盤に位置し、攻撃も守備もこなせる重要なポジション。 主に司令塔などがいて、そのチームをコントロールすることで、いかにチームのために出来るか、それにより試合の勝負が左右する。

DF(ディフェンダー)……後方に位置し、守備の要。 敵のFWをどれだけ食い止められるか、DFの腕の見せどころである。

GK(ゴールキーパー)……ゴールマウスを守護する最重要ポジション。 守備の司令塔でもあり、さらにDFを統率していくので、チームになくてはならない選手である。



 この後も新しく就任した藤野宗次監督と引き続きコーチをする立川竜徳の指示のもと、部員全員がそれぞれ練習を続けており、さらにシステム・フォーメーションの確認も(おこな)っていた。





 まずは『小石川さくら』についてだが―――


 こんばんは皆さん


 私が小石川さくらです。

 正処女学園の高等部2年で『ナイトサッカーストライク部』のキャプテンをさせております。

 私は主にサイドバックというサイドのディフェンダーをしています。 同じポジションの小早川かすみと、一緒に左右の端から駆け上がっていきます。


 どうぞ宜しくお願いします。




 続いて『小早川かすみ』についてだが―――


 やぁどうも、私があの小早川かすみです。


 正処女学園の高等部の2年、その小石川さくら同様にサイドバックをしているディフェンダーです。

 このサイドバックも攻撃の起点となる場合があるから、結構重要なポジションとも言われてます。


 まぁチームのために、とにかく頑張るのみです。



 そして、相手校との練習試合の日を迎えることになった。






 【登場人物紹介】


 名前:小石川さくら (17)

 ●正処女学園高等部2年B組

 身長:162cm

 出身:埼玉県某市

 星座:牡羊座

 趣味:ジョギング

 ●得意ポジション:DF

 秘技:バスター・アロー

 3S:B86/W58/H85

 利足:右足

 備考:腰まで伸びた黒髪ロングヘアーの温厚・マイペースな女の子。 とある事情で学校近くのマンションに一人暮らしをしていて、そこから徒歩通学しているようだ。 サッカーセンスとしては、キャプテンであり、守備力が凄く高く、スタイル抜群の彼女を超えることはなかなか難しい。

 ●ステータス

 ◎Lv.2

 ◎パワー:D

 ◎スピード:C

 ◎ディフェンス:A

 ◎スタミナ:B

 ◎ドリブル:C

 ◎パス:C

 ◎シュート:D



 名前:小早川かすみ (17)

 ●正処女学園高等部2年B組

 身長:164cm

 出身:東京都

 星座:牡牛座

 趣味:映画鑑賞

 ●得意ポジション:DF

 秘技:キングダム・アロー

 3S:B82/W59/H84

 利足:右足

 備考:茶髪ボブの超元気な女の子。 大学進学を目的に現在(いま)の学校に入学し、この部活に出会った。 現在(いま)は学校の寮から徒歩通学しているようだ。 サッカーセンスとしては、守備力がかなり高く、なかなか彼女を超えることができないようだ。

 ●ステータス

 ◎Lv.2

 ◎パワー:C

 ◎スピード:C

 ◎ディフェンス:A

 ◎スタミナ:B

 ◎ドリブル:C

 ◎パス:C

 ◎シュート:D

早速、ネタ切れです。

次の投稿・更新はいつになるやら……?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ