*夏の都大会B(VS.亀甲鎖.1)
今回は正処女学園のナイトサッカーストライク部はお休みです。
また監督とコーチが「あるチーム」の敵情視察に行っています。
◎公式試合A
(夏の県大会・第2回戦)
場所:千葉県某所
○正処女学園-3
※ナイトサッカーストライク部
●花槇村女子高校-2
※女子サッカー部
学校○-●
前半0-2
後半2-0
延長1-0
合計3-2
正処女学園の夏の県大会2連勝で第3回戦に進出する。
この女子サッカー部の快進撃に学園内の評価が少しずつ変化する。
この夏の県大会・第3回戦進出は、今まで予選すら勝ち残れなかった女子サッカー部からしてみれば、新たに編成したナイトサッカーストライク部での躍進・活躍はめざましいモノである。
学園の建物の壁には、長細く黒い縦の垂れ幕が垂れ下がっており、何か書かれているようだけど、よく解らない。
さらに入部希望者も少しずつ増えているけど、それでも試合中は専用のユニフォームとはいえ、恥ずかしい下着を着てプレーをするわけだから、少なからず抵抗はあるだろう。
ここでまた女子生徒が一人、ナイトサッカーストライク部に入部してきた。
その入部してきた女子生徒の事については、またおいおいと話していく。
正処女学園のナイトサッカーストライク部の女子部員たちは、数日後に控える夏の県大会・第3回戦に備えて、つかの間の休養をとっており、今は市内の大型プール施設の中に、皆がお気に入りの水着を着て、自由に泳ぎ遊んでいる。
今日は監督とコーチの二人が一足早く、夏の都大会・第3回戦を行う皇漢女学園と亀甲鎖女子高校の一戦を見学・観戦しに来た。
皇漢女学園のフォーメーションは「4-5-1」の練習試合で見せたシステムであり、攻守のバランスがよく取れた布陣である。
皇漢のユニフォームは練習試合で使用した紫色の下着を新調したモノを着用している。
亀甲鎖女子高校のフォーメーションは「4-2-2-2」のなかなかバランスの取れたシステム・布陣をしており、さすがの皇漢でも苦戦を強いられるかもしれない。
亀甲鎖のユニフォームは純白の花柄模様で、ブラジャーやパンティーには、それぞれ白いリボンが付いてる。 しかも花柄には少し透け透けなところもある。 大事な部分は橙色のシールが貼られており、ほぼ見えてはいないけど、なかなかセクシーで布面積が少ない下着となってる。
「おいおい、なかなか凄いセクシーユニフォームだぞ?」
「ああ、あんなセクシーユニフォームで、まともにサッカーのプレーなんか、本当に出来るのか?」
「ああ、まったくだ。 かなり難しいよな? なんだか見えないようにテープ貼ってるみたいだけど―――」
「むぅ、一体どうやってるのか、知りたいところだな。」
亀甲鎖のユニフォームを見た監督とコーチが、率直に感想を述べてる。
夏の都大会、西東京都代表争いのホーム・皇漢女学園とアウェイ・亀甲鎖女子高校の第3回戦。
この特殊な屋内施設には、監督とコーチの二人も見学・観戦しており、既に試合の準備も出来たようなので、両チームの選手たちも、控え室からピッチ・フィールドに出てきており、ピッチ中央に集まっている。 もうまもなく試合の前半が開始される。
ホームである皇漢女学園のナイトサッカーストライク部の女子部員たち。
下記の選手が今回のスタメンである。
12.GK劉邦
01.DF張良
02.DF陳平
03.DF蕭何
13.DF陸賈
05.MF夏侯嬰
06.MF曹参
07.MF王陵
08.MF周勃
09.MF盧綰
11.FW韓信
(※念の為に言うけど、全員女性・美少女である)
前回の練習試合と同じ先発メンバーであり、背番号も公式試合用となってる。
ピッチ中央では両チームの選手たちが、お互いの健闘を讃える為に握手をしている。
前半、皇漢女学園のキックオフで試合開始。 (P.m.3:15)
まずは後方でボールを回していく皇漢の選手たち。 当然だが、そこに亀甲鎖の選手たちもボールを奪いにくる。
皇漢陣内での両チームのボールの奪い合いが展開されている。
ここでお互いのチームが、攻撃のリズムや得点のチャンスの欲しいところである。 だがしかし、双方譲らず膠着状態のまま、ボールが定位置に定まっていない。
そこで最初に動いたのが、亀甲鎖の選手たちの方である。
油断したDFの陸賈からボールを奪った亀甲鎖の選手たちが、一斉に皇漢のペナルティーエリア付近まで、FWとMFがなだれ込んできた。
亀甲鎖の選手たちがドリブルとパス回しで、あっという間に、GKの劉邦のみとなり、一対五の状態になった。
皇漢のDF陣の戻りも遅く、劉邦の身体を張った守備も実らず、亀甲鎖のFWの選手の鋭く素早いシュートで、ゴール左上隅にボールが突き刺さる形で入ってゴーール!
前半15分
皇漢0-1亀甲鎖
なんと練習試合の時のように、公式試合の……しかも夏の都大会の第3回戦で先制点を盗られてしまった皇漢の選手たちが少し困惑する。
一方の最強の一角である皇漢から先制点が取れた亀甲鎖の選手たちがさらに勢いづく。
「まさか、あの皇漢が先制点を許すとはな……これも時代の流れか……?」
「まさか、このまま敗退するつもりではあるまいな……皇漢は……?」
「ああ、これは公式戦……しかも夏の都大会だぞ? このまま敗退するわけにはいかないぞ。」
「ああ、そうだ。 皇漢は全国制覇を目指しているはずだからな。」
皇漢の選手たちを見た監督とコーチが、率直に感想を述べてる。
前半、皇漢女学園のキックオフで試合再開。 (P.m.3:30)
相変わらずマイペースで後方からボールを回す皇漢の選手たち。
この皇漢の選手たちに危機感はないのか、それとも何か考え……作戦でもあるのか?
最強の一角であるのが皇漢女学園と狂楚女学園……あともう一校います。
もしかしたら、話の流れで出てくるかも……?




