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暴秦狂楚  作者: 南かずしげ
*練習試合編
10/57

*試合C(VS.莫賀北.1)

主人公はあくまで正処女学園の部員・選手たちである。


 ◎練習試合B


 場所:埼玉県某市(アウェイ)


 ●上仲西女子高校-0

  ※女子サッカー部

 ○正処女学園-2

  ※ナイトサッカーストライク部


  学校●-○

  前半0-0

  後半0-2

  合計0-2




 今度もまた練習試合を組んでおり、これから群馬県某市に遠征である。


 今夜はもう夜遅いので、近場の安ホテルで一泊して、翌日の夜に、練習試合をすることになった。

 部は五部屋借りており、12人いる部員が四部屋使用して、監督とコーチで一部屋使用している。

 一部屋を三人ずつで振り分けて宿泊しており、晩御飯は宴会場で食事をとり、お風呂は大浴場で入浴していて、あとは寝間着(パジャマ)に着替えたり、髪を乾かしたりして、寝る準備をしてから、そこで一部屋に三つあるベッドに、それぞれ一人ずつ眠っている。


 一方の監督とコーチは宿泊部屋の自室で、相手校の選手の事や自軍のフォーメーションの確認など、夜遅く最後まで入念に最終チェックをしている。


 ちなみにだが、また一人の女子生徒が、我がナイトサッカーストライク部に入部して、現在は13人の女子部員になると同時に、あとでこちらに合流する。

 こちらも順調に部員を増やしている。





 翌日の夜


 早速、練習試合が(おこな)われる相手校の特殊な屋内施設まで、正処女学園のみんなが専用バスに乗り込んで向かっていった。


 その特殊な屋内施設に到着すると、予め正処女学園に用意されていた控え室で、先発メンバーがアウェイ・ユニフォームの赤色の下着に着替えて準備をしている。

 ここで13人目の選手も合流する。

 さらにそこで監督とコーチも先発メンバーに指示を出している。


 どうやら今度もフォーメーションとシステムに変更はないようだけど、今回は先発メンバーを変更してきた。



 今回の正処女学園の先発メンバーは以下の通りである。


23GK.浅村忍

02DF.佐久間光(CB)

03DF.若松美緒(CB)

11DF.小石川さくら(SB)

12DF.小早川かすみ(SB)

22MF.鈴木妖香(DMF)

08MF.早乙女楓(SMF)

09MF.佐藤瑠華(SMF)

07MF.シェイナ・シューベルト(OMF)

10FW.白石恵美(WG)

20FW.カスミ・ジェンキンス(WG)


 これは攻撃陣の変更である。

 MFの恵美をFWに上げて、新たに二人の部員を攻撃陣の選手に加えた。

 また得点原動力の藍と倫の双子の姉妹はベンチスタートである。




 次の相手校は群馬県某市にある莫賀(ばくが)北女子高校である。

 このチームのフォーメーションは「3-5-1-1」の主に中盤を固めるシステムである。

 その最大の特徴は、中盤を固めながら攻守の切り替えを巧みに(おこな)い、ワントップ気味にカウンター攻撃する。

 この相手校チームのホーム・ユニフォームは、青色を基調とした黒色のリボンを付けたブラジャーとパンティーの下着(セット)であり、今回のは比較的に普通の可愛い下着(ヤツ)である。


「可愛い~♪」

「あら、私たちと同じ下着(ヤツ)なのかしら?」

「ええ、確かに色違いだけど、ウチらのヤツと似てるわね。」


 今度の学校もなかなか強い高校であり、今回もなかなかてこずるかもしれない。




 早速、正処女学園の先発メンバーも既に控え室から出てきており、これから練習試合を(おこな)うピッチ・フィールドの中央まで向かっていった。


 ここで両チームの先発メンバーがピッチ中央まで行き、審判を中心に挟んで左右に並んで整列している。

 そして、お互いの選手が健闘を讃えるために握手をする。





 前半、莫賀(ばくが)北女子高校のキックオフで試合開始。 (P.m.7:40)


 まずは後方でボールを回していく、通常のゲームの入り方をしている。 それは主に相手校のDFやDMFの選手がボールをキープしながら回していく。


 勿論、正処の選手もボールを奪いに来るけど、そこはやっぱり、そう簡単に盗られたりしない。


 そのまま徐々に中盤までボールを運んでいく莫賀北の選手たち。

 やがてピッチ右側にボールが渡っていき、完全に正処の裏をいくボール回しで()()をつき、一気に前線へボールを蹴り出す。


「―――くっ、しまった!」

「お願いバックアップを!」

「そっちにいったよ!」


 だがしかし、正処のDF陣が間に合わずに、完全に裏をかかれてしまい、あっという間に正処のペナルティーエリアの手前で、相手校のFW②の選手にボールが渡ってしまった。


「よーし、ここで一気に行くぞ!」

「よーし、こーい!」


 ドカッ、パシッ!


 ここから一気に強力で速いシュートをする相手校のFW②の選手。

 だがしかし、正処のGKの忍が素早く反応し、左手でボールを(はじ)いて、戻ってきたDFの光がボールを回収、何とか事なきを得る。


「みんな、落ち着いて行きましょう。」

「うん!」「はい!」


 今度は正処のDF陣がボールをゆっくり回していく。

 もう慣れた感じのボール回しで、さすがの莫賀北の選手もボールがなかなか奪えないようだ。

 そこから徐々にじわりじわりと中盤にボールを運んでいく正処のいつものパターンである。




 まだまだ勝負はこれからである。

 新たに加わった選手・メンバーが果たして、どのような活躍をするのか?



   前半??分


  莫賀北0-0正処

連勝しているとは言え、連戦で遠征では、さすがに少し疲れているのか?

でも、みんな頑張れ!

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