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~現実(3)~

~現実(3)~


 部屋で寝ていたはずだった。音がする。ああ、そうか。もう一人じゃないんだ。だから音がするのか。生活の音。誰かが歩いている音。扉が開く音。椅子を引く音。テレビの音。


 音がこんなにあふれているんだ。私はそんなことも忘れていた。


 実家と言うものはこういうものだった。3年離れていただけなのに、私はその当たり前の音を忘れていた。


 起き上がり、部屋の電気をつける。携帯を手に取る。そういえば、美紀からメールが来ていたのを思い出した。そういえば誰かを紹介したいと言っていた。


 美紀には悪いけれど断ろう。そう思ってメールを見た。


「今週末とりあえず会おうよ」


 そうメールが来ていた。そういえば、いつでもいいよみたいなメールを送った記憶がよみがえってきた。でも、今週末っていつだろう。週末というのがわからない。そう、私にとって毎日が夏休みみたいなものだ。終わりのない夏休み。


 学生の時憧れていたはずなのに、いざなってみると嬉しいと言う実感はない。いや、もうちょっと楽しめたら違うのかもしれない。いや、多分終わりがあるから楽しかったのかもしれない。


 私はとりあえず、体を起こして部屋を出た。


「あ、みさき。ご飯だって」


 扉を開けたらそこにお姉ちゃんが居た。どうやら私を呼びに来てくれたみたいだ。


「うん、ありがとう」


 私はお姉ちゃんと一緒に下に降りて行った。古い家。当たり前か。私が子供のころから住んでいる家だ。懐かしい。不思議だ。昼間と違う。誰かがいるだけでこんなにも違って見える。


一人きりの家はさみしいけれど人がいるって感じるだけで不安じゃなくなる。


 食卓には料理が並んでいる。煮魚に煮物。味噌汁。なんかこの組み合わせって何だろうって思ってしまった。お母さんがテキパキと料理をテーブルに並べていく。もちろん、ここにお父さんはいない。


 こんな時間にお父さんが家に帰ってくることはないからだ。私とお姉ちゃんが座ったらお母さんも椅子に座った。


「いただきます」


 私はそう言って箸に手を付ける。ああ、そうか。この食卓は気を使ってくれているんだ。


中華料理でもエビチリとか出てこなかった。まあ、あんまりエビが好きじゃないからいいんだけれどね。


「みさき、今日は何をしていたの?」


「う~ん、映画見て、寝てた」


「え?ずっと寝てたの?」


 お姉ちゃんがびっくりしている。


「うん、寝てた。多分薬のせいだと思う。あれ飲むと眠くなるから」


 確かにその通りなのだ。よくわからない病院で、よくわからない先生から処方された薬はこれまたよくわからなくて、飲むとやたらと眠たくなる。


「そうか。仕方ないよね。でも、たまには外に出てみたら」


「そうね、週末にちょっとでかけるからリハビリもかねてちょっと散歩でもしてみるよ」


 そう言ってみたけれど不安はあった。私は大丈夫なのだろうか。


「じゃあ、後で一緒にコンビニに行かない?アイス食べたいし」


 お姉ちゃんがそう言ってきてくれた。


「うん」


 消えそうな声になったけれど、私は頷いた。あまり食欲もなく少し食べて私は部屋に戻った。薬を飲むと少しだけとろんとしてしまう。ノックがする。


 ドアをあけるとお姉ちゃんがそこに立っていた。


「コンビニ行くよ」


「うん」


 私が弱々しく答えたらお姉ちゃんが私の肩に手を置きながらこう言ってきた。


「大丈夫、みさきの骨はガラスでできているわけじゃないの。人生と言う壁にぶつかってもなんちゃらよ」


「アメリね。懐かしい」


 そう、お姉ちゃんに話したことがある映画だ。一緒に見たのは公世だ。まだあの時は色んなことを知らな過ぎたんだ。それにしてもお姉ちゃんはいい加減だ。


大事なところをなんちゃらって言えてないし。つい、笑ってしまった。


「えへへ」


「元気になった?」


「うん」


「じゃあ、散歩行こうか」


 そう言ってお姉ちゃんは歩き出した。階段を降りる。ここまでは大丈夫。玄関で靴を履いて扉をあける。一歩踏み出す。足が震えそうになる。大丈夫、大丈夫。


私はそう言い聞かせる。お姉ちゃんが手を握ってきてくれた。


「手冷たいね」


「心があったかいのよ」


 なんかそう言って笑ったら大丈夫になった。そうか、笑えばいいんだ。そう、思ったら一気に気楽になれた。


コンビニでバニラアイスを買って帰る。お姉ちゃんとバカな話しをしながら歩く。そういえばこうやって手をつないで歩くのっていつ振りだろう。


 覚えていない。というか、気が付いたら私はお姉ちゃんの腕にぶら下がるようにして歩いている。まるでバカップルみたいな感じだ。


「ただいまー」


 私は力いっぱい玄関を開けた。


「ああ、お帰り」


 そこにお父さんがいた。


「お、お帰り」


 家に帰って来たばっかりだけれど、お父さんが家にいたのでびっくりした。だが、お父さんは「ああ」とだけ言っただけで夕刊を読んでいる。


 どうしてこう顔を新聞で隠したがるんだろう。全然どっしり構えきれていないのに当人はどっしり構えている父親を演じているつもりなんだ。


 それがわかるから私はいい娘を演じなきゃって思ってしまう。


「外出られたよ」


「そうか」


 なんか笑ってしまいそう。気になっているのだろうか、手が震えている。新聞をずらして私を見ようとして途中で止める。


 こういう所がお父さんっぽいんだ。


「うん、ありがとう」


「そうか」


 なんか「そうか」しか言ってくれない。でも、これでいいんだ。


「じゃあ、部屋上がるね」


「ああ」


 そこは「そうか」じゃないんだ。なんかつっこみそうになってしまった。


 部屋に上がってベッドに入る。すでにそれだけで眠たくなる。いや、眠れそうにない。


眠剤を追加しておこう。私は薬を取り出して布団にもぐりこんだ。天井にあるシミはなぜか不思議とただのシミにしか見えなくなっていた。私は臆病なライオンが勇気を手にしたような気になっていた。


 実際はただの張りぼての勇気なのにもかかわらず。私はまだそのことに気が付けてもいなかった。




 何日かして一人で外出もできるようになった。といっても夜とか夕方だけれど。


昼間はまだ少しだけこわい。誰も私を変な目で見ていない。わかっている。自意識過剰なんだよとか誰かに言われそうなのもわかっている。


けれど、どうしても他人の目が気になるし、誰かがひそひそと話していたらそれは自分が言われているのではないのだろうかと思ってしまう。


 あんなことがあったのだからショウガナイ。


 でも、ジゴウジトクジャないの?


 なんていう言葉を投げつけられるのがこわいのだ。それは剛速球だ。痛いのだ。


だから私はもう大丈夫と言い聞かせていた。その口に出した大丈夫という名のモンスターに飲み込まれそうになりながらも。


 そう、そして、週末が来てしまったのだ。来なければいいのにと本気で思っていた。


何か理由をつけて不参加にしようかと思ったけれど、何も思いつかなかった。とりあえず駅前にあるよくわからないあやとりの像で待ち合わせと美紀からメールが来ていた。


言われてからそんな銅像があったことを思い出した。


 駅前に来るといっぱい人がいる。雑踏の音が私を侵食するみたいだ。何の音なのかわからないけれどじんじんと押し寄せてくる。気持ち悪い。


 音の洪水だ。耳をふさぎたくなる。仕方がない。曲を聞こう。私はiPodを取り出して曲を流した。


 曲は何でもよかった。けれど、このiPodに入っている曲は昔の曲ばかりだ。3年前に高校生の時に入れた曲だ。懐かしかった。でも、正直何でも音を出してくれるのならよかった。いや、それは嘘だ。


 眼を閉じる。あの時に戻れそうだ。元気に走って学校に行っていた時。土の匂い。


埃っぽい教室。チョークの匂い。何が楽しかったのかわからないけれど何気ないことで笑って、泣いて、嫌な思いもあったけど、今となっては笑えることばかりだ。


いや、そうじゃないかもしれない。でも、思い出さないようにしたのだ。だから押し入れにしまっている。


楽しい思い出を思い出す。笑っていた時を思い出す。


 あの時は楽しかったな。そう思えるようになった時に肩をたたかれた。


「みさき、変わっていないね~」


 目の前にはばっちり化粧をして、きれいになった美紀がそこにいた。かわいくなりやがって。


まあ、もともと美紀はかわいかったと思う。ただ、あのクラスが異常だったのだ。普通のクラスなら多分美紀も私も違ったのかもしれない。いや、二人は友達になっていなかったかもしれない。


「ひさしぶり。かわいくなりやがったね」


「ってか、みさき。あんたすっぴん?」


「ちゃんと化粧していると。軽くだけれど」


「全然してないよ。もっとちゃんとしたらみさきはかわいいんだから」


 まあ、ちゃんとしないとかわいくないと言うことか。まあ、あの美紀がここまで変わったのだ。化粧も大事なのかもしれない。


「いいよ。そんなに気合いいれてないし」


「入れてよ、気合い。まあ今日は私の知っている中でも超優良物件だから。そんなのだと後悔するわよ」


「しないわよ。そんな後悔なんて。それにどこにいるのよ、その優良物件とやらわ」


「もう来ているよ。あそこに」


 美紀が指差した先に男性が3人いた。え?っていうかなんで3人。うち一人はあのジャガイモ君だ。相変わらず金髪の坊主頭だ。からだもごつい。服装もなんか黒一色だ。黒いTシャツに黒いシャツを着て、黒いズボンだ。そして黒いブーツ。


T シャツにラメっているどくろがやたらと目に付くくらいだ。多分あのどくろがなかったら黒子にでもなれたと思う。


 そして、その横にさらにジャガイモ君の横にはいかにも真面目という感じの黒髪をセンターわけにした黒縁メガネをしている男の子がいる。


白いシャツにカバンをたすき掛けにかけている。チノパンを履いている。なんでこのジャガイモ君と一緒にいるのかわからない。いや、さらにわからないのは、その横にいるヤツだ。


明らかにおかしい。茶色に染めた髪は少し長めで、白い肌をしている。黒いシャツはジャガイモ君と似た感じだけれど、胸元を開けていて大きなペンダントがそこにある。


ズボンにもなんだかチェーンがついていてなんだかホスト崩れにしか見えない。こう並ぶと確実にメガネ君だけが浮いている。


 ごつい、怖い顔をしているジャガイモ君とホスト君はまあ、一緒にいてもなんとなくわからなくもない。でも、そこにメガネ君がいるのはちょっとだけ浮いていて面白かった。美紀が言う。


「なんで『きらら』がいるの?」


 そう言われてホスト君がこう言っている。


「ええ、別にいいでしょ。美紀ちゃんの友達紹介してくれるんでしょう」


「あんたにみさきを紹介するつもりなんてないから」


 そう言ったらホスト君がこっち歩いてきた。私の顔を見る。いきなりにこっと笑ってこう言ってきた。


「みさきちゃんって言うんだ。かわいいね。一緒についていってもいい?」


 何この人。私はこういうチャラい男が好きなわけじゃない。「公世」はチャラいように見えていたけれど違うのだ。ただ、それがうまく伝わらないだけ。大丈夫。こんなチャラいホスト君に私は騙されない。


「そんな警戒しないでよ。そんなにイヤだったら帰るしさ」


「帰ってしまえ、きららなんて」


 美紀が悪態をついている。ホスト君の名前はきららというらしい。


「なんだか、それっぽい名前ですね。きららって」


 そう言ったら美紀が、「そうでもないよ。漢字だと空に浮かんでいる雲にお母さんの母で雲母だよ」と言ってきた。


 そう言われて私は笑ってしまった。


「それってうんもじゃん。それできららって読めるの?」


 つい笑ってしまった。きららが言う。


「笑うなよ。そういう名前なんだから。でも、響きは好きなんだ。だから名前に見合うように頑張っているんだよ」


 なんかその頑張りは間違っているのではと思ってしまった。


「でも、きららさんって悪い人じゃないみたいですね」


「そりゃ、そうだ。こいつは外見で損をしているんだ」


 そう割り込んできたのはジャガイモ君だ。損?何が?この外見は確実に損じゃなく得をしているとしか思えない。


 それなら奥に居るメガネ君なんてどうなんだ。しかも会話に入って来ずに携帯をいじっているだけだ。まあ、確実にメガネ君の方が人生を損しているように見える。


「なあ、いいかなこいつもいてさ?」


 ジャガイモ君がそう言ってくる。しかもきららはなんだか捨てられている子犬みたいな顔をしている。なんだか泣きそうにも見える。不思議なものだ。


「まあ、いいよ。そんな顔されて帰れなんて言えないもの」


「いいの、みさき。こいつ最低だよ。チャラい感じだし」


「チャラくないよ。真面目だよ。俺よりコイツの方が中身チャラいし」


 そう言ってきららはメガネ君を指差した。どう考えたってメガネ君はチャラくないだろう。どちらかというと負け組な感じだ。まあ、私も人生の負け組だから気が合いそうだけれど。メガネ君が言う。


「きららに言われたくないな。僕はただゲームをしているだけじゃないか。しかもね。このゲームは」


「ストップ。その話しは今日はなしだって言っただろう」


 そう言ってジャガイモ君がメガネ君を止めた。多分止めなかったらものすごく語りだしたのだろう。そんな感じがする。ジャガイモ君が話し続ける。


「実は俺らさ。同じゲーム仲間なんだよ。オンラインゲームの中だと榊原のキャラがホストみたいなんだよ」


「ホスト言うなよ。あれはちゃんとモデルがいるんだ。そのちょっと気合い入れたらすごいことになっただけだから」


「いや、あれはちょっとじゃねえだろう。まさかあのモデルって俺じゃないだろうな」


「きららなわけないじゃん。そんなヘタレじゃない」


「おいおい、その話しはもうやめだ。じゃないと今日の意味がないだろう。なあ、美紀。もう店に移動しても大丈夫か?」


 ジャガイモ君は時間をなぜかずっと気にしている。


「そんなに時間が気になるなら私帰るよ」


 そう言ったら美紀とジャガイモ君が一気に私を見た。美紀が言う。


「今日の主役はみさきなのよ。なんで帰るなんて言うのよ」


「ダメ?もういいよ」


 正直人ごみに酔いそうだ。そう思っていたらきららが「もういいから移動しよう。ここよりはましだろう」と言ってきた。そう言って私の腕を握って歩き出した。


「ちょっと、離してよ。帰らないから」


 そう言って振りほどこうとしたら、耳元でこう言われた。


「支えてやるよ。しんどいんだろう」


 何こいつ。ひょっとしたらいいヤツなんじゃないの?私はコクリと頷いてそのまま流れるように歩いて行った。


着いた先はちょっとおしゃれな感じの居酒屋で個室になっていた。


 すだれとかで仕切られているのではなく、本当に部屋として分かれている。こんな店があるんだ。そう思った。


 ちょっとうるさかったり、他にも人がいたらイヤだなと思っていた。美紀が言う。


「ここいいとこでしょう。落ち着ける場所って思って探したの」


 どうやら美紀も気を使ってくれているみたいだ。


「ありがとう」


 なんだかんだ言って美紀は私のことをわかってくれている。そう、いつだってそうだ。


 話してみて、メガネ君は意外と面白かった。でも、どうしてか私の目はきららを見てしまう。


「やっぱりみさきはああいう感じが好きなの?」


「そうじゃないわよ」


 トイレで美紀にそう言われた。全然「公世」とは似ていない。「公世」は特別なんだ。私はまだ動けそうにない。


「確かにメガネ君は話しも合うんだけれど、でも友達って感じなんだよね。話しが合いすぎるというか」


 そう、気取らずにいられる。見ていたアニメ、読んでいたマンガ、読んでいた小説。びっくりするぐらい一緒なのだ。


 あのメガネ君は姉がいるらしく少女漫画はかなり読んでいるみたい。普通男子で少女漫画の話しができるなんてそうそうない。


 だからこそ余計になんだ。異性を感じない。いい人なのはわかるけれどいい人どまりの人だ。美紀が言う。


「あんないい人いないよ」


 うん、いい人なのはわかっている。けれど、それだけなのだ。でも、あのきららも違う。似ていないけれどどこか「公世」を思い出すからだ。ああ、好きなアーティストが「公世」と違うんだとか、吸っているタバコの銘柄が違うとか、「公世」との間違い探しをしてしまうのだ。


「うん、私まだ無理なんだと思う。恋をするのって」


「そっか。まあ、気長にするといいよ」


 美紀が気を使ってくれてこういう場を設けてくれたのはわかる。けれど私はあのオズの魔法使いの中にいるライオンなんだ。勇気がない。いや、違う。私はドロシーになりたいんだ。臆病なライオンでもブリキマンでも、案山子でもないんだ。


 もちろんドロシーでもない。ためしにかかとを3回鳴らしてみたけれどどこにも行けなかった。


 カンザスシティーには戻れないけれど私は家に帰ろうと決めた。あそこが落ち着ける場所だ。


 まさか、その日の夜にきららからメールが来るなんて思ってもみなかった。あのじゃがいもくんが教えたのだ。私のアドレスを。しかも内容が「今度映画でも見に行きませんか?」とある。私は返信しないと決めた。この携帯は「公世」とつながっていた証なんだ。


そこにつながってほしくない。入り込んでほしくない。私はベッドにもぐりこんで眠ろうと頑張った。


そういえば今日薬を飲んだかどうか思い出せない。まあ、いいか。眠れなくてもいい。私は目を閉じた。やっぱりどこにも行けなかったことだけがわかった。





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