捕らわれのアウレリア 6
こちらは表現を規制させていただいております。
【ノクターンノベルズ】の「皇女の猫【解放版】」に完全な形で掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
夜半時。
アウレリアの部屋にはアリスが訪れていた。
話をしようとアウレリアが唇を開きかけた時、アリスが手を振りかざした。それと同時に室内の照明は落ち、辺りは暗闇に満たされた。
視界が暗転したことに驚いた直後、ふわりとそよ風が吹いて嗅ぎ慣れた匂いが鼻をかすめた。
「アリス?」
アリスの両手がぴとり、と頬に触れる。冷たい手のひらに驚きの声を上げようとしたら、唇を押し付けられてしまった。
「うっ!」
そのままベッドに押し倒され、尚も唇を吸われ続けた。
「な、なんで、こんな」
「黙って」
恐ろしく低い声だった。
ネグリジェを纏ったアウレリアの胸が大きく上下する。
また何かされるのではないか、それは痛みを伴うものではないのか。脳裏に浮かぶのはこれまでいじめられた日々。どうしてだろう、もうアリスは優しくしてくれるのではなかったのか。驚きと不安に息が荒くなっていく。
アリスは一心不乱に唇を重ね続ける。これで唇や舌でも噛まれたら、凄く痛そうだ。顔を逸らしたいが、両頬をがっちりと抑え込まれて動けない。
アリスの舌が唇をなぞった時、恐怖から身が固くなる。
――恐い
恐怖から手はベッドシーツを握りしめ、つま先を伸ばす。
「アウレリア」
先刻とは違う甘い声だった。
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こちらは表現を規制させていただいております。
【ノクターンノベルズ】の「皇女の猫【解放版】」に完全な形で掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
クリステルにべったりだったアウレリア。それが面白くなかったアリスがちょっと意地悪な
ことをします。
そんなお話でございました。
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