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Lesson1 モテる男はゲスな男

100人の女性に「ゲスな男は好きですか?」と質問すれば、恐らくは九割以上の女性が嫌いだと答えるだろう。


では、今度は「平気で浮気をする男は好きですか?」と質問すれば、同じ様に九割以上の女性が嫌いだと答えるだろう。



以上の事から「浮気をするゲス野郎」は多くの女性から嫌われると言うことになる。


それなら逆の「浮気をしない真面目な男」は女の子にモッテモテと、こう考えるのが必然では無いだろうか?




し、か、し、だ!


世の中の浮気をしない真面目な男とは、本当にモテるのだろうか?


仮にキモオタのA君が居たとしよう。

彼は真面目で浮気をする様な人間では無く、一途にアイドルを追っかける真性のキモオタである。

しかし、モテない!真面目で浮気をしない男であるにも関わらず、全くと言ってイイほどにモテないのだ!


逆にA君の隣に住むチャラ男のB君は、毎日の様に女の子を家に呼んでは肉体関係を築いている。

B君は複数の女性と関係を結び、平気で浮気をする真性のゲス野郎なのである。





さあ、ここで大きな矛盾が生じている。

平気で浮気をするゲス野郎は嫌われる筈なのに、何故か女にモテまくっている。


どこで矛盾が生じたのか?気付いた人は居るだろうか?女心を理解している者ならば、恐らく気付いている筈だ。

気付かないのは女心を理解していない証拠。それが非モテである元凶でもあるのだよ。


だからこそ、モテる為に女心を理解する必要があるのだよ。

目を背けずに理解しようではないか。女とは浮気をするゲス野郎が嫌いだと口では言うものの、本当は大好きなんだと言うことを!


認めたくは無いだろう。非モテならば尚更認めたくは無い筈だ。

非モテの習性の中に女性の神聖化と言うものがある。女を尊い存在だと勘違いし、愚かにも神聖化してしまう非モテ特有の哀しいサガ。

つまりは女の本質を理解しようとせずに、盲目になる非モテ特有の現実逃避が、女心を理解出来なくさせているのだ。



神聖化することにより女心を理解出来なくなる。

理解出来ないからコミュニケーションが取れなくなる。

だからこそ関係を築けなくなり非モテになる。


ゲスな男を愛する女の本質。これを受け入れることが出来ない現状こそ、非モテが非モテであるが所以。

受け入れたくもない現実であっても、モテる為には受け入れなくてはならないのだ。だからこそモテる道とは厳しくもあり、険しくもあるのだ。


だが、この現実を受け入れることさえ出来れば道は開かれる。


非モテの君がゲスな男になれば、女心を理解して複数の女と関係を結び、モッテモテの人生を謳歌する事だって夢では無いのだ!





…おやおや、これだけ説明してもまだ理解出来ない読者がいる様で?

なんとも嘆かわしいことではあるが、仕方ない。もう少し分かりやすく説明しようではないか。



ネットの女性用掲示板で、男は書き込みが出来ずとも閲覧は可能。

暇な時にでも見てみるとイイ、女が浮気されたことをボヤく書き込みが多数存在する筈だから。


浮気されて文句を言うのならば、浮気をしない誠実な男と付き合えばイイ。そう、つまりは僕の様な!…と、言うのが非モテの理論。


でも、女は浮気をする不誠実な男と肉体関係を築いては、浮気をされて文句を垂れる。

頭の悪い女だ。そう思うであろう?


確かに頭が悪いと思うかも知れない。しかし、それは非モテだからこそ頭が悪い様に感じてしまうのだ。


説明しよう。まず、浮気=悪だと考えるところに問題がある。モラルのある人間であれば浮気は悪だと思う筈だが、全ての人間にモラルがある訳ではない。


浮気をする=複数の女性と関係がある=つまりモテる。これが女の思考。


女はより優秀な遺伝子を求める習性がある。その為、種を残す才能である「モテる」事を重要視する。

つまり、浮気をするゲス野郎はモテるから浮気をするのであって、本来であれば忌避するべきゲス野郎であるにも関わらず、女はゲス野郎を受け入れてしまうのだ。



仮にCさんと言う女性が居たとする。彼氏であるゲス野郎のD君は他の女性、Eさんにちょっかいを出す。


Eさんはちょっかいをかけて来たゲス野郎のD君と肉体関係を築きました。Cさんと言う彼女の存在を知りながら、それでも肉体関係を望みました。


EさんにしてみればD君がゲス野郎だと理解出来る筈。それでも関係を持ったのは、自分がCさんより優れていると思われたから。


浮気をされたCさんは間違い無く傷付く。それを理解しながらEさんはゲス野郎のD君を受け入れる。

そんなEさんもすぐに捨てられるのに、愚かにもゲス野郎と関係を持ってしまった。


そして捨てられて文句を垂れる。浮気されたCさんも文句を垂れる。最初からゲス野郎と付き合わなければイイだけの話であるにも関わらず、それでもゲスな男を求めて女は夜の街を彷徨うのだ。



そんな頭の悪い女達を受け入れるのがモテる為の手段。つまり、ゲスな男に生まれ変わるのが非モテ脱却の鍵となるのだよ!




さて、ここまで話を聞いた非モテの読者は、大きく二つの意見に別れるだろう。


一つはこれからはゲスな男になってモテまくってやるぜ!と、嬉々している読者。

もう一つはゲスな男になってまでモテたくなんか無い!と、モテる事を否定する読者。


この二つの意見、どちらも正しいし間違ってもいる。


まず、ゲスになれば誰でもモテる訳ではない。ゲスで非モテの男は沢山いる。

ゲスになってモテる為には、それなりに準備が必要だ。その準備を怠り簡単にモテると勘違いするのは、些か尚早と言えよう。


もう一つの意見、ゲスになってまでモテたくない読者。確かにゲスになんかなりたくないかも知れない。それは正しい。

しかし、君がゲスにならなければ世の中の女はゲスな男の餌食になるのだということを忘れてはならない!


ゲスな男になれとは言ったが、真のゲス野郎になる必要は無いのだ。つまり、女の前ではゲスな男を演じる善良なる男になれば、世の中の真のゲス野郎から女を奪い、守り、そしてチョメチョメ出来るのだ!

まさに人生の勝ち組!これぞモテモテ人生!


ゲスな男になることを否定する者も肯定する者も、どちらも女の前ではゲスな男を演じるだけで女にモテる。これがモテ道の真髄!



私がゲス山モテ太郎と言う名を名乗っている理由、そろそろ気付いたであろうか?


そう、本当はゲスではない善良な男であるにも関わらず、女にモテる為にゲスを名乗っているのだ!

そして私はモッテモテ♪人生の勝ち組となったのだよ!



さあ、君達も私に続いてモテモテ人生を謳歌しようじゃないか!

その為に必要なのが経験値。まずは女の子に慣れない事には始まらない!

女の子の柔肌に触れ、女の子と話して経験を積む。これが無くては始まらない!


読者である君達も運が良い事に、私は風俗店を数店経営していてね。とても優良店として名高い店を切り盛りしているのだよ!


詳しくは巻末の経営店の紹介を参照に。可愛くて経験豊富な子が沢山、未来のモテモテ男の来店をお待ちしているぞ!


しかもこの本をお持ちいただくと、なんと料金が10%引きに!このチャンスを見逃さずにモテモテ男へと生まれ変わろうではないか!

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