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「闇」「糸」「憂鬱な存在」

 小さく何かが動いた音。耳を凝らす。この暗闇のなかでは目なんてひとつも役に立たない。


「どうしたの? なんかあった?」

  

 何かあるに決まってんだろ。なんで同級生の、しかも異性の部屋で拘束されてるんだよ。あと自分で猿ぐつわさせといて質問すんな。…両手をまかれているのはテグス糸か。だんだん痛くなってきたな。

 

 彼女は懐中電灯でホラー映画のように自分の顔を照らし出した。美人、というより可愛らしい顔。ウチの学年では割と人気な方だと誰かが言っていた。でも年上の彼氏がいるらしいぜー、とも。もっともこんな状況じゃよく顔を見ている暇なんてないんだけど。

 

 ―ぶっちゃけ関わったことなんて一回もない気がする。…なんで? この状況、なんで? なんてクエスチョンマークを大量発生させているうちに、いつの間にか手が自由になっていた。後ろ側から彼女の吐息が聞こえる。


「んふふふ~。じゃあ…、明日」


 しぬんじゃないわよ、耳元に囁かれた言葉の意味を考えようとした頭は、強い衝撃を受けながら床に打ち付けられ、動かなかった。

はいはいはいあひあはいはい。すみません私もわかりません。想像してくださるとうれしいです…(手抜き)。

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