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「夜空」「魔女」「伝説の主人公」

「よし! じゃあ話をしてやろうか。かつて―永久ともいえるほど昔に、この国におきた悲劇と、その裏にあった恋のことを」

 いろんな恋の形を勉強しろよな恋死―私は頷きます。恋死神こいしがみ。『恋』で死んだ人専門の死神です。つまり私。今は地上を観察に来ているところなのです。私たちのいるこの国は魔法で栄えている国だと聞いています。ちなみにお話をしてくださる方は、死神組合しがみくみあいの組合長。メトル様です。

「あそこの国はなー、めちゃめちゃ平和だったよ。まだ新人だったメトル様は数回しか行った事がなかったけど、みんな仲良く暮らしていたんだ。だけどある日突然」

「メトルさま! 何話しているんですか?!」

 突然声が降ってきました。見上げると金髪を後ろで小さくくくったかっこいいお方。なんかふよふよ浮いています。…人間ってあんなことできましたっけ? ああ、魔法ですか。なんだか飄々とたつ姿が、夜空に映えていてとてもきれいです。

「わぁお、レイアーン。久しぶりだな」

 メトルさまが小声で、この話はまた今度な、とささやきました。…変なところで終わらせないでいただきたかった…。

 えっと、ごめんなさいね。男でも魔女といー…えるということで? ちなみに前話の男の子です。ちなみのちなみに、メトルさまが話そうとしていたのはこの男の子の恋の話です。…いつか。そう、いつか!

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