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「墓場」「紫色」「おかしな主従関係」

「こんばんは。我が主はどちらにいらっしゃいますか?」

 夜中、私は毎日墓場に行く。

「おお! よく来たな。今日は何するか!」

 私の殺した、私の主に会いに。

 生きていた頃とほとんど変わらない、かわいらしい顔。明るい性格も同じく。…毒で殺したのがいけなかったのかな。顔色だけはいつも悪い。

「今宵は何を致しましょうか? そろそろ私と遊ぶのには飽きてきたのではありませんか?」

 うははっ、と主は笑う。紫色の唇が妖艶に動く。

「償え。永遠に、俺と戯れろ」

 あら…、よろこんで。

あー、私割と好きですな。この関係。最後の一行は謎なところですが、なんだかつけてみました。ありがとうございました。

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