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缶詰めの夏  作者:
4/16

姉妹の夏


「お姉様はお嫌いなものでもあるんでしょうか」


「そうねぇ......あの悪趣味な工場ね、取り壊したいくらい嫌いよ」


「お姉様お姉様? 工場は潰れましたよ?」


「え? 、嘘?」

 

「本当ですよ」


「なんで?」


「逃げ出した子供が、警察に逃げ込んだらしいです」


「逃げ出した......、管理が甘かったのかしら?」


「多分そうですね、あの人たち頭悪いですから」


「今頃、飢えに飢えているでしょうね」


「自殺か他殺か刑務所かへらへら笑いながら生きていると聞いていますが」


「......愚かね、馬鹿な人たち」


「お姉様ほどではないですよ」


「あいつを逃がした、あんたには言われたくないわ」


「わざと、ですよ?」


「知っているわ」


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