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缶詰めの夏  作者:
15/16

オマケ

 



 パパ。ママ。


 わたし、食べらんないの。

 わたし、この人、食べらんないの。

 まだ、お話し、したいな。


 ごめんなさい。


 この人の話を聞いていたら、みんなおかしいことがわかったの。

 わたしもおかしいことがわかったの。


 この人も食べるけど、人は食べないらしいの。

 わからないと思ったけど、この人のお話し聞いてわかったの。

 

 わたしたち、子供たちがおかしいって。


 わたしたちはあそこ牢獄に住んでいて、みんな違う場所に住んで、そして常識を学びました。

 

 けど。


 みんながみんな、そうゆうことじゃないことがわかりました。

 そのまま、人を食べるという、常識が埋め尽くされているのです。

 過去のきおくは消せない、あの頃の日常は消えないのです。


 そして、それが今の現状。


 わたしたち、子供たち、愛情を貰っていない子供たちは、あの人と同じように、埋め尽くそうとしているのです。

 たべると、いう、行為によって。

 もう、終わったのに。

 バカな子供たち。

 わたしたちもバカです。


 幸せに暮らしている子供もいます。

 愛されて、食べられた子供もいます。

 捕まり、人生を無駄にした子供もいます。

 そしてまた、一部の子供たちは工場を作っています。


 どうして。

 また、繰り返すの。


 それはまた、子供たちは、あの日常が恋しかったんでしょうね。

 本当に、人間に作られた人間は怖い。


 パパ。ママ。

 わたし、もう行くね。


 パパ。ママ。

 もう、その行為をやめないかぎりわたしは帰ってきません。


 この人と一緒に救いを求めにいきます。

 さようなら。


 わたしはもう人間は食べないから。

 パパ。ママ。

 あなたたちに壊されたボロボロになった身体をこの人に捧げるから。

 許して、ください。


 では、さようなら。

 

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