拾:輪廻の夏
ういっす! お久し~。
お久しぶりだね! ねぇねぇニュース見た見た!?。
あ~見た見たやばくね、あれ。
ね~、マジやばいし。
僕は静かに耳をすませた。
私は下を向いた。
マジキチガイだよね。
うんうん、頭どうなってんの、あれ。
人肉とかマジありえなくね、あんなん食いたくねぇ~。
あんなん喰ったら犯罪者だよ! ユッキー犯罪者~。
食べねぇよ! つーかまずくね。
まずそうだね~、あっでも敦の肉なら食べたいかも!。
きゃはは! 重い重いって!!。
きゃはは! だよね~~。
僕は、耳をふさいだ。
最近になってニュースになったから二年前らしいよ。
ふーん、あっそーいえばさ、あの隣のクラスの......無駄に長い名前の女子いたじゃん?。
えっーと......ああ、佐々無木さん?。
そうそう、そんな感じの!。
名前が長いからなんか違う意味で覚えやすいつーか、でどうしたの?。
そいつさぁー、食べたらしいよ。
ん? 何を?。
決まってんじゃん、お肉だよ、お、に、く。
え、マジ。
マジマジおおマジ。
いやいや、まさか、ありえないって、冗談よそうよ。
いやいや本当に食べているよ。
だっていま、あんたの後ろにいるもん。
え? __ぎゃあああああ痛い!痛っ痛いよぉ助けて! 助けて! いやいやいや痛い痛い痛い痛い!! やめろ! 食べるなああぁぁあああああ!!。
僕はまだこの夢から覚めないのかと、食べている少女に目を背けた。
百番目の子供だから。
幸せにはなれない。
ご馳走様でした。
おいしかったよ!。




