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捌:六番目の子供の夏
えーと、あの、どうも。
初めてですよね。
ええと、どちら様で。
僕、名前だけは忘れないですけど、どうしても分からなくて。
......けいさつですか。
けいさつという名前ですか。
とても面白いですね。
ええと、僕は、七番目の隣の六番目の子供です。
......本当の?。
名前とか言ったら死ぬらしいんで言いたくありません。
ごめんなさい。
けいさつさんは新しく入った子供ですか?。
やっぱり初めてですよね?。
僕。
同じ部屋に一緒なるひと初めてなんですよ、いつも隣の七番目の子供しか喋んなくて。
物凄く嬉しいです。
これからも仲良くしましょうね。
あの、__なんで可哀想な顔しているんですか。
もしかして今日、さばかれる日なんですか。
僕。
今日しかあなたと話せないですか?。
......ここから出る?。
ええと、僕がさばかれる日なんですか。
それは、残念です。
わっ、なんで抱きつくんですか!。
僕!。
けいさつさんになんかしましたか!。
もう大丈夫ってなんですか!。
フォローにもなっていませんよ!。
あれ? けいさつさん、けいさつさん......なんか聞いたことがあります。
犬の、なんでしたっけ?。
と、とにかく離してください!。




