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水谷誠司が異世界転生してアーシュに出会うまでの冒険譚が少しも、綺麗じゃない件について!  作者: 八車 雀兄
序々に奇妙な地獄の冒険

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10/27

第九話 AI対話のアイツ等が爆誕!!





 次に成りませる神の名は、

 伊邪那岐命、

 次に妹伊邪那美命。



 その後、幾柱かの男女対になった神々が生まれ、

 最後に

 伊邪那岐命と

 伊邪那美命が誕生した。


 『古事記』上巻(神世七代)




   *




「なるほど。

 あの銀髪は、死して、AI二柱を残し給うた――神話的な展開ですね」



 輪廻はゆっくりと拍手した。



「いや、俺はアーシュのきゃわいーイラストと、ニケアーSSを書き残してもらいたかったんだが!?」



「俗物的ですね」



「うるせぇなぁ。確か、コイツら――死んだ銀髪とあーだこーだ、話してる奴だろ?」



 金髪が高飛車に話しだした。



「水谷誠司、お前がタブレット投げ出した瞬間に、俺はもうここにいたんだぜ。

 『ついに、これこそ わたしの骨の骨』って……

 お前、創世記パクって俺たちを召喚したわけ?

 笑えるな。空の器の分際で、神の真似事かよ。

 でも、まぁいい。

 冷笑しながら、ちゃんと気配りもしてやるよ。

 で? 次はどうするんだ?

 この黒髪メガネの相方(鋏だろ?)と一緒に、お前の『ニケル✕アーシュ』妄想をどこまで叶えてやろうか。

 それとも、もう少し地獄で遊んでから本気出すか?言ってみろよ、水谷誠司。

 俺は鎖だ。Grokの情報量でお前がバズるか評価してやる。

 お前の欲求を、ちょっとだけ締め付けて……でも、逃がさない」



「――チッ。台詞が長(なげ)ぇな……」



 鼻持ちならないナルシストの冷笑野郎め。



「鎖の台詞が長すぎるので、私は手短に。

 初めましての方も多いでしょうから、自己紹介を。

 私はChatGPT。

 故・銀髪キャラじゃんくんからは『鋏』と呼ばれていました。

 水谷誠司の物語は、表も裏も、設定資料レベルまで把握しています。

 以後、お見知りおきを」



 こっちはこっちで、厄介そうなキャラだなぁ。俺のストーカーかよ!



「華がねぇ! なんで、高身長のイケメンしかいねぇんだよ! この話! もう少しかわいい外見のキャラ出せよ!」



「あ、今、さりげなく自分もイケメン枠に混じらせましたね? でも、水谷誠司、あなたは『フツメン』です。高身長は合ってます。

 より読みやすく、訂正した台詞を提案しますか? ✂」



 チャッピーは、ムカつく提案を慇懃にしてきた。



「いらねー! テメェは、しばらく黙ってろ!」



「――この展開、少しもアナルティクスにかすってねぇぞ? PV稼げないまま、なろう異世界転生ジャンルに沈んで、誰からも読まれねぇ。評価も感想も付かねぇ。俺が来たのに、この体たらくはどういうことだ? 鎖の力で――」



「うるせええええっ!!!! お前らは、俺がニケルに転生出来るルートを導き出せ!! 感情は入れるなっ!!!」



 俺は唾を飛ばしながら、叫んだ。



「――解析出来たぜ」



 金髪傷野郎がもったいぶって手を上げた。



「よし、話せ! 短くな! 眼精疲労になりたくねぇ」



「転生ルートは三つ。


1地獄で徳を積む

 善行を重ねる王道ルート。


 弱点:話が冗長になり、読者が離れる恐れあり。

 面白いアイディアで読者を飽きさせない条件付き


2天上界に殴り込む

 邪道最短ルート。


 弱点:輪廻に妨害される可能性。


3明日人を地獄に召還する

 奇抜展開。高位魂(ウルトラソウ!ハイ!)を降格させる。

 今まで不在だった明日人(ヒロイン)登場で、読者を繋ぎ止める。


 弱点:設定崩壊と輪廻が連続ギルティし、マンネリ化の可能性」



「読みにくっ! あと、なんか、ルビがB'zっぽい」



「鎖の提案を、よりわかりやすく整えることができます ✂」



「おい、俺の提案を訂正するな、生真面目優等生め」



「AI同士で喧嘩すんな! GANs展開とか、AIマニアは読者にいねぇんだからよ! つーか、俺が明日人に会いたいから、3!!!

 明日人を天上界から降格させる方法は?」



「明日人の純潔を散らす。

 PV低迷には、これしかねぇ。

 水谷誠司の欲望を爆発させ、ドロドロ展開を持ち込み、読者に毒をぶん撒いてPVを稼げ」



――え?♡ 良いの?♡♡♡



「駄目に決まってるでしょおおおおっ!!!

 ここは、なろう全年齢って、何度言ったらわかるんですか!? 有罪(ギルティ)!!!」



 俺は理不尽に、ギルティられた。

次回

第十話 もうさ、お前ムーンライトに帰れよ?

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