1/9
プロローグ
この世界には魔法というものが存在する。それは人の営みを助け、人の世を動かし、そして人を傷つけるものだった。
そんな世界で、大きな戦争が起きていた。山の国が湖の国を資源として欲しがり、侵略戦争を仕掛けたのだ。
だがこの湖の国も、単なる被害者というわけではない。資源を求め、あらゆる国へと略奪行為を働いている、悪名高き国だったのだ。
だから世界は、二つの国が対立するのを形だけで止めていた。真に止めるという行為をしなかったせいで、魔法で戦うこの大きな争いは、百年にも及んでしまった。
さすがにここまで戦争が続くと、両国ともどうにかしなければと頭を使い始める。そのうちに、山の国は考えた。ならば、原始的な力に頼ろうではないか、と。
そして生み出されたのが、圧倒的な暴力で全てを破壊し尽くす、バーサーカーだった。




