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実希story  作者: M3O
8/24

第八羽

   ボフッ!


   バコドカバリーン!!


   (こーか音だよ。) 


実希が落ちたのは幸いにも洗濯物の上。


物干し竿の破壊音がしたが、実希は全く気にしていない。


一軒家の大き目の家で、実希が突っ込んだ洗濯物は、薔薇が咲き乱れる広い庭に干してあったものだ。


「ふう……命はたすかったぁ~。」


自分がヤキトリにされそうになった事を思い出していると、不意に足音が近づいてきた。


   カツ カツ カツ ・・・


シーツに埋もれている実希はハッと気づいた。


「に、ニワトリにならなきゃ!!」


実希はニワトリになろうとしたが、空を飛んで体力を使ってしまった為、うまくなれない。


(も、もうだめだ……。 まぁ、ヤキトリにされなかっただけいいか。)


ポジティブになった実希はヤキトリについて考え始めた。


(ヤキトリだったら……つくねが好きだなぁ~☆)


その時!


実希はなんとヤキトリ(つくね)になっていた。


実希はヤキトリになったことなど全く気付かない。


   カツ カツ カツ カツ ・・・   ピタッ。


「What' happend?!」


どうやら外人らしい女性だった。


女性は壊れていない物干し竿に、下に落ちてしまったタオル、衣類、布団、シーツ・・・をかけると、足早に去っていってしまった。


(よ、良かった……。 さぁ、さっさとここから逃げなきゃ!)


そう思ってたとうとしたがヤキトリだからたつこともできない。


「えっ?? 足、くじいたかな?」

作 M・N

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