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実希story  作者: M3O
13/24

第十三羽

・・・しかし不思議なことに、ホルマリン漬けが見当たらない。


するとホルマリンは「ミキ!! ココへスワッテ~。」と椅子を差し出した。


実希はあっさりとその椅子に座る。


実希は、ホルマリンが知らないはずの自分の名を呼んでいたことに、全く気付かなかったのだ。


「オホン… さて…と♪ ……改めまして、こんにちは! 


指名手配中の連続殺人犯…… 太田実希さん♪」


「!!??!」


実希は気を失いそうになった。


実希の頭は「!?」だらけになり、今起きたことを理解するのにとても時間がかかった。


「オオタサ~ン♪♪(笑) なんちゃって…。 私は殺人捜査班隊長の守屋ツナミ。


ちなみにハーフよ! 今から実希ちゃんにはもう一度牢獄へいってもらいま~す☆」


なぜだかすごく楽しそうなホルマリ………、守屋ツナミ。


「!?」


実希はヤバイヤバイと、とっさに出口から逃げようとした。


が、ドアが開かない……… (汗


そこで!!!


実希は頑張って事情を説明してみた。


   そして10分後......


「ほー。 つまりあなたは父親に殺されかけて父親を殺してしまったと。


正当防衛を訴えるわけね。」


「し、信じてくれますか!!?」


「うん。 まぁ、今からあなたの家に捜査隊を向かわせてみるけどね。 一緒に生活した仲だし!


信じましょー!!」


「やった!!」


実希は大喜びで飛び跳ねていた。


が、それもつかの間。


「け・ど!! その後の殺人は? どうしてかしら? また正当防衛? そんなはずないわよね。」


「うっ………。」


実希は言葉に詰まる。


「一体いくつの命が失われてしまったと思っているの……? さあ!!


どうなのよ!!?」 

作 M・S

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