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あの日

 

幼い頃の君 いつも泣いていた        

時折笑顔みせては そう 照れ隠し 

                

傷をつくる僕に 手当てし背中をさする              

その度君は 心に傷をつくっていた                



雨の宮 肩寄り添い それだけで                 

満たされていた けれど そこからの

               

続く道 手に入れて                

君の涙 拭う為

       


泣くことが日常で なくなると 不意に              

雨上がりの水たまりが足元に 

                   

逆さに映る僕をみて 粒の残骸                    

「欺きさえも反射ひかるのね」と 刹那に微笑         



雨の宮 肩寄り添い それだけで                 

満たされていた けれど そこからの 

              

続く道 手に入れて                       

僕の涙 拭う為 

                        


偽善だらけのこの世界に                     

それ以上に自分の使命 

                     

僕のせいで傷ついた君守る為 僕の弱さ思い知らされ        

自分と向き合う 君と向き合う 目の前と向き合う  

       


君を傷付ける覚悟 持ち                     

心に従うプロセス 

                       

これからは影で泣いても背中をさする人はいないけれど      

いままでそうしてくれた 君の手の名残が背中覚えている 

     


淀んだ水たまり 虹が映っては                  

けがれたタイヤに踏みつぶされる   

           

それでも

雨粒 弧を描いては


拡がっていく            



脆弱さ思い知り

 

                       

そこから踏み出したあの日


                    

君は泣いていたね   


                     


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