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乾いた空に飛行機の音速が つられて顔を向ける              

河原には子どもが遊んでいた                       

すると辺りに一羽の蝶が舞う 振り払えど蝶が舞う

             

俺は言った 「一緒に来るか?」                        

籠に入れ鏡を取り付ける 「これでお前は独りじゃない」            


そう呟くと 何故か俺の目の前に教会が                   

そして蝶がこう言った                                


あの時にこの時に 縛られては                          

そのロープを自分で解くことも出来たはずなのに                

鏡に映るその姿 囚われては酔いしれ 割る術を手に入れようとさえしなかった

わたしの過ち それこそが……                           


俺の手にはグローヴがはめられ 蝶は籠から外へ舞う             

蝶を追う為にシャドーを                            

過去敬うため 右 拳 

過去葬るため 左 拳 

                   

蝶は幾重もダメージ受けず                           

籠のなか 鏡の存在で 安心材料増えていく 

                   

興じるごとに 何故か俺の足は教会へ向く                       

舞いも頭に響く声                              


あの時にこの時に 縛られては                         

そのロープを自分で解くことも出来たはずなのに                

鏡に映るその姿 囚われては酔いしれ 割る術を手に入れようとさえしなかった

あなたの過ち それこそが……                           


暗闇のなか 教会のリング 目の前には10歳のおれ             

始まりのゴングが鳴った 

                            

俺の右のストレートには おれはみぎのストレートを              

左スイングには ひだりスイングを

                         

気が付くと俺は横たわり天井を見ていた 息があがり            

身体は血まみれ 蝶が舞う 籠に入れようとすると 

              

そこには俺が映っていた その時鏡にひびが入る                


目の前には壁が 鏡を置くと                          

無限大にも広がるし そしてひびも入る                     


脳裏に響く声 「囚われの身を望むの?」 

                   

蝶を放つ そこにはあの時の空が広がる

                  

俺はひとり 河原に佇んでいた


子どもが泣いている 近づいて来る男の子 

                   

「何故泣いているんだい?」                             

「帰り道がわからない」 

                              

頬に伝う涙を 認め拭う 拡がる  

                     

「俺が道を探すよ 泣くな一緒に行こう 肩車してやるから…… 」 




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