問21「その体、鋼より硬し」
アーマーだって?こんな時に限って防御系なのかツイてるな。5はアーマーなんだね。わかったよ。ちょっと待って、パラメデスは?見当たらない?失くした?嘘だ。こんな時に、どこだ?どこなんだ?僕は、首を回して探したが見当たらない。どこに・・・考えようとして、上を見上げる。あ。
パラメデスは僕の頭上で、巨大化していた。
「・・・」
僕は、固唾を飲んだ。どうなるんだろう。筋肉と骸骨は動きを止めている。筋肉と骸骨が一歩歩いた。
「その体、鋼より硬し。」
おそらく筋肉が喋った。
「その拳、鋼より硬し。」
おそらく骸骨が喋った。
体、拳?がなんだって?硬い?自分たちの説明でもしているのだろうか。ナンバーズは特別なんだなぁ。いいな。僕もそうなりたいよ。そしたら、痛くないのになぁ。
「その六面体、展開すべし。」
おそらく、筋肉と骸骨が同時に喋った。
展開?なんの話を・・・・・・・・・そういうことなんだね。わかった。理解した。
僕は頭上を見上げた。そして、口を開いた。
「『パラメデス エキスパンド!!』」
文字通り、と言うべきか、僕の言葉通りと言うべきか、パラメデスが展開した。そして、僕の背後に降りてきて、浮遊している。誰が作ったんだ凄すぎる。でも、普通教えるか?余裕なんだろうな。まあ、勝たせてもらうけど。
「パラメデス背後を頼むよ。これなら戦える。」
僕は、歩こうとしたのだが・・・
待って、体が重たい。動きが鈍くなっている。
これじゃ、まともに攻撃をくらう。どうすれば、パラメデスで守るか。しかし、一つの盾で、二体の攻撃を封じることは不可能。どうすれば。
僕は、筋肉の攻撃をまともにくらった。骸骨の攻撃はパラメデスが防いでくれた。
「いた・・・あれ?痛くない?」
そういうことか。体。拳。僕の説明だ。これなら、戦える!遅いけどね。
僕は、筋肉を殴り返した。僕は覚えたてのフックをかました。
筋肉は大きく揺らいだ。だが、倒れはしない。これでもだめなのか。純粋な拳のぶつかり合いになる。勝つのもちろん耐えた方だ。筋肉は、よろめきながらも、拳を振るう。空振りだ。どうやら、相当効いているらしい。僕ら、何度も拳をぶつけ合った。だが、僕には効かない。筋肉にだけ、ダメージが蓄積されていく。
次で決める。
「コークスクリューブロー!!!」
大地に教えてもらった技だ。拳をドリルのように回転させ、相手にヒットさせる。これを、まともにくらって、立っていられるはずがない。僕の鈍く重い拳は、筋肉に直撃した。




