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プロローグ
凍てつく白魔が荒れ狂い、世界は闇に包まれた。
一寸先も見えない吹雪の中、懸命に歩を進める者が二人。
尖った狐耳ともふもふな尻尾を持つ青年と、ヘーゼルの髪と瞳を持った人間の女の子だ。
二人は迷いない足運びで雪山を下っている。
不意に女の子がふらつき、小さく悲鳴を上げた。
どうやら、ごうごうと吹き付ける横風に足元を掬われたらしい。
そんな彼女を引っ張りあげた青年が、大事そうにその細い肩を支えた。
二人は互いを守るように寄り添い、微笑み、そうしてまた歩き出す。
目指す先は雪に紛れて見えなかったが、彼らの目に不安はなかった。
降り止まない雪に呑まれることなく、二人は足を動かし続けた。
この小説を開いて下さり、誠にありがとうございます( ᵕᴗᵕ )
今回も例によって後書きに何やら書き残してありますが、大したことは書いていないので無視してもらって大丈夫です(笑)




