●基礎of基礎 その4 書きたい事からプロットを作る方法(書きたい事から、5w1hを埋める)
今回は、悪い例は無しですww
プロットとは、物語の骨組みとなる部分です。
これに肉付けして膨らませることで、物語になります。
つまりプロットの作り方とは、物語の作り方そのものでもあります。
書きたい物が見つかった、あるいは何となくこういう物が書きたい。
しかしその先に進めない。
書きたい物を箇条書きしても、それを物語にするためのプロットが作れない。
そういった悩みを抱えている人は少なくないと思います。
今回はそんなプロットが書けない人向けの内容となります。
結論から述べましょう。ズバリ書きたい事の5w1hを完全に埋めることです。
5w1hとは
when……いつ
where……どこで
who……誰が
what……何をする
how……手段(どのように行う)
why……登場人物の目的、物語の目的(big why)
の6つです。
(whichは使いませんwww)
具体例を挙げましょう。
まず書きたい事を
・主人公がチートを貰ってハーレムを作って成り上る
としましょう。
この情報だけで5w1hを順番に埋めると
when……?(不明)
where……?(不明)
who……主人公、ハーレム相手の女性(何人か、どんな人かは不明)、その他(不明)
what……ハーレムを作って成り上る
how……?(不明)
why……?(不明)、big why……チート好きな読者、ハーレム好きな読者を喜ばせる
この5w1hで?(不明)を埋めることで、プロットが出来ます。
プロットのひな型は以下のようになります。
・プロットひな型
whenに、whereにて、whoが(いる)、(主人公は)whatを、howという手段を用いて行う。
理由はwhyという目的があるから。
なお、この物語の目的はbig whyである。
では試しに上記の?(不明)を埋めてみましょう。
今回は全て埋めましたが、あえて一部は埋めずにプロットを作って、埋めなかった箇所は後日即興で考えて書くというのもありです。
when……魔王に倒されそうになった時~
where……魔王城
who……主人公、魔王(女性)、パーティメンバー2人(僧侶、魔法使い)、その他(パーティメンバー男(序盤で殺しておく))
what……ハーレムを作って成り上る
how……魔王に、悪あがきで使った洗脳魔法(実はチート)が効いてしまった。よし魔王を使って成り上るぞ。
why……主人公は勇者だが赤の他人のために仕事をするのにうんざりしていた、
big why……チート好きな読者、ハーレム好きな読者を喜ばせる
ではひな型に入れましょう。
プロット完成例
魔王に倒されそうになった時から。
魔王城にて、パーティメンバー男(序盤で殺しておく)とパーティメンバー2人(僧侶、魔法使い)と魔王(女性)と主人公がいる。
主人公は『ハーレムを作って成り上る』事を、悪あがきで使った洗脳魔法(実はチート)で洗脳した魔王を使うことで行う。
理由は、勇者の主人公は赤の他人のために仕事をするのにうんざりしていたから。
なお、この物語の目的はチート好きな読者、ハーレム好きな読者を喜ばせる、である。
大まかなプロットが完成しました。
細かい具体的な内容は、もっと深掘りする必要があります。
しかし、少なくとも何をどう書けば良いのか分からない、という事は無くなったはずです。
今回はここまでです。