第29章 試験一週間前に於いて
試験一週間前。我が校では、試験時程表が職員室前に掲示される。ひしひしと試験前を感じさせるのだが、此の日のLHRで学祭について話し合うあたり、流石附高白川である。此の日は先ず、生徒会倉庫の備品について話し合った。生徒会倉庫は北棟に在り、木の棒やベニヤ板等が収められて居て、学祭では各学級の希望が重ならなければ借りる事が可能だ。取り敢えず何が借りたいか、其れを話し合うと云う訳である。そして次に、演劇の役を決めた。此の際、音響に僕と安西があたる事となった。裏方と云う物は簡単そうに見えるが、此処がしっかりして居ないとしっかりとした物を作る事が出来ないと云う、或る意味重要な部分である。尚、大体の役は有志の演出組が一番合いそうな人を当てはめたので、中々納得のいく配役だったと思う。
更に、台本も配られた。此処で演出の代表が、各自練習をする様伝えて居たので、僕は母親がプロのナレーターである事を打ち明け、何か聞いておいて欲しい事は無いか尋ねた所、効果的な発声練習を教えて欲しいと云う事だったので、後日母親に聞いておこうと思った。更に、僕は主に鉄道の車内放送を録音すると云う目的で、スマホに繋げる高音質マイクも所持して居たので、此れも使えないかと提案した。孰れも演出を代表して居た千頭には好印象であった様である。
帰宅し、取り敢えずマイクの写真を撮って千頭に送り、又母親に発声練習について尋ね(あいうえおあお...と云う物を薦められた)、此れも千頭に送った。因みに鼻濁音も練習した方が良いらしい。尚、「が」の鼻濁音は「か゜」と書き表すらしい。どうも不思議である。
さて、其の後だらだらと架空の国家を創作する等して其の日はあまり勉強しなかった。おい。
次の日。此の日は或る程度世界史等を勉強して居た。因みに西班牙の南米支配に関して、「エンコミエンダ制」と「アシエンダ制」と云う物が在り、此れ等の名称をしっかり覚えようと云う事で、「エンコミエーンダアシエンダ-」と時々歌うことにした。尚其れ以上の意味は無い。
又、内田は清峰県で無く掛石県出身だと云う事も分かり、何故か掛石県に在るNR赤井本線九本松駅の話で盛り上がった。特に九本松峡は或る程度有名な観光地である。まあ勉強も...、し、して居ましたよ?(汗)
更に次の日。考査前の焦燥感からか、コミュニケーション英語の授業で使われて居る単語帳に対する罵倒が書かれて居る黒板に、英語表現ⅠBの試験範囲が貼られたが、此の教科の担当の赤山先生は頭がおかしいと評判なのできっとまともな問題は出ないだろうと云う予想が出回った。然し本人曰く授業で扱った問題しか出さないつもりらしい。もしかしたら意外と勉強せずに済むかも知れない。
又次の日には、架空国家もそこそこに、コミュニケーション英語のテスト勉強をして居た所、尾崎がプリントの写真を送って欲しいと頼んで来たので、少々面倒乍らも画像を送った。とは云え僕の予想として、英語の特に読解に関しては、文法事項を或る程度理解して居れば解けるであろうから、心配は要らぬであろう。きっと。
さて、又日付が変わった。...、駄目だ此の日も架空国家しかやってない() 一応少し数学もやった。
其の次の日には、情報の授業が在った。然し僕は実はパソコンの扱いに非常に慣れて居り、結構授業中も暇を持て余して居る。其処で、ペイントソフトで数学の伴先生の顔を描いて遊んで居た。
...本当に考査直前か?




