スレイヴアルカディア—時空の迷い人—

　小さな街に住む少年は妹を亡くし、絶望の果てに自殺をした……はずだった。目が覚めると、何故か少年は見知らぬ街に立っていた。
　自分が死んでここに来たと考えた少年は、妹もここに来ているかもしれないと考え、街を歩き回った。
　ある路地に入った時、少年は奇妙な事件に巻き込まれた。殺されたはずなのに、何故か生きていたのだ。
　金を稼ぐために働き始めた少年は、奴隷街で妹によく似た少女に出会う。誰かを守ることを欲していたのか、少年はその少女を救うため、動き出すことを決意した。

　これは、とある時空に迷い込んだ少年がその役割を果たすまでの物語。