絶対神話
私の作品世界は、この精神に貫かれています。
この世界には、唯一神がおります、それは、まぎれもない事実です。
彼でも、彼女でもないそれは最初に宇宙という空間を作り上げました。
そして、元素を造り出しました。
「H He Li Be B C N O F Ne」
どんどん世界が重く、複雑になっていきました。
時は流れて、今。
世界はプツプツ切れて、バラバラで軽くなっています。
つながりは軽く脆く切れやすくなり、0と1で表されます。
警鐘を撒き散らす人々と、退廃的になっていく現状。
こんなことは今までも繰り返されてきたのに。
今から、そんな現実の終わりを童話にして見せます。
昔書いた御伽話を再生します。
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昔、昔、西暦と言うものが始まる前のずっと昔から、
神という存在の定義について争いがありました。
そして西暦2900年には、このような事件があったのです。
「父なる太陽、母なる海」
この文句に、とある宗教団体がいちゃもんをつけました。
太陽が父で、海の母は下に立たされている。
母は、生命をつかさどる片方の車輪なのに。
母をもっとあがめよ! そうでないと救われやしない。
それは、理不尽な意見なのです。
自然は崇めるものではなくただそこにあるものなのに、
どうして崇めなければならないのでしょう?
話をもとに戻しましょう。
いちゃもんをつけられた宗教団体は、攻撃を恐れて父の名を消しました。
「母なる海、母なる大地よ」
しかし、100年後にまたその宗教団体にはいちゃもんが来ました。
「父の存在はどこへ行ったのだ」と。
奇しくもそこは、「母を崇めよ」といちゃもんをつけた宗教団体の流れを引いていました。
100年もたてば、皆自分たちが何を言ったのか忘れてしまうのです。
いいえ、もしかしたらその宗教団体は、
とある宗教団体にいちゃもんを付けたいだけなのかもしれませんね。
とある宗教団体はこれ以上の衝突を避ける為に、
反対して来る宗教団体と会議を行いました。
反対して来る宗教団体はこう言いました。
「司祭が『父なる太陽、母なる海』と言い、
信者たちは『母なる海、父なる太陽』と返す。
これなら、父も、母も、海も太陽も、平等に崇められるのでいいだろう」
会議が終わった後二つの宗教団体は同盟関係になりました。
また、この時から西暦は、「教会暦」に変わりました。
そして、その後唯一神である「絶対神」様が、
たくさんの天使と精霊と子分の神様を連れてやってきました。
その中には、キリストもいるし日本の神様もいるし、やりたい放題です。
彼は言いました。
「我は、平和な世界になったことを心から喜んでいる。
これからは我が表に立って世界を導き、
よりよい社会にするための知恵を授けよう」
平和になった世界には「絶対神」様に授けられた知識を応用できる、
何人もの賢者が現れました。
そして、司祭や困っている人の下に神の知識を正しく伝えるのです。
そしてその世界は教会暦3000年、西暦5000年までは平和に続きました。
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その後世界は一度滅び、また再生し、もう一度滅びそれから眠りにつきました。
皆さま、安心してください。
宇宙はそう簡単には消えません。
ヒトの世が消えたり、変化しても宇宙は続きます。
だから、安心して毎日を過ごしましょう!
私の御伽話は、これでおしまいです。




