表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/9

お風呂(三人称)


三人称は、慣れていません。

何となく書いてみただけです……。

あんまり色気はないので安心して読んでください。



 まだ湯気で満ちていない時、少女は一人で湯をかける。

湯の熱が伝うたびに、少しずつ青ざめた肌が桃色になっていく。

水滴が肌を舐める。その様子を見て少女はため息をついた。


 少女は浴槽につかる、目をつぶる、顔に湯をかける。そして熱を帯びた手でまぶたに触れる。

顔はまだ冷えているらしく、土気色をしている。

「アイマスク……なんてね。」

少女は一人呟いた。


 少女は暴れる。湯の重みで浴槽は響く。

どしん、どしんと。まるで地震のように揺れる。

少女はわめく、自身の苦しみを込めて。

反響する。しかし少女はわめき続けた。


 少女は一人立ち上がり、お風呂でのもろもろを済ませる。

泡が肌を滑る。色づいた肌に、滑る。

やわらかい湯気が浴槽を満たし、泡は少しはじける。

そして、湯が少女を隠す泡を洗い流して……。


 少女は、浴槽を出た。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ