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夜ならね。
日が沈んで、夜になる。
そうしたら妾は少しだけ元気になる。
この時間は妾のことを誰も気にもとめないし、認識も薄くなる。心地よい。
早く日が沈んでくれないかと待っている。
まだ、夜7時は明るくて、まだ、妾は外に出られない。
暗くならないと。
誰かにみつかってしまう。
夜を歩く人達は好き。
仕事帰りの人も。走ってる人も。
妾と同じくこの暗い夜を歩いている人が好き。
頑張っているんだね。
疲れているのに早く家に帰りたい。
家族がきっと待ってくれているんだろうね。
家に帰りたくなる理由が何かあるんだろうね。
羨ましい。
そして、同じく夜を歩く者たちを妾は好きだな。
誰も妾を知らないし、気にもとめない。
ありがとう。
昼間は明るすぎて、馴染めないんだ。
溶け込むように。
夜は息が軽い。




