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プロローグ
世の中は作りもので溢れている
私は造花が好きだ
綺麗だし枯れないし
ずっとそのままの状態でいてくれる
世の中は嘘で溢れている
人は多かれ少なかれ嘘をつく
人を守るための嘘も
人を傷つける嘘も
私は嘘でできている
私が発する言葉は大半が嘘だ
嘘をついている自覚がない時もある
どれが嘘でどれが本当か
もう分からない
いつからだろう
私が嘘をつくようになったのは
いつからだろう
私が
意思のない
ツクリモノになったのは
私は今日も嘘をつく
私は今日も正直者のふりをする
嘘をつくたびに自分が、
本当の自分が消えていくのを感じながら、、、




