サヨナラは悲しい言葉じゃない
ここはとある高校の演劇部。冬公演の練習はあと少しで終わるところ、3年生がやってきた。
きらりん:今日の練習はこれで終わり。明日仕上げたら本番だからね。
クロエ:全部私の役目なんだよね…
きらりん:演出の話だから…部長にお返しします!
海美:お返しされました!
クロエ:先輩たち!?
早苗:ごめんなさいね。でも話さなければいけないと思ったので、少し時間をいただきます。
わたぼう:…わかりました。先生呼んできますね。
クロエ:それでは着替えて集合してください!
こうして彼女たちは着替えた。一方卒業を待つ3年達はそわそわしている。
海美:言わなくちゃいけないんだ…私たちができる最後の…
早苗:最後なんて言わないでください!最後じゃないですよ…
くるみ:でも…
昴:みんな、言おうよ。帆花先輩だって言ったんだよ。涙を流していいから。
海美:…そうだな。私たちは4人で1つだ。
着替えが終わり、円になり集合した。真ん中には3年生が待っていた。
クロエ:それでは3年生のみなさん、お疲れ様です。
海美:お疲れ様です…
クロエ:…すみません。大丈夫ですか?
昴:大丈夫です…ねぇ、話せそう?
海美:ちょっと待って…大丈夫だから…
昴:そう。ゆっくりでいいからね。
海美:…はい。私たち3年はこの活動をもって…演劇部を卒業します!
早苗:3年間お世話になりました!
くるみ:これからもこの3年間で学んだことを活かして…活かしたいです!
昴:…3年間本当にありがとうございました!
クロエ:こちらこそ…3年間ありがとうございました!
きらりん:そしてお疲れさまでした!
わたぼう:先輩から私たちが受け継いで、新たな歴史を築いていきます!
彩子:私たちに任せてください!
ちー:…本当に泣きそう…泣いてもいいですか?
クロエ:大丈夫だよ。
彩子:うん、とことん泣いて。
ちー:…みなさん本当にお疲れさまでした!教えてくれたことを私たちは胸に刻んで前進します!なので私たちのことを温かく見守っていてください!きっとこの演劇部は…
わたぼう:ねぇ、まだ最終回じゃないよ。
早苗:ちーちゃん、ありがとう。そして、みんな本当にありがとう。
きらりん:そうだ、この意識もさ冬公演に乗っけようよ。
杏子:そうですね!
結愛:明日は精一杯やりましょう!
柴乃:もちろん私たちのこと、見に来てくれますよね!
海美:当然だ。当然だよ!
昴:最後の精一杯、見させてもらうよ。
クロエ:ありがとうございます!
早苗:本番前、私が中心で円陣組みましょう。
ひかり:ありがとうございます!
きらりん:それじゃあ明日、魂を込めて演技をしよう!




